君の膵臓を食べたい
君の膵臓を食べたい
食べられたら困るんですけどね(笑) 口説き文句にしてもちょっとびっくりですよね。
この小説は、アニメや映画になりましたね。
主人公の「僕」は病院で日記を拾うんですが、それがクラスメイトの女の子のもので、この子は病気で余命がわずかだということを知ることになるのです。
そういう話ではあるのですが、とにかくわがままで気まぐれなこの彼女にふりまわされながらも、変わっていく主人公の僕がとてもおもしろくて一気に読み進められます。
このお話は、よくある映画の最後とは違うラストを迎えます。この女の子は通り魔に襲われてその余命すら全うできずに亡くなります。
「君の膵臓を食べたい」
僕が 最後になってしまうのだけれど 彼女にそう言ってメールを送るんです。
アニメや映画では多分このシーン 表現しきれていないと思います。
小説のいい所は、心の声が聞こえるところです。
ここからは ハンカチが必要です(笑)ちなみこの本は何度も読んでいます。少し前にまた一度読み終えて、この記事のためにさらっと再読している私ですが、だめですね。泣いてしまいます。
映画の主題歌は ミスチルの himawari。でまた泣きます(笑)
僕が不器用ながら自分の気持ちを言葉にしていくところがすごくいいんです。
星の王子様が好きな人には特におすすめの一冊です。
「君の膵臓を食べたい。」私もそう思います。