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あなたなら何を使う?エクストラの構築を一挙大紹介!

Primarina.幽鬼と申します
今回はエクストラ初心者に向けて、最新弾が蒼空ストリーム、摩天パーフェクトの現段階で環境に存在しうるデッキタイプをいくつか紹介したいと思います
エクストラを始めようと思った時に「スタンダードしかやった事無いんだけど何から組めば良いの?」って思った方はまずこの中から好きな構築を探して試して自分好みに少しずつアレンジしてみると良いでしょう
なお、この記事内で紹介されている構築は全て個人の主観と何かしら存在していたレシピを元に組まれたサンプルでしかないため個々の構築に対しての文句は一切受け付けないので予めご了承ください
エクストラガチ勢の方はこんな構築あるなぁくらいの感覚で見るのが精神衛生上良いと思います

御品書き
スタンダード延長系
黒馬バドレックス
白馬バドレックス
連撃ウーラオス
3神ザシアン
ムゲンダイナ
マッドパーティ
パーフェクション系
谷ミュウミュウ
ダークパーフェクション
スタンダードで見ないたね軸系
ピカゼク
レシリザボルケニオン
ターボダーク
ザシアンドータクン
ホミカガブギラ
3神レシゼク
ダストラボネク
カイリューV
スタンダードで見ない進化軸系
イオルブVmax
ドラパダスト
セキタンザンVmax
ゾロラッタ
ギミック系
不死鳥忍者ごっこ
アオギリカメックス
ムゲンリザレクション
単構築系
トゲキッス単
ハピナス単
ドンカラス単
インテレオン単
・コントロール系
モクナシラフレシア
超越サナニンフ
デデンネ捕獲キット

スタンダード延長系

インフレの渦中にある最新の環境で強いカードはカードプールが増えたエクストラでもやはり強い!
スタンダードで使われている構築がエクストラの力でそのまま強化されたような構築がここに集まる

黒馬バドレックス

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デッキコード:ca8c88-f5W7oU-4xxY8x
現代のスタンダードで環境トップとして圧倒的なシェア率を誇る黒馬はエクストラでも健在
デッキの殆どが超タイプのポケモンで構成される形になる事が多く霧の水晶がスタンダード以上に強く使える上に超タイプ全ポケモンを共通してサーチできるミステリートレジャーがカードプール上に存在するためとにかく安定して黒馬Vmaxが並び、展開力が高い
同じ超タイプのポケモンとして採用できる範囲はかなり広く、その中でも優先して採用されるのはサポートがサーチできるカプ・テテフGX、超タイプ以外全員の特性が消せるソーナンス(がまんのかべ)辺りとなる
エクストラの構築の中でもスタンダードに同じくシンプルで扱いやすいが、悪タイプに弱い点もスタンダードと変わらない

白馬バドレックス

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デッキコード:xYx4D8-yMlapJ-88axYc
黒馬が強いなら白馬も強い!と言わんばかりのデッキタイプだが、こちらは黒馬以上にエクストラの影響を色濃く受けている
スタンダードでは主なエネルギーの加速手段はメロンやユキメノコ(しもふらし)だったが、グッズであるアクアパッチがトラッシュから加速する手段として存在するため連続でのエネルギー2枚切りダイランスがかなり安定する
また白馬のダイランスで出せる250ダメージに着目しこだわりハチマキやちからのハチマキを採用する事でタッグチーム級の耐久力があるポケモンを比較的現実的にワンパンする事ができるのも強力
サーチカードも水タイプなら何でも持ってくる事ができるダイブボールやスタジアムとして毎ターン水タイプのたねポケモンを置けるせせらぎの丘と黒馬に引けを取らないくらいの豊富さがあり、盤面形成が速い
アクアパッチを安定して使うために特性の効果でバトル場に出て軽石を付けて逃げる動きができて水タイプであるケルディオEXがよく採用される
正面をひたすら相手する構築のため非ルールの小さなポケモンとの殴り合いには勝ちづらく、スタンダードと同じく鋼タイプがとても重い

