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【趣味の話】全日本フィギュアの日。

スケオタと言えるほどではないけれど、フィギュアスケートを細々と見ています。

毎年クリスマス前後は国内最高峰の試合、全日本フィギュアが開催されるので、ちょっとだけ真面目に視聴。過去に2018年は大阪、2019年は東京へ全日本を見にいきました(でもチケットが全然あたらなくて女子ショートくらいしか見られなかった)。

視聴開始はバンクーバーオリンピック直前。私はとてもとてもライトな視聴組でしたので、当時「今まで常勝に見えたのに、なぜ最近浅田真央選手の得点は伸びないのか」を不思議に思い、そこから真面目に観戦。

すると、試合をライブで見ている印象と、その後のスポーツ番組の報道内容に乖離を感じ始め、「メディアというのは本当のことを言う存在ではないんだな」と認識するように。

→でもこれ、自分も仕事で記事を作る時、リサーチ段階で「こういうタイトルにぴったりのスポットを探そう」みたいに、テーマありきでラフを描いたりしてるわけですよね。現場で起こったリアルだけを拾い上げてストーリーを作れるほど、この世にはゆとりも予算もないことをもっと想像すればよかったかもしれない。

バンクーバーの頃にじっと見始めたら男子フィギュアが面白いと気がつき(ペアとダンスはたまに見るくらい)。

上記のようなニュースを見ては、「かっこいい!」とこっそり画像を保存してしまうくらいには今も大好き。友人が生粋の宇野昌磨選手ファンで、毎年アイスショーに誘ってくれたりカレンダーをくれたりするので、常に意識の中にスケートがある感覚ですが、私はジャンプの見分けもつかないしステップの種類も知らない。

ただ好きなだけです。

昨夜の男子フリーも録画ですがひととおり拝見しました。

最終グループ6人の全員が、ジャンプの転倒や抜けがない見た目ほぼクリーンな演技をするという、稀に見る神大会となったことで夜中は興奮して眠れない。

さらに最終グループ直前の、第三グループで演技をした愛知県岡崎市出身の壷井選手もとっても素敵でした。

岡崎出身の友人に伝えたら「岡崎の星! 高校生の頃は五分刈りだったからマルコメくんって呼んでてごめん」と言っていたので笑ってしまいましたが、きっと愛情(想像)。

テレビで見るより、本当は現地で見る方が「グループが後半になる程レベルが上がっていくのを目の当たりにできる」はず。それほど現地観戦の経験がありませんが。

選手の技術が上がっていくと、技と技の間の繋ぎがシームレスになり、今からジャンプするよ〜みたいなタメがどんどんなくなって一筆書きの作品を見ていくような贅沢感が増していく、ハイレベルな演技の連続にゾクゾクします。

昨日はどの選手もすんばらしかったので、フジテレビさんが上位6人全員の動画をアップしてくださっている模様。

そして私は常に「実力がありながら、安定感に欠けてドキドキハラハラする人」が好きな傾向にあるので(なぜだ)、友野選手とか山本選手とかを贔屓目に見ています。演技のタイプが全然違う。動きは友野くんが好きなのだけど、ビジュアルは山本くんが好き(どうでもいい)。

そして「実力がありながら安定しない」の真骨頂とも言える、かつてのアメリカ王者ジェレミー・アボット選手(引退済み38歳)が使った曲としても記憶に新しい、エクソジェネシスでフリーを踊った山本選手。

確かにジャンプの前に「よっこいしょ」感はあるかもだけど、難しいジャンプを入れながらクリーンに滑ることの重要性を見た気がしました。ちゃんとやるってめちゃくちゃ大変だなと想像。いやいや、スケートをしたこともないからわかりません。

全員が人生を賭けて挑む、競技そのものに宿る命の煌めきのようなものに惹かれます。

今日の女子フリーも、多くの人が実力を出し切れるといいなと。



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