見出し画像

交通事故のビジネスはどうやって成り立つか知ってますか?不都合な真実・・・かもしれないところに斬り込んでみる

交通事故にまつわる勉強会を主催していると、同じような感じでセミナーをやっていたり、オンラインサロンや、業種連携をしている方々の情報は、否が応でも入ってくることが多いです。

先日も、とある地方の先生から
「こんな交通事故のセミナーの勧誘を受けました。資料ご覧になりますか?」
と教えてもらったり
「〇〇では実態はこんなのですよ。ひどいと思いません?」
などと言う連絡をいただいたりします。

多少は、そのご時世でもって、微妙に違ったりしていますが、概ね内容は似たり寄ったりです。

ただ、この10数年、いろんなケースを見てきていますけれども、大概がパターン化されていることが多いです。

私から見れば、パターン化されていることから「あぁ、いつものあんな感じね」で終わらせることができるのですけれども、やり方やマーケティング手法を変えて、どこかの団体がいなくなったら、今度はこっちが出てきて・・・

「今まで知識もないから、これからやるべきなんじゃないか?!」といった、治療家の心をある程度つかんで、交通事故ビジネスとして展開しているケースが、あいも変わらず、絶滅せず存在しています。

今回は、そういったビジネスの方々にとっては、非常に不都合な真実かもしれませんが、パターン、分類化して「そもそもどのようなビジネスとして成り立っているか?」私の知る限りでの内容で恐縮ですが、お伝えしていきたいと思います。

①セミナー等から収益を上げていくパターン

②会員ビジネスとして収益を上げていくパターン

③業務連携として収益を上げていくパターン

この3点で説明申し上げていきたいと思います。



①セミナー等から収益を上げていくパターン

先に申し上げたいのですけれども、どうも世の中「収益」という言葉を歪曲して捉えて、変に突っかかってくる方が一定数いらっしゃるのも事実です。

例えば、私は保険代理店をしておりますけれども、保険協会においては非常に厄介な、都市伝説レベルのデマの混じった「保険不要論」が展開されています。

これに関しては、長くなるので、すごくシンプルに申し上げますが、例えばがん保険に対しては
・医療費が高額になったとしても、高額療養費制度があるので、治療費用はそんなにかからない

・自分が癌にならないと、保険からは1円ももらえないので、そんなことをするぐらいならば、貯金なり投資なりしたほうがマシ

・そもそも、こういった保険商品は保険会社にとっての収益になるだけで、保険契約を行うって事は情弱者を騙してお金を取り上げる商売である

といった傾向にあります。

しかし、金融庁に認可された保険と言うのは「相互扶助」が基本となっており、契約して保険料を支払えば、全員が100%以上の回収を望めるものではありません。

一定の人間による、保険料と言う金銭を集中させ、大きな金額にしてから、罹患した人間から分配する方式です。

個人の金融投資商品とは全く違います。

逆に、死亡・疾患された方にとっては、社会人としての弱者になってしまったことを救済する方法でもあるわけです。

あと、治療費に関しても、自己負担は少ないとありますが、確かに8万数千円の負担だけで高額な医療は受けられます。

ただし、こういった理論は「木を見て森を見ず」であることが多く、医療保険は、治療費に備えると言う性格も確かにありますが、治療終了後から社会復帰までの細かな諸費用の填補にも当てることができます。


「収益」という、他人の懐を羨ましがる意識が強いと変に反応しかねない言葉でもあるわけですから、ここは変に歪曲をしないで、ただきたいと思います。

勉強会でも申し上げておりますが、私自身も収益がなければ、全てボランティアとなってしまい、提供する側が社会生活を全うすることはできません。

その収益の金銭性質が「稼ぐ」なのか?「儲ける」なのか?でも全然変わってきます。

ちなみに、私の勉強会の場合、この①での展開となっており、当然ながらフィーはいただきます。

会場代・セミナー告知費用のみならず、原稿を作成するにあたって費やした時間・作業などもコストが実際にかかっています。

本当に、原稿作成のプロセスが、多分皆様の想像よりも・・・


ここから先は

3,169字

FBページから始まった「半ばブラックボックス化された交通事故対応方法」の医療従事者向け勉強会。 ・勉強会に足を運ぶことが、なかなか叶わない…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?