nagi*@猫と珈琲、徒然日記。

ことし45歳になるんだなぁ、と思ったら、これまで誰に見せるでもなく書いてきた日記を、誰…

nagi*@猫と珈琲、徒然日記。

ことし45歳になるんだなぁ、と思ったら、これまで誰に見せるでもなく書いてきた日記を、誰かに読んでもらいたくなった。一抹の焦燥感と諦めとわきあがる感傷的な気持ちと。あたらしく何かを始めたいというよりは、いま手元に残っている大切なものをせいいっぱい愛でて生きたい。

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noteはじめます。

はじめまして、nagi(凪)といいます。 凪は以前書く仕事をしていたときの筆名で、仕事のほうは廃業してしまってますが、今でも「凪さん」とか「凪ちゃん」とか呼んでくださる方がいるので、SNS上での名前に都合よく使っています。 今始める理由 ブログをやりたいと数年前から考えていて、デザイナーの友人に相談したのはいつのことだったか、、、(昔から口ばかりで周りを巻き込みながらも実際に行動できない悪癖がわたしにはあります) 今回重たい腰をあげたのは、プロフにも書きましたが、『年齢』

    • お土産には珈琲豆を。

      近所にあってまだ行ったことのなかったお店に、お散歩がてら行ってきた。 最近は、珈琲にこだわっているお店が増えているような気がして嬉しい。(少し前はドリンク<スイーツだったような。力の入れようがね) 普段、家で飲む珈琲も、以前は決まったところの珈琲豆を切らさないように買っていたけれど、最近は初めて入ったお店でもお茶した帰りに珈琲豆を買って帰ることが多く、今のところそれで切らさずやれている。 いいお店だったなぁ、と家で反芻するとき、お土産に買ってきた珈琲豆の袋から微かに香ば

      • あの頃の自分に会いに行く。

        2024年4月27日。 朝からNetflixで『シティーハンター』を観て、Tverで『アンメット』の2話を観る。どちらも少しだけ泣きそうになりながら、いい作品だなぁとしみじみ。 夢中で観てるわたしの隣でめずらしくりく(猫)の鼾のような鼻息が聞こえる。鼻詰まってるのかな。 まぁ、とにかくいい週末のはじまり。 *** ところでわたしは先週、1泊2日で東京へ行ってきた。ライターになりきれなかったころ①でも書いた「写真展」を一緒にやった2人の友人に会いに。3人で最後に会ったのは、

        • ひとり暮らしと猫─週末の過ごし方─

          わたしは今、土日休みの週休2日制で働いている。平日は残業も多く、朝7時頃出て夜8時か9時頃の帰宅。その間、りくはひとりでこの部屋にいる。ほとんどの時間を寝て過ごしているとわかってはいるけど、寂しい? というよりは退屈なんだろうなとは思ってる。 金曜日の夜は、りくが飽きるまで遊ぶのに付き合って、わたしも夜更かし。 土曜日の朝は、いつもの時間に起こしにくるのでひとまずトイレとごはんを確認して、わたしはもう一度ベッドに潜る。りくもわたしの傍でもう一度丸くなる。 日の光がカーテン

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          手元に置いておきたい本*『海外ミステリー』3選*

          読みかけの文庫本が常に鞄の中に入っている、くらいには本が好き。 でも、本の保管や処分ってみんなどうしてるんだろう。 電子書籍に移行、ももちろん考えたけど、わたしはやっぱり紙の本が好き。もともとあまり一度読んだ本を読み返したりはしないけど、それでも最近はとくに手元に残しておきたいものだけを選んで買うようにしてる。以前より買えなくなったけど、処分するときのストレスを思うと……仕方ないのかな。 そこでここでは、わたしがいろいろ吟味して今、手元に残している本を紹介しようかなと。今回

          手元に置いておきたい本*『海外ミステリー』3選*

          ライターになりきれなかった頃のこと②

          ①を書いてからなかなか筆がすすまず、、、 ライターの仕事をし始めたころ、本業はアパレルの販売員(契約社員)だった。医療事務員からの転職。24歳で高校生の頃から好きだったブランドを持つ会社に運よく採用され、憧れのお店の販売員になった。 一つ願いを叶えたことは、次の憧れに向かわせるステップになったと思う。「なんか、できる気がする」根拠のない自信を身に纏っていたあの頃のわたし。 プロの洗礼 最初の数件は知人からの紹介での仕事で、今思えばいろいろと大目にみてもらえていたんだろう

          ライターになりきれなかった頃のこと②

          ひとり暮らしと猫

          「ひとり暮らしでペットを飼う」というのはやっぱり誰にでもすすめられることじゃないなぁと思う。わたしだって自分以外にも人がいるほうが何かと安心だし、助かる。それはわかった上で、わたしは自分のわがままで、ひとりで猫と暮らしている。 まぁ、そういう矛盾はひとまずおいて、ここではひとりで猫と暮らすときに直面する困り事を書いていこうと思う。最初からちょっとネガティブだけど、本気で考えてるひとに参考になればいいな。 ペット可(猫可)の賃貸物件の少なさ まず、ペット可の物件がほんとう

          ライターになりきれなかった頃のこと①

          noteをはじめてすぐに、ここはライターさんが多いんだなぁと思った。たしかに書く仕事をしてる人と相性のいい場所だと思う。 いろんな方の記事を読んでいたら自分のことについて整理したくなったので、書いてみることにした。 わたしは、ライターには一応なれたけど、続けられなかった側。……いや、なんて言ったらいいのかな、一時期ライターと名乗ってそれで報酬をもらっていたけれど、結局それ一本で食べていくことはできなかった。当時、副業ではなくそれで食べていくことを目標としていたので、「なりき

