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「TIME誌『世界で最も影響力のある100人 2023』にELDEN RINGの宮崎英高さんが選出される!!!」

こんにちは。

先日、驚きのニュースが舞いこんできました。
「岸田首相とゲーム開発・宮崎氏「世界の100人」に 米誌」(日経新聞)

この時期に毎年発表される米TIMEマガジンが選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に、日本から岸田首相と、あの「ELDEN RING」ディレクターでもあるフロムソフトウェアの宮崎英高さんが選出されたとのことです。

宮崎さんはINNOVATER枠、そして岸田首相はLEADERS枠でした。

また、ゲーム業界から選出されたのは、2007年に当時「スーパーマリオ」などのタイトルとゲーム機Wiiを発表した任天堂の宮本茂ゲームクリエーター以来、二人目の快挙です。

今回、このことについて語りたいと思います。

まずは、このTIMEの「世界の100人」からみていきましょう。

「世界の100人」は2004年から毎年、世界的な恒例のイベントとなっているようです。認定される人は5つのカテゴリーごとに選出されます。
Pioneer
Artists
Leaders
Titans(重要人物と言う意味だそうです)
Icons

それでは、2023年の100人に選出されたことで割と騒がれている他の方々を見ていきます。

まず、Leadersのカテゴリーで選ばれたのがエヴァン・ゲルシコビッチさん。この方はウォール・ストリート・ジャーナルの記者で、現在、なんとロシアで拘束されているようです。同じようにイラン人記者で、反政府デモを報じた功績で刑務所に入っているエラヘ・モハマディ氏とニルーファール・ハマディ氏はPioneer枠で選ばれています。政治的にこうした人々を評価する姿勢が感じられますね。

Artists枠では、黒人アーティストで2022年のヴェネチア・ビエンナーレで最高賞を獲得したシモーヌ・リー、そして黒人彫刻家のエル・アナツイが選ばれています。Artists枠ではそのほかにドイツの写真家ヴォルフガング・ティルマンスが選出され、アート界では話題となっています。

スポーツ界では、アルペンスキーヤーのミカエラ・シフリンが選ばれています。ミカエラ・シフリンはワールドカップ通算74勝と、驚異的な成績を残しているアメリカスキー界の女王です。
また、同様に、テニス界の絶対女王、世界ランキング1位のポーランドのイガ・シフィオンテクも選ばれています。

ファッション界ではPioneer枠でニューヨークのファッションデザイナー、トム・ブラウンが選出されています。

その他に、我々日本人でもわかる人としては、
ARTIST部門では俳優のコリン・ファレル、マイケル・B・ジョーダン
ICONS部門でチャールズ王、LEADERS部門でジョー・バイデン大統領、
TITANS部門でビヨンセ、イーロン・マスク、メッシなどの名前も挙がっています。

さて、そんな2023年を世界を沸かせた有名人、いや最も影響力のある人に選ばれた日本人は岸田首相と宮崎英高さんとなりました。

ちなみに、岸田首相の選出理由は「中国、北朝鮮、ロシアからの脅威に対して日本外交の革命を起こすことに着手した」からだそうです。
日本での支持率はパッとしませんが、世界では岸田さん、評価されているのですね。

さて、本題の「宮崎英高」さんについて語っていきたいと思います。

宮崎さんの選出理由としては、運営側から以下のようなコメントが発表されています。

「宮崎氏のゲームは、プレイヤーに達成感や賢さを感じさせてくれるが、それは全て彼と彼のチームの妥協のないアプローチのおかげだ。宮崎氏は、ゲームのメカニックや世界設定を過剰に説明するすることを拒否し、プレイヤーが自分自身で解決することを信頼している」

「宮崎氏のゲームを初めてプレイした時、私は惨めな気持ちになった。最初の敵で何度も死んでしまったのだ。しかし、細部に気を配ってプレイしていると突然ピンときて、敵を倒すことができた。その時に私は自身の成長を実感し、ある種の快感を覚えた。」

「(宮崎氏の創る世界は)テレビなどの受身の媒体では感じることのできない達成感をプレーする人に与えている。」

そうなんです。

私も以前のブログでも言い続けていますが、宮崎氏の創るダクソライクなゲームには、他のゲームよりも難易度が高いことの裏返しである、クリアした時のものすごい高揚感と充実感、達成感を味わうことができます。
それは、アスリートが感じる感覚と似ているのかもしれません。

より高い難易度の高い目標を設定して、何度も何度も試行錯誤を重ねてトライして最後にその目標をクリアする、と言う感覚です。

そして、宮崎さんの開発したゲームの最新作「ELDEN RING」は、昨年3月に発売されてから、世界出荷本数2000万本をすでに越えて、ものすごいセールスをあげています。また、前作までのいわゆる「ダークソウルシリーズ」もシリーズ累計で2700万本を越えています。

つまり、宮崎さんの選出理由は「プレイヤーにとんでもない体験と達成感を与えるゲームを創り、それが世界的に大ヒットしたことで、結果的に、世界中の多くのゲームをプレイした人々に多大な影響を与えた」と言うわけです。

かく言う私も、昨年「ELDEN RING」を500時間以上プレイして、それ以前の宮崎さんのクリエイトしたゲームである「ダークソウル」「ダークソウル2」「ダークソウル3」「ブラッドボーン」「隻狼」をプレイ、クリアしてきた中で、この不思議な「達成感」や「高揚感」をここ数年で数限りなく味わってきました。

余談ですが、宮崎さんの最初のキャリアは我々と同じIT業界なんですよ。
オラクルに在籍されていたようです。その後、現在、社長をされているフロム・ソフトウェアにプランナーとして転職しました。

フロム・ソフトウェアは、当初、ビジネスアプリケーションを開発していた会社だったようですが、プレステ発売と同時にゲーム開発に参入しました。そして、宮崎さんたちの活躍で、今では世界的有数のゲーム開発会社に成長しました。

そんな宮崎さん、是非これからも素晴らしい「達成感」を与えてくれるゲームコンテンツを創り続けて、世界に影響を与え続けてほしいと思います!

それでは。

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