連撃ウーラオス

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デッキコード:FvvfbV-NtfHf9-FkkvkV
現代のスタンダードでは黒馬に次ぐシェア率を誇り環境トップの一角を担う連撃ウーラオスはエクストラだと一見同じと見せかけて次元の違うパワーを見せる
スタンダードでは基本的にベンチに与えるダメージだけを増やすケースが多いが、エクストラには闘タイプにしか貼れない代わりに貼れば正面へのダメージが20伸びるストロングエネルギーや置くだけで闘タイプのダメージが20伸びるディアンシープリズムスターが存在(もちろん全て重複)し、正面にいる相手のVmaxを連撃ウーラオスVmaxだけでツーパンできるだけの火力を簡単に確保できる
更にベンチ狙撃に関しても従来のナゲツケザル(スローイングコーチ)や望遠スコープ、山彦ホーンに加えてベンチバリア各種を無視できるサイレントラボ、ベンチの弱点を突ける広角レンズとスタンダードに比べると圧倒的に通りの良いものとなっている
攻撃性能も優れているが盤面を作る力も優れており、従来の連撃のパーツ以外にもオクタン(連撃サーチ)の分岐進化として採用でき毎ターン手札を5枚まで増やしてくれるオクタン(アビスハンド)、闘ポケモンとグッズを同時にサーチできるコルニ、テッポウオと連撃ウーラオスVを毎ターンベンチに1匹ずつ置けるせせらぎの丘など適正のあるカードが数多く存在している
変わり種ではあるがスタンダードに比べて手札を減らす難易度が高くないのでマスタード連撃の型を採用する形も比較的現実的に作る事ができる
またキョダイレンゲキの連撃エネルギー+1枚必要なエネルギーを即満たすためにカプ・コケコプリズムスター等の手貼りとは別にエネルギー加速ができる手段を構えた構築も多い
不利対面は比較的少ない部類だが攻撃を軽減した上で回復までしてくるVmax相手(特に単構築)はかなり厳しい

3神ザシアン

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デッキコード:5VdVkV-1XQcCw-Fk5kkF
それなりの規模のスタンダードの大会に参加すれば大体誰かしら使っている事に定評のある3神ザシアンは、エクストラだともはや別のデッキにすら見えるほどの再現性を誇る
スタンダードだと後1で追加効果のあるオルタージェネシスGXを決めるのは中々難易度が高いが、エクストラではタッグコール→3神+グズマ&ハラ、グズマ&ハラ→ダブルドラゴンエネルギー+軽石+適当なスタジアムと持ってくる事でなんとタッグコール1枚から成立し、その後残りやすいリソースのおかげでより安定して最短2ターンで勝負を決める力を持っている
出してすぐに効果を発揮する系統のルールを持ったポケモンの特性に頼って盤面を作る構築にはめっぽう強く、相手に3-2-2のサイドを押し付けながら自分は3-3とサイドを取る事ができるという点はエクストラでも変わらない
1ターンに使うリソースの量が少なく済むようになったおかげでスタンダードに比べてメタカードを採用したりトレーナーズを厚くする余裕ができやすく、メタカードだとコバルオンGX、マギアナEX、ギルガルドEXなどと鋼タイプ中だけでもかなりの選択肢が検討できる
3-3や4-2のサイドプランを素直に通せる相手であれば理論上誰にでも勝ちうるがそれを簡単にはさせてくれない単構築には下手に出る事になる

ムゲンダイナ

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デッキコード:SEMMpX-K07zRC-yyXyUX
スタンダードでは色んな意味で3神ザシアンの永遠のライバルとも言える存在であり、特性の効果でベンチを広げる事のできる唯一無二の存在
エクストラとはいってもスタンダードと同じく悪タイプ以外のポケモンを殆ど採用できない事に変わりはないためシンプルになりやすいが、置きドロソとなるゾロアークGXや減ったベンチを埋めるダークライGX、シンプルに強いエネルギー加速として使えるダークパッチ等を採用できるのは非常に大きい
基本的にダメージを出せるのが2ターン目からな事に変わりはないが、最大打点の270ダメージまで到達するハードルは大きく下がっている
ゾロアークGXの特性を活用すれば常に不要なリソースを切りながら手札が増え続けるためスタンダードのムゲンダイナに比べて事故を圧倒的に起こしにくく、安定して270ダメージを押し付ける事ができる
ただし特性を消されると何もかもが止まりムゲンダイナ自身も180ダメージ止まりになってしまったりウソッキー(みちをふさぐ)やパラレルシティ(上向き)を出されるだけでベンチが大惨事になってしまう事、相変わらず闘タイプ(特に連撃ウーラオス)に対して弱い事には注意したい