          ライターになりきれなかった頃のこと①

          赦せないこと

          先日、祖母が亡くなった。 92歳。老衰。 祖父が亡くなってからわたしたち家族と同居をはじめた。後妻なので長男である父とは血の繋がりがなく、つまりわたしとも血縁関係がない。父の下には妹(祖母の実の娘)が2人もいるのに、田舎特有の「世間体」ってやつを気にして、長男である父が土地を相続する代わりに同居を決めた。母の反対を押しきって。 血の繋がりの有無なんて関係ない、過ごした時間や培った絆があれば家族以上の家族になれる、なんてことが「幻想」だと、「わざわざ」身をもって教えてくれた人

          疲れを自覚するために。

          母が珈琲好きだったので、居間に誰か集まると「珈琲飲む?」といって誰かがコーヒーメーカーのスイッチを入れる、みたいな家だった。 でも、自分のための珈琲を自分で淹れるようになったのはそれからずっとあとのこと。 今から7、8年前。とあるブックカフェのアルバイトで、仕事として珈琲の淹れ方を教わった。そこは本屋がメインだったけど、カフェの「珈琲」にはこだわりがあって、堀口珈琲の豆を仕入れて使っていた。 家のコーヒーメーカーに入れるのは粉になったものだったので、「豆」を扱うのも初め

          疲れを自覚するために。

          そらの命日と日記の話。

          3月3日は前の猫(そら)の命日。 自分の書いた日記を読んで泣きそうになっている。去年も同じことをしたような気がする。ちなみに去年はこれを読んでいたので書いていない。今年もこうやってnoteに残して終わりにするつもり。 毎年同じことを想ってる。 でも、それでいいんだと思う。 そらの時間は止まっていて、わたしの時間は流れている。毎年3月3日は立ち止まって、そらのことを思い出す、大切な日。変わらない気持ちでいられることが、何より大切な日。 *** ちょっとまた別の話。 実

          そらの命日と日記の話。

          保護猫を迎え入れるまで④完結編

          ①~③はこちら。 愛護センターからの帰り道、この施設で出会う子をうちに迎えようと決めた。まだ目星もついてないけど。他にいろいろ探すのも疲れていたし、ここでなら、待ってればきっといい出会いがある気がした。いっしょに暮らす猫を探し出してから、はじめて前向きな気持ちになれた日だった。 2度目の訪問 最初の訪問から1か月くらい経ったころ、愛護センターの方から電話がかかってきた。 「子猫はまだなんですが、大人の猫で新しい子も入ってきたので、よかったら見に来られませんか」 譲渡の申

          保護猫を迎え入れるまで④完結編

          保護猫を迎え入れるまで③

          譲渡会への参加を最後に、少し休憩することにした。 このままだとどこかで判断を間違いかねない。たぶんちょっと疲れていたんだと思う。 わたしにとって大事なことは 初心に帰ろう。 もう一度、猫と暮らしたい。迎え入れるならペットショップではなく保護猫の譲渡を受けたいと思っている。責任を持って最期まで自分でお世話をすることを考えたら、早い方がいい(猫の寿命を20年と考えれば)。子猫か成猫かより、一人暮らしのわたしでも面倒がみやすい、今のところは健康な子。 そして、わたしにとって大

          保護猫を迎え入れるまで③

          保護猫を迎え入れるまで②

          単身者は子猫の募集に応募できないとわかって、しばらくネットを見るのをやめた。落ち着こう。条件が厳しすぎるわけじゃない。単身者でも子猫じゃなければ応募できる子はたくさんいたし。そもそも、ぜったい子猫がいいと思っていたわけじゃないはずでしょ(自分に言い聞かせる)。 子猫がいい理由 でも、実際に探してみて、乳飲み子はたしかに難しいと思うけど、できれば1年未満の子がいいなぁと自分が思っていることに気がついた。その理由を当時はよくわからなかったけど、今思えば『成長に立ち会いたい』か

          保護猫を迎え入れるまで②

          保護猫を迎え入れるまで①

          今いっしょに暮らしている猫について。 名前:りく(♂) 生年月日:2021年3月13日 うちに来た日:2021年8月19日(8月5日から2週間のトライアルを経て正式譲渡になった日) りくは、市の動物愛護センターから譲渡を受けた保護猫。最初の写真はうちにきた日のもので、ピンクのクッションは愛護センターでりくが使っていたものをいっしょに譲り受けた。最初はこのクッションからぜんぜん離れなかったなぁ、懐かしい。 また、猫と暮らしたい。 わたしのはじめての猫との出会いは、200

          保護猫を迎え入れるまで①

          本『この世にたやすい仕事はない』/津村記久子著

          わたしは社会人になってからこれまで、転職を20回以上繰り返している。この本は、こんなわたしだからこそ共感できるところがありそう、学びが得られそう、と思って手に取った。 1話に1つ、仕事の紹介がされている(全部で5話)のだけど、本当にこんな仕事があるのか、なかったとしても、そこに描かれている感情はすべて本物だと思えて、あぁわかる、と思う箇所が散りばめられていた。 とにかく主人公は、とても真面目に仕事に取り組む人で、どんな職場でも短期間ながらその仕事を理解しようと努め、深くのめ

          本『この世にたやすい仕事はない』/津村記久子著