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[短歌] あ・い・し・て・る

高校の古典の教科書に載っていたかきつばたの歌のようなものをいつか作ってみたいなと思ってました。選んだことばは「愛してる」、書きやすいテーマだとは思いますが、折句に動詞を使うのはあまり適切ではにようです。なぜなら「る」の音を探すのに一苦労。しりとりも「る」で躓く人多いですよね。


明けの窓へ息をひそめてしたためた手紙に添えるルリ玉あざみ

これが生まれて初めて作った折句です。本当は手紙を受け取った女心を詠みたかったのですが、作っていくうち男心を読んでしまいました。おまけに今のご時世に反して男性に彼女の家まで自分で手紙を届けさせてしまいました。


あなたなどいなくなればとしらじらと手に余る情涙腺緩む

誰かを好きになってしまうと自分の感情がコントロールできなくなります。あんな人いなけりゃいいのに…など本音とは真逆のことばを発してしまったり…。


愛してる言えずとまどうしなやかな手元きらめくルビーの指輪

こちらも男ことばになりました。思いを寄せている人の左手にはきらきら輝くルビーの指輪。恋人がいるのかな…などなど不安になって思いを告げる勇気が出せない。なんだかとってもベタになってしまいました。
私のイメージは指輪を左手の薬指にはめてる様子でしたが、しっくり会う画像が見つからず、小指にピンキーリングを嵌めた画像をアップしました。この画だと印象がちょっと違いますかね。

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