「く」
「くだらねぇなぁ」
以前、たけし軍団の方が
殿ことビートたけしさんに言われて一番嬉しい言葉は?と聞いたところ
「くだらねぇなぁ」と言っていたのを聞いたことがある。
一見、バカにした言葉でも、たけしさんが言うと誉め言葉になってしまう。
そこには愛情も背景も隠れているからだ。
言葉は何を言うかよりも誰が言うかによって
その言葉の意味さえも変わってくるものだ。
詩人の長田弘さんも言葉は半分の意味しか持たないと言っていた。
例えば「おはようございます」という単語があるが、みんなが発する言葉は
「おはよう」「おっはー」「ざまーす」や会釈だけでも意味が通じてしまう。
きちんと「おはようございます」とはなかなか言わない。
その半分を補っているのは習慣らしい。
「朝」「挨拶」という設定があるからこそ、言葉のニュアンスによって全体像の意味を理解している。
特に日本語は難しく「一本」「二本」「三本」の発音も「いっ(ぽん)」「に(ほん)」「さん(ぼん)」とすぐに読めてしまうが外国人は理解するのが難しいそうだ。
やはり言葉を学ぶのは、その環境で生活することが一番大事なのかもしれない。
言葉はとても面白いものだ。
今日のコトバ
「人生は面白く、そしてくだらないのだから」
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