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プリンセススクゥエアーのアライ活動

LGBTsを理解し、支援する人を「ALLY(アライ)」と呼びます。英語で「同盟」や「提携」を意味する”alliance”から来ています。
今回はプリンセススクゥエアーのアライ活動について、飯沼しず子取締役、LGBTs担当の田中さくら社員にお話を伺いました。

飯沼しず子取締役(左)、田中さくら社員(右)

────プリンセススクゥエアーがLGBTsフレンドリーな企業姿勢を持つ背景は、以前にもご紹介しました。現在の社内施策について教えていただけますか?

飯沼しず子(以下、飯沼):以前はLGBTs当事者の社員を講師に、職場で勉強会を行っていました。定例ミーティングで「LGBTsのお客様が来られたらどんな対応が望ましいか」といったテーマを取り上げたりしましたね。配偶者の定義も変更したりと、自社でできることは即実施していました。
現在はコロナ禍であることと、親会社の方針も関係して来るようになったので、少し停滞気味です。

────田中さんはそんなコロナ禍でLGBTs担当を申し出たと伺いました。どんな理由で担当しようと思われたんですか?

田中さくら(以下、田中):前職はテレビ会社のアシスタントディレクターとして勤めていました。以前の仕事でも担当していたSNSの運用を活かして、プリンセススクゥエアーの魅力を発信し、お客様とのつながりを作りたいと思ったことが理由です。

東京タワー隣の芝公園店内

────お客様の反応はいかがですか?

飯沼:男性カップルと女性カップルの温度差を、コロナ禍に入ってから顕著に感じるようになりました。女性の方が消極的なんです。女性には、自分の能力を発揮する以前の悩みがあるように思いますね。例えば、日本企業のジェンダーによる職務の違いや賃金格差なども関係しているかも知れません。自分に自信を持てないLGBTsを生む、息苦しさみたいなものですね。このようなレズビアン女性、バイセクシュアル女性の自信のなさが、ゆくゆく問題化して行く可能性もあります。
しかし、こうした事態に対して、ロールモデルがあればもっと頑張れるんじゃないか、とも考えています。「マンションを買って安定したい」だけではなく、「マンションを買うために仕事を頑張るぞ!」といった、前向きでアグレッシブな態度も、これからの働き方には必要ではないでしょうか。
一方で世界的にもLGBTsを取り巻く変化は確実に起こっているので、今の子供たちは将来、もっと生きやすくなるはずだと確信もしています。

────LGBTsにとってのマンション購入の留意点はありますか?

飯沼:LGBTsに限らず、「不動産は一生ものだと考えない」ことが大前提です。「ここからあと35年ローンだ」と思わずに、「次の10年間のどこかで売ればいい」というようなフットワークの軽さが大切になります。保守的にならない、守りに入らない、前に進まないと成功はない。そんな強気な姿勢が、マンション購入を通して、自分の人生を豊かにしてくれると考えています。

事務所内のインテリアも雰囲気満点
レトロとモダンが入り混じる事務所

────今後、やりたいことがあれば教えてください。

飯沼:制限は多いんですが、マンションを一棟買って、LGBTs専用マンションを扱いたいという夢があります。シングルマザーが多いマンションって、ご近所さんとほどよい距離感で付き合いながら、何かあったらお互いにサポートし合える緩やかなネットワークがあるんですよ。LGBTsも同じように、人とのつながりを緩やかに維持しながら、それぞれの生活を楽しむことができるんじゃないかと思っています。

田中:私は今後もSNSや説明会を通して、プリンセススクゥエアーとお客様、マンションとお客様のつながりを増やしていきたいと思っています。SNSは誰とでもつながれるツールですし、チャンスです。より多くのお客様に多様な選択肢を提供し、お客様にとってよりよい生活やステップアップにつなげて行きたいですね。

────今週末、4月22日(土)、23日(日)の東京レインボープライドにはブース出展されるんですよね。

田中:はい、オレンジエリアの13番ブースです。対面でお会いできるイベントなので、お気軽にお声かけください。お待ちしております!

────ありがとうございました!

日々を快適に過ごすために、住まいと暮らしのアイデアを、引き続きお届けして参ります。「こんなテーマを取り上げてほしい」といったご意見がありましたら、ぜひお寄せください。

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