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#1 「1社目の壁の乗り越え方」

産業保健もやもやハレハレ📻

この番組では、産業保健についてモヤモヤするけれど、身近に語れる人がいない!そんな孤独な産業保健職と一緒に、現場にありがちなモヤモヤをパーソナリティと共に深掘りしてみます。

「1社目の壁の乗り越え方」のもやもや🌥️

みんなの一社目の壁

いが:よろしくお願いします。今日のテーマは1社目の壁乗り越え方です。産業医と産業保健師の皆さん、1社目の壁を乗り越える際にどんな経験をしたか、苦労したことや失敗談などを共有していきましょう。と言っても、私は産業医科大学出身なので、1社目の壁がなかったんですけどね笑

よーた:私は1社目の壁はありましたね。最初は苦労しましたが、嘱託を探していた時に、人事部長との出会いがきっかけで、とりあえず何でもやりますと言って乗り越えました笑 

いが:確かに出会いが大きいですね。1社目の壁を乗り越える際には、相手が何を求めているかを理解することも重要かもです。自分の思いだけではなく、相手のニーズを考えることが大切だと思います。

みずえ:そうですね。相手のニーズを理解して提案することが成功の鍵ですよね。自分の思いだけでなく、相手の立場に立って考えることが必要だと思います。

ビジネスパーソンとしての基本的なマナーやスキルが大切

いが:1社目の壁を乗り越えるためには、ビジネスパーソンとしての基本的なマナーやスキルも大切だと思います。名刺を持っていたり、メールの返信が早かったりすることとか重要ですよね

みずえ:確かにそれはあるよね

いが:この人は一般常識を備えてるなっていう時は大丈夫だなって何も心配しないんですけど。医者の常識は社会の非常識とも言いますからね

よーた:それ名言だね笑

自分の経験や能力を押し付けるのではなく、企業側の要望に耳を傾ける

いが:1社目の壁が越えられない人の多くの失敗は、そもそも相手が何を求めてるかわからないから、自分はこれしたいです!とか、自分はこれできますよ!とかっていろいろ言うんだけど、結局それが人事に刺さらないっていう・・・

よーた:確かに笑

いが:自分の思いが強すぎると、ビジネスの文脈が全然通じないことがあるよね

よーた:そう!企業ニーズを捉えて、どんな提案をしているかが大事!

みずえ:わかる笑。相手のニーズを理解することが重要よね。1社目の壁を乗り越えられない人は、相手のニーズを見落としてるのかも。1社目を乗り越えられない人は、これやるべきです!とかこっちから押し付けようとしている感じがする

いが:そういうことを毎年やってると、お困りごとがあるかどうか、聞くのが自然になるよね

ビジパセンスを身につける

いが:4年間なり6年間も社会から途絶された学部で学んでいると、社会とのつながりが薄れてしまって、どうしても常識が変わってしまう、という問題があるんですよね。でも、僕なりにビジパセンスを身につける方法あります!

みずえ:ビジパ!?

いが:ビジパはビジネスパーソンの略なんだけど、今サラリーマンって言っちゃダメらしんですよ。ビジネスパーソンとして、みんなが使っている共通言語を使うことが大事だよ。他にも例えば、B to Bの概念とかね

よーた:医療業界ではあまり使わないけど、一般企業では普通に使われる言葉だよね

いが:そうそう。だから1つは、学生のうちに一般企業でバイトやインターンをして、医療職じゃないビジネスの世界に触れる機会を増やしておけばいいんじゃないかな

ビジネス書籍や番組を調べておく

いが:インターン以外にも読む本も、ビジネスや社会の動きに関するものにした方がいいと思う

よーた:例えば、WBS(ワールドビジネスサテライト)みたいな番組を見るとかね。社会の動きに興味を持って行動することが大切だと思う。しかも社会を学んでおくことって、就職活動の時の企業の業種やカルチャーをしっかり調べておくみたいな準備にも繋がるよね

いが:そうだね、自分で企業を調べておけば、面接で人柄だけでなく、知識でも評価されるから1社目の壁を乗り越えやすくなるね

地道に実績を積み重ね、企業に対する自身の価値を示していく

よーた:それと、実績がないと信頼されないよね。特に産業医の世界では実績を積むことが大切だよ

いが:そうね。よーたさん世代の40代の産業医たちも、選ばずにどんな仕事でも引き受けてきたよね。みんながむしゃらに。それで1社目の壁超えたって人をよく聞く

よーた:そうそう。地方から巡業を始める人もいるし、タクシー代が出ないから歩いて行く人もいた。でも、それでも経験を積めるだけで嬉しいんだよね。実績を積むことができるから。でも、産業医や産業保健師には、なぜか下積みがないと思ってる人がいるんだよね

いが:そうだねー。それと、最初から教育体制がしっかりしていると思ってしまうこともある。産業保健は、産業の現場から学ぶものだから、とりあえずまずは産業があるところにしっかり行きましょうってことだよね

「1社目の壁の乗り越え方」のはれはれ🌞

いが:じゃあ最後にみんな一言ずつモヤモヤがハレる言葉を言っていきましょうか

まずは低い壁を超えろ

みずえ:私は、まずは低い壁を超えるべきだと思う。いきなり高い山を越えようとしてる人が多くない? いきなり、育休や年収や通勤とかの全部の条件をクリアしようとせず、とりあえず入れるというかハードルを下げると1社目の壁は突破できるんじゃないかな。高い山が見えるのは自分で条件つけてるからっていう自覚してる。いきなり富士山に登ろうとしてるのと一緒だよ

いが:なんかちょっとかっこいいこと言うねw

よーた:次に、いがさんはどうでしょうか?

ビジネスの流れを理解しよう

いが:繰り返しだけど、特にビジネスの流れを理解することが大切ですよね

よーた:そうだね。産業保健についてもっと学ぶべきだし、ビジネスの文脈もしっかり勉強しましょうと

いが:そうそう。自分がこれまで学んできたことを活かして、企業の現状を理解しようとする積極的な姿勢も特に重要なんだよね。完璧を求めるのは無理だけど、自分で積極的に学ぶ姿勢があれば、専門家でなくても評価されるし、喜ばれると思うよ

事前に足りていないと思うべき

よーた:準備不足の人が多いのも事実。本当にその仕事をしたいなら、準備は決して足りていないと思うべきだし、自分の人生をかけて仕事をするなら、他人に頼らずにしっかり自分で準備して、道を切り開いていくべきだよ。自分の人生は自分で作るものだから、他人に任せてはいけない。産業保健やビジネスの理解は臨床とは違うから、積極的なマインドと、ビジネスの理解と、会社への理解が合わさって、それが準備に現れるんだ。その準備を踏まえて、自分たちらしく1社目の壁を乗り越えて、地域に貢献してほしいな

いが:そうだね。まとめると、まずは高待遇じゃない企業も視野に入れて探しつつ、ビジネスパーソンとしての基礎知識を習得し、そのような医学以外の準備も怠らないようにして、1社目の壁を乗り越えていこう!ってことですかね。みなさん、ありがとうございました〜

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次回は

#2 「はじめての産業保健キャリアで感じたギャップ」


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