マッドパーティ

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デッキコード:ySyMpp-kG2z11-RMUSMy
スタンダードでは数を減らしたものの強力な非ルールポケモンの一角を担い続けており、エクストラではそのパワーを更に引き出す事が可能となっている
エクストラ屈指の汎用グッズであるバトルコンプレッサーを最も強く使う事のできる構築であり、たった1枚のグッズからトラッシュに直接3枚のマッドパーティを持ったポケモンを送る事により一度に火力を60も伸ばす事ができる
スタンダードに比べてトラッシュする手段が多いため後攻1ターン目から200前後のダメージを叩き出す展開を作るのも難しくなく、相手がサイドを1枚や2枚ずつ取っている間にこちらは2枚や3枚ずつごっそり取っていける
また本来のマッドパーティであればポットデス以外で弱点を突くのは難しいが、ミュウ(はじまりのきおく)やマーシャドーGXを採用する事で進化を経由せずに闘や超の弱点を突く事が可能であり、弱点を突ける相手であればVmaxやタッグチームにも強気に出られる
最近の傾向では相手の盤面を制限したり自分の盤面に置いたままにしたくないルール持ちのポケモンをトラッシュする事で消せるパラレルシティが採用されるケースが多い
正面しか相手できないルール持ちのポケモンには1枚ずつしかサイドを取られない事を活かし1:2や1:3のサイド交換を繰り返せるため優位に立てるが複数を同時に攻撃できる手段を持った構築には非常に弱い

パーフェクション系

たった1種類のポケモンがありとあらゆる技を使える、そんな全知全能感はパーフェクションでしか味わえない
特性を消されるのには弱いが、それでもなおその何でもできる強さ故に使用者が絶えない

谷ミュウミュウ

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デッキコード:LignH9-dLQOZq-LLLNHg
スタンダード勢の中には最初にミュウツー&ミュウGXの特性であるパーフェクションのテキストを読んだ時に、「EXってスタンダードにいないじゃん」「そもそもEXって何?」と思った人が一定数いるはずである
このEXとは現代においてエクストラに存在するGXやVの先駆けとなったルール持ちのポケモンであり、倒されるとサイドが2枚取られるポケモンの昔の姿とも言える存在であり、ミュウミュウはGXのポケモンでありながらこれらのポケモンの力をも借りる事ができる
そもそもSM期のA及びBの時代に存在するGXの力も借りる事が可能性であり、現代のスタンダードに比べて8年分にも及ぶ選択肢が追加されているのである
また構築名に冠する「谷」は次元の谷というスタジアムの事であり、このスタジアムの効果によってミュウミュウに必要な技のエネルギーを無色1個分減らしつつ手貼りをする事で最初から要求されるエネルギーが2個以上の技を使えるというコンセプトである
とにかくできる事が多く、あらゆる構築に対応可能だがその分使用者視点で選択肢の取捨選択も多い
稀にソルガレオGX(ウルトラロード)のソルバーストGXから盤面のエネルギーを一気に増やして攻めてくる選択肢を持った構築も存在する
手貼りだけで動かす構築の場合相手の先攻1ターン目で混沌のうねりを貼られると悲しくなってしまう

ダークパーフェクション

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デッキコード:xGcKKx-ji0rEQ-xc48ac
スタンダードでもパワーの高い構築として名高いがエクストラでは更にパワーの高さに磨きがかかっている
ダークライGXとガラルファイヤーVの特性によって盤面のエネルギーの数がすぐに増えるため必要な数のエネルギーを満たすのがスタンダードのダークパーフェクションに比べて圧倒的に速く、攻めるまでのラグが非常に少ない
また、こちらにも次元の谷が採用されるケースがあり、ミュウミュウに最低限のエネルギーだけを貼って動いたり、手貼り1回分のエネルギーしか付かない状況でもオンバーンGXの技を借りられれば相手をグッズロックしながら盤面を作るプランを取る事ができる
採用されるエネルギーは基本悪エネルギーだけになっている構築が多いため物量で押す動きは得意だが純正の谷ミュウミュウほどの選択肢は無く若干不器用さがある
常にイージーウィンを狙えるほどの強さはあるが盤面から一気にエネルギーが消えると立て直すのが中々難しい

スタンダードで見ないたね軸系

スタンダードにもいるっちゃいるけど見ないものから存在自体がスタンダードから外れたものまで多種多様
エクストラの誇る圧倒的な選択肢で速度とパワーを手に入れた構築がここに集結

ピカゼク

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デッキコード:MUMy2p-rSilok-yMMREM
スタンダードだと見る影も無いくらい使用者がいなくなってしまったがエクストラではどこからでも次の動きに繋げる事のできる展開力と単色の構築とは思えない、ミュウミュウにすら引けを取らないレベルの器用さを武器に戦う
要求されるエネルギーの数を埋める事に非常に長けているのが雷タイプの特徴で、それぞれの要求エネルギーの色と数からは想像も出来ないくらいの凄まじい安定感と速度感、選択肢がある
適正のあるトレーナーズ、特にグッズのパワーが高くそれも速度感を出している要因となっており、特にエレキパワーは全体的に火力が控えめな雷にとっては必須のグッズとなっている
耐久力は控えめなため速度負けすると辛いが先に詰ませ盤面を作れるだけの再現性は秘めている
フラッシュエネルギー不採用だと闘タイプ(特に連撃ウーラオス)に対しては一方的に蹂躙されかねないくらい脆い

