しおり

先日、読書家の友人2人に「私、絶対全部使わないのにかわいいしおりを常に持ち歩いてるんだよね。かわいいから」と言ってしおりコレクションを見せびらかしたところ、

「私、しおり使ったことないんだよね」と友人の1人が言い出しました。

しおり使わない人っているの? と驚いていたところ、もう1人の友人から「自分も!」という言葉が。

しおりを使わない人がいる、ということをはじめて知ったので、その場でしおり使用派が少数派になったことに軽く衝撃を受けてしまいました。
(※しかし、あとからTwitterでつぶやいてみたところ、そういう方もけっこういるらしいということを知りました)

「しおりなしでどうやって『ここまで読んだ』を見つけるの? パッと見てわからないと不便じゃない? 何ページか覚えておくとか?」と訊いたところ、「適当にこの辺だったかなってところを開いて、記憶にないところから読みはじめる」とのこと。

「しおり使ってここまで読んだってことがわかっても、読んだ内容を覚えてなかったら意味ないじゃん? 記憶にない部分は戻って読み直すと思うんだよね。だからしおりってあってもなくても同じかなって。まあ、本当は挟むのが面倒なだけなんだけど……」と。

なるほど!
しおりを使わないと言った2人は、1冊の本を1回読んだときの理解度が私より高い気がしていたのですが、それはこの習慣のおかげで「流し読みしているところが(私より)少ないから」ということだったのかもしれません。

ちなみにしおり不使用派の2人は「しおりを毎回ちゃんと挟む人、まめな感じがして偉いな~と思う」と言っていました。
偉いのか……。

読書って選書の傾向以外はあまり個人差が出ない気がしていたのですが、意外といろいろなスタイルがあるんですね。
しおりを使うかとか、スピンは使うかとか、積読はするかとか、併読はするかとか、紙の本か電子書籍か、どちらで読むかにこだわりがあるか、とか……。

知人の読書スタイルを聞いてみるのもおもしろいものです。

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