親友K峯③(親友の親友のはなし)

留学中の親友K峯には陽気な友達がいました

一人はハーバード  もう一人はフランク

20代前半の 浅黒い顔の男前のハーバード

服装もばっちりきっちりぴっちぴちの真っ青なブーツカットのジーパン

節度ある長袖ボタンのシャツや高価そうなウェスタンブーツ

が、しかし気温が32~33℃ある場所

自分の体調に対して節度LESS

暑さで頭のネジが緩んでいる様子の”自虐的厚着”ファッション

(後にその地域では暑さから身を守るための一般的な恰好を

していると気づきましたが)

更に笑った時、下あごだけ大きく上下し歯がカツカツと異音

・・・最初は戸惑ったが時が経つにつれ、とても優しい良い奴と理解

頭のネジ緩んでいる訳ではありませんでした

一方 フランクは小太りチョビひげ20代後半ーーも暑さにはめっぽう強い

「体調の良し悪しがない」と”非人間宣言”を早々としてました

  3か月程滞在し 彼等との交流を土産に

 K峯の留学先を後に日本に帰国後しました

その後、有り得ない事が

帰国して3か月位してK峯がまた国際電話がかけてきました

私「どうしたK峯?またか?」

K峯「ちょっと聞きたいことがある お前の知り合いに

”Kハヤシ ヒサノリ”って人はいるか?」

私「・・・K峯何故その人知ってんの?俺の家の近所に住んでる

俺の1つ上の先輩だが、K峯は面識ないだろ中学違うしな?」

K峯「・・・それがフランクが夏休み中、米国内を一人で旅をしていて

全く友達が出来なかったみたい でも唯一デンバーで友達になった人間が

Kハヤシって人らしいんだ で住所みたら お前の家に近かったから

確認したかったんだ!!」

えーーーーーー?有り得ね~~~????????!!!!っしょ??

米国人口2億人以上いて2週間の旅行中に出会ったのが俺の先輩って?

・・・私にとってこんな不思議な事は初めてでした

が、よくあるんですよね?きっと人生ってふ し ぎ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?