レシリザボルケニオン

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デッキコード:LLiNgQ-gUBPoQ-n9LgNn
スタンダードでは炎タイプ自体が減少しており、レッドパーフェクションやレックウザVmaxといった本体が炎タイプじゃないポケモンが主軸の構築で溶接工を使うケースが増えてきているがエクストラでは純粋な炎タイプでも高いパワーを出す事ができる
構築名を冠するボルケニオンEXの特性であるスチームアップを複数回使う事により主軸のレシラム&リザードンGXを実質的に青天井火力にする事が可能となっている
スタンダードでお世話になっている人も多いであろう溶接工は勿論、鍛冶屋が存在するためサポートにほぼ一任する形とはいえエネルギー加速の安定感は凄まじい
特に鍛冶屋は手札から基本炎エネルギーをトラッシュするスチームアップとの親和性が高く、2回スチームアップを使った後に鍛冶屋を使う事により一切無駄なくエネルギー加速を行う事ができる
レシリザの技は3つともあと一歩足りない火力をしているためスチームアップで受ける恩恵は大きく、このスチームアップの後押しにより相手のタッグチームやVmaxを一撃圏内に押し込めるケースも少なくない
実はボルケニオンEXは炎タイプかと思いきや水タイプも同時に内蔵しているため、流石に水タイプ用の汎用カードを使うまでには至らないが自身の絶妙な火力も含め相手の水弱点のポケモンを崩せるようにはなっている
ひたすら正面を崩していく構築のため非ルールの小さなポケモンを中心に攻めてくる構築にはあまり強くなく、アタッカーのタイプが基本的に被るため水タイプが露骨に苦手

ターボダーク

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デッキコード:SpyXUM-08KPNC-XMMRUy
ゲッコウガ&ゾロアークGXやダークライGXを筆頭にエクストラの悪タイプ特有の物量による制圧力を武器に戦う
ダークパーフェクションのパーフェクション抜きのような構築かと思いきやそうでもなく、盤面を作ってしまえば特性を消されてもさほど問題無く戦え、アタッカーを用意するまでの要求値も低めで、アタッカーの数を絞っている分デッキスペースに余裕があり、その分だけあらゆるカードの枚数を厚くしてより大きな物量でねじ伏せる力押しに向いた形となっている
ダークライGXの特性リザレクション、ピーピーマックス、ダークパッチとエネルギー加速の手段が豊富で技を使うまでの間に盤面のエネルギーがみるみる増えていき、メインアタッカーのゲコゾロの技あくのはどうの火力も比例して上昇していく
盤面のエネルギー1個に付き30ずつダメージが増えていくためエネルギーの総数が6~7個で耐久力がV以下のルール持ちのポケモンが、8~11個でタッグチームやVmaxが一撃圏内に入る
またデッキスペースに余裕がある事によりどくさいみん光線を複数採用でき、一見エネルギー加速のためだけに入っているダークライGXのデッドエンドGXと併用した正面強制気絶コンボを現実的に行う事ができるのも非常に強力
デッキパワーの高さはエクストラでも屈指だが事故率は高め(使用者談)で理想的な動きができない事も珍しくなく、基本的にひたすら正面を崩していく構築のため非ルールの小さなポケモンを中心に攻撃してくる構築には弱め

ザシアンドータクン

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デッキコード:xxc8xG-Zl2UpC-D8D88a
別名はチェーンザシアン、トランスザシアン
ドータクンの特性でザシアンVを中心とした鋼ポケモンで攻めたり耐性で無理やり相手を突破する構築だが、エクストラのドータクンにはスタンダードで強い特性メタルトランスのもの単体だけの時に比較すると圧倒的に優れた点が2つもある
1つ目はドータクン(メタルチェーン)の存在でメタルソーサーとは別にトラッシュからエネルギー加速が可能となっている事、2つ目はドーミラー(ぬけがけしんか)の影響で後攻1ターン目から進化可能となっている事である
この2つの要素によって進化ポケモンにシステムを頼っているにも関わらず比較的現実的に後攻1ターン目から攻撃が可能になっていたりエネルギーの供給が簡単だったりとかなりの速度感を誇る
3神ザシアンと違い構築を鋼タイプ一辺倒にできる上にGX技の権利を残しやすいため鋼タイプに限定すれば採用できるポケモンの範囲は3神ザシアン以上に広い
弱点対面は鋼タイプ特有のカードのおかげでそれなりに対策できるためまだ何とかなるが非ルールのポケモンはできれば相手にしたくない

