帰省カウントダウン

お盆休みの前後と秋の連休を何度か利用して、帰省している。

理由は、親の引越準備。来月頭には、私の住む県に両親が移住する。

引越先が決まり、引越の日取りと業者が決まった。

にわかに、必要なものを箱詰めする。というより、まずは箱を措くスペースを確保する。

カビやら染みやらの出たものを捨てるが、それよりも、必要なものを選り出す作業。意外と、近い将来シーツやバスタオルが大量に必要になるかもね、という話になったりする。ようやく、箱の分類ができて、要るものを放り込んでいってねと言いおいて、故郷を後にした。

飛行機の距離だけでなく、空港まで車で二時間かはかる。こちらもヘトヘトだ。

あと一回帰省したら、次は引越本番。

両親の家に、私は、11年しか住まなかった。7歳で入居して、18歳で家を出たからだ。いまだに、夢の中では、大きな家として登場するくらい、私にとっては、「思い浮かべる場所」てしかない実家。

それでも、長い学生生活では、長期に帰省していた。自分の家というよりは、親の家である。どこに何があるかも、わからなくなり、何かにつけて母に聞くしかない。

この家に帰ってきたら、母が全部わかっていて、煮炊きされていて、生活が回っているということは、もうないのだな。

わかっていたはずのことなのだけれど。

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