金髪青い目のヴァレリーに久しぶりに会えます!今夜は三人でベジャールバレエの観劇
私には金髪青い目の友人が一人いる。
フランス人のヴァレリー。
バレエ友達のチズさんが紹介してくれて以来、10年の付き合いになる。
ヴァレリーは、フランスのパリ在住で、時々仕事で日本に来る。
去年までは、毎月スカイプでフランス語を習っていた。
教材は私が好きな「星の王子さま」
いつもスカイプで日本語でお喋りしていたのでフランス語は全く上達しませんでちた、、
そのヴァレリーが、また仕事で日本に来ていて、チズさんと私に一緒にベジャールバレエを観に行かないかと。
チケットがあるそうなんです。
東京文化会館。
ボレロで有名なベジャールのバレエ。
テレビでしか観たことがありません。
私は23歳の時に突然パニック障害になってから、ずっと引きずって生きてきました。
娘たちが小さな頃、一緒にバレエ観劇に行っても、始まる前会場が真っ暗になると同時に冷や汗と動悸。息ができなくて倒れそうになります。
友人と出かけても同じ。
乗り物も怖い。
私には劇場は無理。
一人で乗り物も無理。
そう信じて、引きこもりのように60過ぎまで生きてきました。
でも。
もしかしたら、もう大丈夫かもしれない。
ピアノやヴァイオリンだって、人前で弾けるようになったのだもの。
この頃は電車も一人で乗れる。
美容室にも行ける(若い頃は美容室が怖くて、夫に髪を切ってもらってました)
きっときっと、大丈夫。
と言うわけで、ヴァレリーとチズさんと三人で今日、ベジャールバレエを観に行くことに決めました。
もしも、具合悪くなってもいいじゃない?
ヴァレリーもチズさんも、友達だからもし迷惑かけてしまっても、きっとわかってくれる。
まだしつこくパニック症状が出るとしたら、それはそれで40年間長い付き合いだわね~と笑ってしまえばいい。
そう、人生は可愛らしい可笑しみで満ちている。
そして、人生は甘美で美しい。
なるべく人生の流れに逆らわないで生きていきたい。
パニック症状が怖いからと甘美で美しい経験を諦めるのは、もったいないわよね。
バレエやピアノの発表会を通して、自分がだんだん前向きになっていくのを感じます。
きっと大丈夫。
だって、私の回りにはいつも天使たちがいる。
何より、久しぶりにヴァレリーやチズさんの顔を見て親交を深めたい。
ヴァレリーは元は、大学の美術の先生。チズさんは元はピアノの先生で、やめてからはバレエと社交ダンスに熱中している。
ヴァレリーは日本茶が大好きだから、チケットのお礼に持っていこう。チケットS席みたいだから、全然足りないんだけど、ヴァレリーは招待するといってきかないの。
ヴァレリーのメールに5/5と、書いてあり、5時5分の待ち合わせかしらと思ったら、5時半のことらしい。
フランス語の文章をスマホアプリで日本語訳にして読んでるけど(自力で読む自信がない)、それでも時々勘違いがあったりして、外国の友人と付き合うのって面白いなあと思う。
きっとヴァレリーも、そう思っているだろうな。
さてさて、一人で山手線に乗って東京文化会館まで行きましょう。
これも、初めての経験。
63歳(来月64)にして、初めてのおつかい状態でつよ(笑)
さあ、青い目のヴァレリーとチズさんと素敵な夜を過ごしましょう。
夫よ、ワンコとお留守番お願いいたしまつ(夫を残して外出するって、ちょっぴりワクワクね~)