ホミカガブギラ

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デッキコード:QLLgni-S5WbWR-Lg9LLn
エクストラの環境で頻繁に使われるドラゴンタイプの中では古株の部類に入る
主軸のガブリアス&ギラティナGXの技カラミティエッジで240ダメージ(技の性質上先にダメカンを乗せなければならないため実質250ダメージ)を素早く出す事をメインプランの1つに据えており、初動はダブルドラゴンエネルギー手貼り+サポート以外のエネルギー加速としてカプ・コケコプリズムスターのせんじんのまいを使う事によって必要なエネルギーを満たしつつホミカ+マタドガス(ぶっとびボム)orドガース(ぶっとびボム)やガラルジグザグマ(かんしゃくヘッド)の効果で先にダメカンを乗せる事で後攻1ターン目からでも高い打点を叩き出す事ができる
またこの構築はガブギラ自身の単体で完成された技構成に加えてアーゴヨン&アクジキングGXやクワガノンV、オンバーンGXを筆頭に色々なサブアタッカーを採用する事が可能で、一見ぶっとびボムを発動させるためだけに入っているように見えるホミカもトラッシュからタマタマ(ぞうしょく)を拾ってそれをトラッシュする動きにより何も無い所から3枚or6枚ドローする事もでき手札を増やしやすいので見た目以上に動きの選択肢が広く対応できる構築も多い
ただし不意のピッピ(ゆびをふる)には注意

3神レシゼク

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デッキコード:ngPigN-9YAJ39-LL9gNL
タッグチーム同士の殴り合いの強さと小型のポケモンを主軸とした構築に対して強く戦える性質を同時に持ち、主軸のポケモン2種類がダブルドラゴンエネルギーをかなり効率的に共有できる非常に親和性の高い構築
主軸の片方であるレシラム&ゼクロムGXは非常にシンプルならいえんむそうという技を使えるがこの技が非常に強力でベンチポケモンの炎と雷の基本エネルギーを3枚までトラッシュしその枚数×90ダメージと凄まじい打点倍率を誇り、自身の技に必要なエネルギーもダブルドラゴンエネルギー1枚で満たす事ができる
素で最大270ものダメージになるこの技だがそこにオルタージェネシスGXを乗せる事で+30、ポケモンの道具を付ける事によら更に+10~20できるため310~320とタッグチームは勿論、Vmaxですら一撃で持っていける可能性のあるラインまでダメージが上がる
アルティメットレイやピーピーマックス等ベンチにエネルギーを集める手段も多く、ある程度盤面を作ってしまえば好きなタイミングで高火力を差し込む事ができる
レシゼクはタッグチームやVmaxのような大型のポケモンに強いが3神は通常のGXやVのような中型に強いためそこに更に小型の非ルールポケモンに強くなるように3鳥を採用して追加効果付きのスカイレジェンドGXを使う選択肢を用意している構築も存在する
構築がタッグチーム祭りなので相手にサイドを3-3と取られがちな所が弱い点となる
レシゼクが雷タイプと炎タイプの構築以外に入っているピッピで倒しづらいのはタッグチームのドラゴンタイプとしてはかなり偉い

ダストラボネク

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デッキコード:VVvkfV-Cz3cwf-FbVvd1
別名ほろネク、ホロネク、滅ネク、ラボネク等(要はウルトラネクロズマ(ほろびのかがやき)である)
この世で最もサイレントラボを合理的に使える構築と言えるこの構築は、ウルトラネクロズマ(ほろびのかがやき)に付いているデメリット特性のウルトラバーストを相手のポケモンの特性ごと消す事でついでに相手の動きも止めながらとんでもない火力で殴り続けるというシンプルかつ凶悪な構築である
というのもこのポケモン、なんとダブルドラゴンエネルギー1枚でノーデメリットの170ダメージを叩き出すほろびのかがやきという技を使え、追加効果が相手のポケモンのエネルギーを1個破壊といくらデメリット特性が付いているとはいえやりすぎなくらいの破格な性能を誇っている
特性の効果は相手のサイドが2枚になるまで技が使えないというものであるため消さない理由が無いのだが、その消す手段としてお互いのたねポケモンの特性を消せるスタジアムのサイレントラボが採用される他構築名にも冠するダストの部分となっているダストダス(ダストオキシン)が採用されるケースも多く、少なくとも相手のサイドが2枚を切るまでは自分が殴ったターンの後相手は必ず動きを制限された状態でターンが始まる事になる
全体的にHPが低いのは複数を同時に攻撃できるポケモンに弱い原因となっているので考えものだが、1匹倒されても取られるサイドが1枚のため正面のポケモンとしか戦えず回復もしない構築に対しては殴れないターンを作らない限りかなり強気に戦える

