PieceCHECK(2023-26) 方程式の実数解条件
いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。KATSUYAです。
お知らせ
拙著シリーズ『Principle Piece 数学B・C~平面ベクトル~』
拙著シリーズ『Principle Piece 数学B・C~空間ベクトル~』
同時販売開始しました!(23/05/29)
今回の問題
YouTube動画をUPしました。今回は中部大学からで、方程式が実数解を持つ条件です。
思考時間は12分、目標解答時間はそこから約10分です。
こちらの記事では、動画の中で紹介した解説(答え)を少し丁寧にした答案を、静止画像にて掲載しておきます。
解答
解説・原則など
ルート付きの方程式が実数解を持つ条件です。いろいろな解法が考えられます。
解1は2乗して根号をなくし、2次方程式の解の存在範囲に帰着させる方法です。ただし、単純に2乗すると同値関係が崩れるので、こちらの原則を意識しましょう。
これに注意して変形していくと、結局$${x\geqq a}$$の範囲で異なる2つ実数解を持てばよいことになります。これはパターンですね。
解2は、定番のグラフによる視覚化です。こちらの原則を思い出しましょう。
定数分離という言葉がセットで使われる視覚化ですが、それはグラフを書きやすいようにする目安にすぎません。グラフが書きやすいように分離すればOK。
今回は2乗して$${(x-a)^2=x+1}$$とすれば、どちらもグラフは視覚化しやすいですね。
解3、解4は数IIIの知識を使った視覚化です。$${\sqrt{x+1}=x-a}$$とするか、もうそのまま左辺を微分してグラフを書くかです。工学部での出題ですので、もしこれしか思い浮かばないのなら、これでやればOKでしょう。
本番中は様々な解法で勉強する時間ではなく、時間内に出来る限り点数を稼ぐ時間です。思いついた方法でやればOK。
1.解けた人・・・今後の勉強はじっくり演習をしましょう。
2.解けなくて原則を知っていた人・・・拙著『Principle Piece』シリーズで該当するページを熟読し(詳細が書いてあります)、入試演習用の問題集で思考時間を長くする演習をしましょう。
3.解けなくて原則も知らなかった人・・・原則集めからやる必要があります。拙著『Principle Piece』シリーズのような原則習得タイプの問題集で演習しましょう。
Piece CHECKシリーズは、出来あがった答案からは見えない部分を解説していくことで、「なぜそうやって解くのか」「いったいどこからそんな答案が生まれるのか」が分かることを意識して書き上げた参考書です。
関連する拙著『Principle Piece』シリーズ
解の存在範囲のパターンについてはかなり体系的に紹介しています^^
※根号付きの方程式の原則ついては、こちらの本で説明しています↑
大手ネットショップBASEでも、デジタルコンテンツとして販売しています。
※ここより先には内容はございません。本記事に価値を感じていただけた方は、ポチっとしていただけると大変うれしいです。(もちろん、任意です)
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?