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どっちを選ぶ?デジタル印刷vsオフセット印刷

こんにちは、印刷マスターです!

今回は、デジタル印刷とオフセット印刷について、ご紹介します。


印刷初心者にとっては、どれがどれだか分からずに入稿する際、選べないということがあると思います。

私も実際にそうです!

やっぱり、それぞれ独自の強みと適用性のある分野があるのですが、どんな状況にどちらを選べばよいのでしょうか?

この記事では、これら二つの主要な印刷技術の違いを掘り下げて各技術が提供する独自の利点を比較していきます。

皆さんが理解を深めて、自分のプロジェクトに最適な印刷方法を選択できるよう、ご説明しますね!

■ それぞれの印刷技術ってどんなもの?


・デジタル印刷の特徴

デジタル印刷は、
パソコンから印刷データを印刷機に送って印刷する方式

別名オンデマンド印刷とも呼ばれます。

片面モノクロ/50枚の値段
当日15時までの受付完了(データチェック&決済完了)で当日発送

こちら、版を製作する工程が無いため、少ない部数の対応が可能で、作業時間も大幅に削減できます。

・オフセット印刷の特徴

商業印刷や美術系の印刷などで幅広く使用され、細かいデザインや写真などをきれいに印刷可能です。

片面モノクロ/100枚の値段

ただ、CMYKの版を制作後印刷ということで、製版の工程があるため、デジタル印刷と比較すると、コストと時間がかかります。

そのため少ない部数よりも、たくさんの部数での作成が1枚あたりの単価がお得になります。

■ どっちを選ぶ?

・短期間で名刺を受け取りたい場合・・・。

そんなときは「デジタル印刷」がおすすめ!

例えば1000枚以下など、大量印刷ではなく、当日15:00までの受付完了すれば、当日発送が可能なのかポイントです!

・箔押しなどの加工のある名刺を作りたい場合・・・。

「オフセット印刷」を選びましょう!

なぜなら・・・、
デジタル名刺は製版がなく、印刷データのみを印刷する為、加工ができません。周りとは一風違うこだわりのある名刺を作成したい場合はオフセット印刷で作成しましょう。

・少量または大量で作成したい場合・・・。

少量→デジタル印刷
大量→オフセット印刷 
を選びましょう!

なぜかは、上でも説明した通り。単価と納品速度が変わってきます。

・色にこだわりたい場合・・・。

オフセット印刷がよいでしょう!

CMYKの版を制作した後、ブラケットを通して紙に印字されるため、直接用紙に印刷されるデジタル印刷と比較しても、きれいに印刷されます。

ISHIDA

なお、気候や湿度によりデータと多少色味の誤差が生じることがあります。データと全く色味を同じにしたい場合は色校正を実施している印刷会社に依頼をしましょう。

・大量だけど短期間で受け取りたい

加工有り→オフセット印刷
加工無し→デジタル印刷

まず、こちらはもう頭にインプットされましたか?

それでは、加工無し+大量印刷となると、
「デジタル印刷」をおすすめします。

少量のものと比較をすると製作期間は長くなってしまいますが、1000枚の場合でも2日程でお客様のお手元にお届けが可能だとか!

「短納期」というポイント重視で見るとデジタル印刷をおすすめします!
印刷会社ごとに多少の差があるかもですので、カスタマーサポートにお問い合わせするのもいいかもしれませんね。

■ まとめ

今日はオフセット印刷、デジタル印刷の違いと利点についてご紹介しました。

今回のポイントは・・・、

・短時間での納期なら、大量でも少量でもデジタル印刷がおすすめです。
・色や加工など、イメージどおりの再現性を求めている場合はオフセット印刷がおすすめです。

以上、それぞれの適性を理解していれば、印刷をオーダーすることがスムーズになります。

ぜひ試してみてくださいね!

では、また!