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同性パートナーを受取人にできる保険に入ってみた

こんにちは!プリンセススクゥエアーの笠原です。

30代中盤となり、今のパートナーとの生活も10年以上となりました。
きっとこのあともずっと一緒にいることになるんだろうな……と思った時に気になるのが、やっぱり病気になった時や老後のこと。
そんなわけで、同性であってもパートナーを受取人にできる保険に加入してみました。


保険の検討をしていたら……


そもそも、実は最初から「同性パートナーを保険金の受取人にできるところ」ありきで保険会社を探していたわけではありませんでした。

たまたま保険会社の方とお話しする機会があり、今加入している保険前半の見直し相談をしていて、「そういえば受取人をパートナーにできるんですか?」と聞いてみたら担当の方が本社に確認してくださり、OKということがわかった、という流れでした。

ちなみに私は保険関係はこんな構成になっています。(結構多い方かも)

がん保険:がんになった時に一気にお金が受け取れる保険(受取人:自分)
医療保険:病気で働けなくなった時にお金が受け取れる保険(受取人:自分)
死亡保険:亡くなった時などにお金が受け取れる保険(受取人:パートナー)
個人年金:65歳以上で毎月一定額のお金が受け取れる(受取人:自分)
団体信用生命保険:亡くなった時などに住宅ローンがなくなる保険(受取人:金融機関)

受取人がパートナーのものは1つだけで、他はほとんど自分が存命時に受け取れるようにしています。一方、早くから加入していたものは、「指定代理請求人」といって、自分が亡くなった時に代理請求できる人の指定を実家の父母にしているため、これもパートナーに変更できるのであればしたいなと思って、検討中です。


なぜ保険に入るのか?私の場合


なぜ私がこれだけのラインナップの保険に入っているのか、そのうち死亡保険の受取人をパートナーにしているのかということですが、

●お金を貯めるのが苦手だから。
●子供を産む予定がないので、病気や怪我などいざという時に「子供に支援してもらう」という選択肢がないから。
●財産を少しでもパートナーに残したいから。

という理由があります。特に一番は大きいですね。貯蓄が苦手なため、その代わりに保険を活用しています。保険って、毎月勝手に引き落とされて、途中で解約すると損になってしまうところがお金をためられない人にとってはすごく良いポイントです。だから、掛け捨て型でお安い保険ではなく、貯蓄の代わりになるような「あとでお金が戻ってくるタイプ」の保険を活用しています。

また、同性婚ができない今、私かパートナーのどちらかが亡くなった時に住んでいる家や二人で作った財産をきちんと相続できるかわからず、遺言なども準備して財産を渡せたとしても、普通より大きな相続税がかかってしまったり、実家の家族が存命であれば「遺留分」となる一部のお金が受け取れない可能性も高いです。だからこそ、少しでも多くお金を残す手段として、保険に入っています。

同性パートナーであることの証明は?


ちなみに私たちは、パートナーシップ制度のない地域に住んでいます。そのため、公的書類でパートナーであることを証明できません。

保険に入る時、ここはどうするんだろう?と思っていたのですが、調査員の方が我が家に訪問してきて、「この住所で二人で同居している事実」を確認されました。

調査員の方は優しそうなおじさんで、最初に「一応の確認ですからね。申し訳ないですが、いくつか質問させてもらいますね」と前置きしてから、本人確認書類を確認したり、いつ頃から同居しているのかなどについて質問されました。配慮を感じられる聞き方で、安心してお話しすることができました。

資産形成の一つの形としての「保険」


今回死亡保険に入ったことで、私が万一亡くなったら、パートナーは一定額のお金を手にすることができることになります。また、団信に入っているためローンもなくなります。遺言で家を相続できれば、私が亡くなった後も住まいを失わず、ただでさえメンテナンスにも水道光熱費も多めにかかる一戸建てで暮らしていく足しになるお金を手にできるのです。そう思うと少し安心できます。

弊社が取り扱っているようなマンション購入なども一つの「資産形成」の手段ですが、「保険」もその一つとなり得ます。

多くのLGBTs当事者が老後について漠然とした不安を抱いているかと思いますが、その解決策の一つとして、ぜひ「保険」も検討してみてください!

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