カイリューV

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デッキコード:LnN9Li-Jv027C-gngLHL
蒼空ストリームからやってきた最新弾の刺客
既存の活躍してきたドラゴンタイプのポケモン達に比べて必要なエネルギーの色と素の火力に恵まれており、正面に対して素早く致命傷を与える事にかけては右に出る者はいないくらい凄まじい攻撃性能を誇る
ダブルドラゴンエネルギーに対応しているのは当然の事、必要なエネルギーがカプ・コケコプリズムスターのせんじんのまいやメロンで埋める事も可能でエネ加速の選択肢が複数あるため初動で250ダメージを叩きつける動きができる事もザラである
250というダメージでピンと来た人もいるかもしれないが、こだわりハチマキやちからのハチマキを貼る事でタッグチーム級の耐久力のポケモンを一撃で持っていく動きも可能である
水雷ドラゴンのどれかであればサブアタッカーも採用しやすい
弱点でもないのにピッピに怯えなければならないのはもはやルール持ちのドラゴンタイプの宿命なのかもしれない

スタンダードで見ない進化軸系

たね軸ばかりに目が行きがちだが進化ポケモンも負けてはいられない
たねポケモンとはまた違った大きな数値や変わった効果による高い制圧力がウリとなる

イオルブVmax

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デッキコード:1Fk5db-Tvyt2D-kVVVw5
過小評価されやすい草のVmaxの中でもかなり強い部類に入る
イオルブVmaxの特性かいこうせんが中々強力で、バトル場に出せばターン毎に1回相手のポケモン全員にダメカンをばらまく事ができる
当然入れ替える手段さえあればイオルブVmaxが盤面にいる数分までなら複数回使う事も可能なため全体に入るダメカンの数は1個ずつとは限らない
更にこの構築に採用されるヨノワール(くろいて)は相手の盤面のダメカンを好きなように移動できる2進化ポケモンだが、ヨマワル(ひとだましんか)の存在が影響して実質1進化のように出す事ができるためふしぎなアメと同時に手札に持ってくる必要性が無く2進化にしてはかなり盤面に出しやすく、全体にダメカンを乗せ続けられるイオルブVmaxとの相性も抜群
どのタイミングで勝負を仕掛けるかがかなり鍵になってくる構築であり、普通に戦っているだけでも無限に選択肢が飛び出してくる
構築の性質上物量に頼って展開する構築には強いがハピナス単を除いた単構築のようなポケモンが並ばずエネルギーも最低限しか付かない構築には少々苦戦する

ドラパダスト

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デッキコード:yX2ME2-QOSeea-RUpSMM
スタンダードでは超タイプVmaxとしての座をすっかり黒馬に奪われてしまい使用者も減ってしまったが、単体性能の高さは変わらず、エクストラではその単体性能の高さを際立たせる強力な相棒を引き連れている
構築名に冠する「ダスト」はもちろんダストダス(ダストオキシン)の事…と思いきや実はダストダス(ゴミなだれ)も同時に採用されがちな恐ろしい構築である
特性を止めながらひたすらダメージを蓄積させていくというなんとも地道な構築と見せかけて途中でトンデモダメージのゴミなだれが炸裂して急に前のポケモンが吹っ飛ぶ事もあるため相手からしたら油断できない
ミステリートレジャーと霧の水晶の2大超タイプ専用汎用グッズが使えるため展開の安定感は類を見ない…と思いきや特性を使わないため黒馬程ではない
非ルールのポケモンに対してとても強いドラパルトと大きなルール持ちポケモンに対しても致命傷を与えられるダストダス(ゴミなだれ)で補完を取る形となっているので、相手に合わせて使い分けると非常に効果的
デッキパワー自体は決して高くないため黒馬以上に悪には弱い

セキタンザンVmax

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デッキコード:NLgiLL-gtlKVZ-QnQggn
B~Dのカードが使えた頃のスタンダードでは大型大会使用率TOP5に入るくらいの高い使用率を誇っていたが現代のスタンダードでは立場を2種のウーラオスに闘タイプとしての座を奪われてしまい、ドラパルトVmaxと似たような運命を辿っている
しかし攻めに特化した2種のウーラオスとは違い、こちらは圧倒的な耐久力を武器に正面のポケモンとひたすら殴り合って押し切るのが主な動きとなる
デッキエンジンとして採用されるマグカルゴ(じならし)とは非常に相性が良く、お互いの進化ラインに共通してヘビーボールの対象として選ぶ事ができ、特性のじならしで山札のトップにエネルギーを持ってくればふんかだんで確実に130ダメージを出しながらエネルギーを付ける事ができる
じならし+ヤレユータン(さるぢえ)の相性も良く、好きなカードを手札に加えつつ手札にエネルギーがあればそれを山札のトップに戻してふんかだんで付けるエネルギーとして使えるため、一連の流れが非常に美しく噛み合っている
2種類の特殊エネルギーの存在も大きく、ストロングエネルギーやストーン闘エネルギーを複数付ける事で火力も耐久も一気に伸びる
1匹を強く育てて戦う構築のため不意にその1匹を崩されると途端に脆くなるが、2回攻撃しても崩せないくらいの中打点相手にはかなり強気に戦える

