謎の言葉「健保一括」をもう一度考える
少し、前回からの続きになるというか、関連する事でもあります。
表題の言葉ですが、実は今年になって初めて聞いて、群発的に「健保一括」という言葉を目にしています。
この言葉に対しては、以前にもこのnote内にて記事を上げさせて頂きました。
「え?健保一括って、自由診療ではなくて健康保険対応する事ですよね?そんな保険会社にとっていいようにはされたくないですしね!!」
というコメントから端を発しています。
私には数多の告発というか、チクリのような情報提供が舞い込みます。
そういった情報発信者の方々は
・こんな事って本当ですか?
・これ、間違っていると思うのですがどうですか?
・こんな事をふれ回るヤツが許せないんです!
などなどですが、共通しているのは「この業界を良くしたい」という一点。
分かります、私もこの思いで情報を出していますので。
どうやらチラホラと私以外も、同業への交通事故セミナーが再開されて来ているようです。
実は、その中でもこの「健保一括」という言葉が頻回に使われていたそうで・・・「それってやっぱりおかしいですよね?」ということなので、自分なりにもう一度この謎の造語に対して咀嚼してみます。
①もう一回確認すると「自由診療では無く健保」といのはあり得ないのが分かる
②だからこそあり得ないのが「健保一括」という名のキーワード
③どうしてこうなる?謎の造語とリンクする知識不足
④こうなるといわゆる「流言飛語」?ついでだから他に「これ言っているセミナーは要注意」も伝えます
私の「医療従事者のための交通事故勉強会」に来られた方は、さらに深くこういった説明が分かるように出来ています。
・・・いいですか?高かろうが、安かろうが・・・知ったかぶりレベルの知識植え付けられて、それで患者さんに間違った知識で対応してトラブルになるのって・・・同業がバカにされている様で我慢ならんのです。
だから、根拠をもって「健保一括」という言葉を否定します。
①もう一回確認すると「自由診療では無く健保」といのはあり得ないのが分かる
これは、何回も言っていますし、勉強会においてはファーストコースやオンライン基礎①でも出しています。
基本中の基本なので、YouTubeでも出しています。
しかしながら、この誤解というか・・・間違った認識が、あまりに浸透しすぎています。
これは柔整のみならず医科でも散見されます。
・健康保険を使っても自賠責保険が適用出来る事故であれば自賠責だし自由診療のままです
・実態として健康保険は7割を立て替えて給付しますが、後に保険会社に求償して補填します
・独占禁止法への抵触の問題があるので、自由診療ですが費用の基準・目安は儲ける必要があり裁判所もそれを採用します
といった、制度法律に則った根拠を示していますが、どうも「自由診療」という「自由」をはき違えた確証バイアスに、医科・柔整を合わせた医療従事者は毒されているようです。
なぜそうなったか?
・・・それは・・・
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