【水彩絵描き】絵を描くときのわたしの心
こんにちは!ペンと水彩で日々の暮らしを描いています、りえです。
みなさんは「絵を描く」というと、どんなイメージがありますか?まずは苦手意識が浮かぶ方もいるかもしれません。
"絵を描く"そのひとことの中に、たくさんの表現手段と道具があり、たくさんの想いが詰まっています。
わたしのように、日常を描く、空想のものを描く、自分の心の内を表現する、マンダラを描く、デッサンする・・・とかとか
画材だってたくさん!わたしが使っている透明水彩のほか、アクリル絵の具、油絵、パステル、クレヨン、色鉛筆、カラーペン、デジタル・・・とかとか
描くものも、スケッチブック、キャンバス、デジタル、壁・・・壁!?とかとか
その中からわたしが選んでずっと好きなこと。それが『ペンと透明水彩で日常を描く』ということです。絵日記のような感覚ですね!それなりにいろんな描き方や画材を試してきましたが、一番自分にしっくりきて楽しく描けるのが、この手段でした。
身近にある紙とペンで、目の前の日常を描く。
それはつまり、目の前のそのものをよく見る、ということに繋がります。
よくみて描いていくことで、いつもの景色、いつもの持ち物も
「あれ、こんなのあったっけ?」
「こんな形をしていたんだ!」
「同じ景色でも季節によって色や形が違う!」
見慣れたものほど、その事実をよく見てないことにも気づき、驚きと発見の連続!対象物をじーっと見つめることで、静かに自分とそのものだけの空間になります。いつもの日常も、非日常に感じられる!
そして、日常にある紙とペンで描き、筆と絵の具を使って塗る非日常の時間。筆の感触や塗っている音を楽しみながら、日常と非日常の狭間を行ったり来たりするのがとても心地よく感じています。
わたしが絵を描くうえで大切にしていることがあります。それは、"実際に自分の目で見たり、体験して心が動いたものを描く"ということ。
ステキ!キレイ!楽しい!かわいい!おいしい!
素直にそう感じて心が開き、感じた気持ちそのままに絵を描いています。たとえその時に描けなくても、自分で写真を撮って、あとで絵を描いたりもします。自分で撮った写真から描き起こします。
この、心がぴょん!って跳ねる感覚は、自分だけにしかわからず、感じられないもの。
よくある有名な風景や建物ではなく、自分の心の心の温度が、ぴょん!とあたたかくなったものを描いていきます。たとえ有名どころばかりを描いて旅の記録を作っても、本屋に売ってあるガイドブックには敵わないし、みんなに見せるものを作りたいわけではない。自分にしか感じられないその一瞬を切り取ることに、価値があります。
でもやっぱり・・・有名どころな風景や建物などは心惹かれるから、描きたくものなる笑
そんな時は、「わたしはこの風景の、どこに惹かれたかな?どこがよかったかな?形?色?この部分??」
自分とゆっくり対話しながら、自分だけの角度を探し、自分だけのスポットライトを探して、そこを中心に描いていきます。本当は描きたいもの全部描けたらいいのだけれど、欲張ると大変になって描けなくなったり、自分が本当に描きたいところがわからなくなってくるので、描きたいものと、描かないものを探しながら、ほんの少しお気に入りをお裾分けさせえてもらう感じで描いています。そのほうが後から見たときも、「ここがよかったな!」と記憶もその時の気持ちも鮮明に蘇り、お気に入りの1枚になってきます!
わたしはあまり大きなスケッチブックに描きません。(この大きさについても、のちに書いていきたいな)
今わたしがしっくりきている大きさは、名刺サイズやB6サイズの小さな紙に書いていくこと。その小さな絵をノートに貼って、集めている。それが、今一番気に入っている方法です。だけど、来年にはまた描き方が変わっているかもしれないし、描く紙も変わっているかもしれない。その変化を自分自身で感じられることも、とても楽しみで好きなところです。
1つ1つは小さな絵かもしれないけれど、そこにはわたしの心や感情がたくさん詰まっていて、1つ1つがたくさん集まれば、大きな大きな大作になる。
今のわたしは、いきなり大きな大作を何枚も描くより、小さな絵を少しづつ集めて1つの大作を作ることのほうが合っている気がします。描き方や表現の仕方は人それぞれ。自分にしっくりくる、自分にあったやり方を見つけていくと、描くのが何倍も楽しくなってきます。
絵を描くことで、自分の好きなこと心が動くことがわかり、自分にあった方法を見つけて描いていく。絵を描くということは、ささやかな日常や日々の暮らしを、思い切り楽しむとっても楽しい手段だなと、そう感じています。
8月ももう終わりますね!札幌は雨がしとしと降り始めて、秋の気配を感じます。夏の疲れが出ないように、みなさんもご自愛くださいね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?