ゾロラッタ

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デッキコード:4xcc8G-13Kade-88x8DD
元々は構築名に冠するゾロアークGXとラッタ(いかりのまえば)を中心にあらゆる構築と戦える構築…だったのだがイーブイヒーローズで収録されたゾロアーク(げんえいへんげ)の登場によりメタモンプリズムスターを経由せずとも色んな1進化が出せるようになり採用できる1進化の幅が一気に増えてそちらをメインに据えた構築へと変化した
主軸のラッタの技のいかりのまえばはエネルギー3個で相手のポケモンのHPを10になるまで削るというものであり、これとどくさいみん光線やアリアドス(どくのす)を組み合わせる事であらゆるポケモンを一撃で持っていく事ができるためHP60の1進化と一見頼りなくてもトリプル加速エネルギーと毒を仕込む手段さえ揃えばほぼ確実にサイドの1:2や1:3交換を成立させてくれる仕事人である
ラッタ以外の1進化も要所要所でトリプル加速エネルギー手貼りから活躍できるものが多く存在し、構築段階から既に広い選択肢を持つ
レスキュータンカとバトルコンプレッサーの使い方が普通の構築に比べるととても大事なので

ギミック系

力に溢れるエクストラでも更にロマンを求めたい…
ここにある構築は何かを止められる事に非常に弱いが、「ハマれば強い」がこれでもかと詰め込まれている

不死鳥忍者ごっこ

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デッキコード:xac4xc-iyv58P-xG8xaY
ホウオウEXと3色の基本エネルギーをトラッシュに落としてホウオウEXの特性であるふしちょうでベンチにその基本エネルギーの付いたホウオウEXを出し、サポートのにんじゃごっこで好きなたねポケモンに変換してそのポケモンで戦う構築
この構築に採用されるアタッカー候補としては3神、3鳥、アメイジングレアのポケモンといった要求されるエネルギーの色がバラバラのポケモンが主である
特にアメイジングレアのポケモンはこの構築だとかなり扱いやすくなっており、最速で後攻1ターン目から本来中々使いにくい技を宣言する事ができる
サポートで展開をスタートする必要があり、アメイジングレアのポケモンを出す場合は耐久力が低い事もあって連続で使わなければいけないケースも出てくるため他のサポートを使いづらいのが難点だがそれを許容できるだけのパワーが出せるのは他の構築には無い強みとなる
アタッカーの種類の多さ故に誰でスタートするか全く分からない上、バトルコンプレッサーが使えないとそのまま試合終了してしまう可能性が高いのが難点

アオギリカメックス

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デッキコード:VF1VVF-kMga9d-kbFVvk
手札が1枚になった時にのみ使えるアオギリの切り札からカメックス(ばくりゅう)を進化を経由せずに出し、基本水エネルギー限定で無限に手貼りできる盤面から水もしくは無色エネルギー中心で動くポケモンをノータイムで育てて押し切る構築
構築の性質上手札をトラッシュする手段が非常に多く入る事となり、リソースが消えるのが他の構築に比べると圧倒的に速い
その分盤面が整うのも速く、後攻1ターン目から動きの最大値を取れる事も珍しくない
採用されるアタッカーにはある程度個性が出るが、最も効率的かつ現実的に高火力を出せるミュウミュウ+カメックスGXの組み合わせは採用されやすく、ミュウミュウに合わせてGXやEXのポケモンを複数採用する形かそれ以外のアタッカーで戦う前提で組まれた形で二極化する傾向にある
カメックス(ばくりゅう)さえ出してしまえばアオギリの切り札を水タイプの1進化や2進化、Vmax等のアタッカーを出す事にも回せたりするためコンボに特化しているかと思いきや実は選択肢は多い
グッズロックに非常に弱い

ムゲンリザレクション

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デッキコード:Lin9HQ-v9Yvv6-gnNNLN
ムゲンダイナVmaxの特性ムゲンゾーンの場に悪タイプじゃないポケモンが居なければベンチが8枠になる性質とカクレオン(いろいろへんげ)の付いている基本エネルギーと同じタイプになる性質を利用してトラッシュの基本悪エネルギーを1つ残らず盤面に加速する構築で、ある意味変則型のターボダークとも言える
これらにダークライGXとマニューラGXを組み合わせる事で
リザレクション
→シャドーコネクション(ダークライGXから別のポケモンにエネルギーを移動)
→シャドーコネクション(カクレオンから別のポケモンにエネルギーを移動)
→ムゲンゾーン解除(ベンチの枠が減ってダークライGXトラッシュ)
→シャドーコネクション(別のポケモンからカクレオンにエネルギーを移動)
→ムゲンゾーン復活(ベンチの枠も復活)
→リザレクション
を繰り返し、リザレクション1回毎に盤面に悪エネルギーが増えてゆく
普通のターボダークに比べてデデンネGXやカプ・テテフGX等別のタイプのポケモンを殆ど採用できなくなる構築単位のデメリットを抱えてはいるものの盤面から一気にエネルギーを失っても簡単に盤面復帰できる事とアタッカーとしてもエネルギー2個で最大270ものダメージを出せてHP340とかなりの高耐久なムゲンダイナVmaxが使えるため速度感と安定感に欠けるが盤面完成後の制圧力は凄まじい
それでもやっぱり闘タイプ(特に連撃ウーラオス)には弱い

単構築系

エクストラのパワーを持ってすればたった1種類のポケモンしかいなくたって戦える!
弱点を突いてくる相手にはちょっと弱いという宿命を抱えつつも、単体のカードパワーと豊富なトレーナーズで賢く勝つ構築がここに

トゲキッス単

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デッキコード:1kV5VF-X0ii0N-kv5kFw
現代のエクストラを代表する単構築の1つ
技が手貼り1回で使えて好きなカードを2枚持ってきながら120ダメージを与えるものであり、この技1つを延々と使い続けて相手のポケモンか山札のどちらかを地道に削っていく
自身を一撃で倒せないポケモンに対して延々と満タンの薬やモミで全回復したりアセロラでダメカンごと盤面から消える事により自分の場の見た目がひたすら変わらないように動くため、順当に動くとほぼ確実に長期戦となる
自分側の要求値が低いため再現性は抜群、更に好きなカードを持ってこられる技や、特性を持ったポケモンがいない事によって採用できるブルーの探索の性質上山札は実質手札と言っても過言ではないがその分選択肢も多いため制限時間付きの対戦では火力が控えめな事も相まって常に素早い選択が強いられる
いくら弱点保険があるとはいえ剥がされると意味を成さないため雷(特にクワガノンV)はかなり厳しく、その他当たり前のようにこちらを1撃で持っていく構築にも弱い

ハピナス単

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デッキコード:2MMMyU-08i4A7-ppyMRM
単構築には珍しく火力でゴリ押しする系統の構築
スタンダードではポリゴンZ(クレイジーコード)の力でエネルギーをひたすら付けるのが主流であるが、エクストラではハッピーボンバーの効果のみでエネルギー加速を行うのが主流である
というのもエクストラにはダブル無色エネルギーが存在し、1枚でエネルギー2枚分として換算されるので技を使う前にトラッシュに落としておけば1度の攻撃から6個もエネルギーを拾う事ができ、火力が180も伸びる
ハピナスV自体のタッグチームに匹敵するくらいのHPの高さや弱点を比較的簡単に消す手段としてウィークガードエネルギーが普通に採用できたり、タフネスマントに対応している事もあり状況次第では弱点の無いHP300で倒してもサイドが2枚しか取れない強固なポケモンとなり、一撃で倒されなければ延々と回復する事でターンを跨ぐ毎に火力も伸び続けて手が付けられないレベルの怪物が誕生する事もある
ただし初動で火力を出すのは難しいので1匹で2回以上殴れるように構築を工夫したり立ち回りを考慮したりする必要はある
1匹で2回以上攻撃させてくれない構築には下手したら手も足も出ない

ドンカラス単

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デッキコード:LPnLgQ-PJABxV-gi9NLL
グッズのやみのいしの効果により先攻1ターン目から進化しながらそのままターン続行可能という現代のポケモンカードの常識を無視した構築
先攻1ターン目から進化しても技が使えないがこの構築は主軸のドンカラスGXがバトル場にいるだけで相手のプレイヤーはポケモンの道具、特殊エネルギー、スタジアムが封じられるよるのしはいしゃという強烈な特性を持つため先攻1ターン目に進化させる価値は非常に高い
特に特殊エネルギーを封殺する効果は絶大で、特殊エネルギーへの依存度が高い構築はこの特性の効果でほぼ詰んでしまう事も珍しくない
特性単体でも強力だが、相手がスタジアムを貼れなくなるためサイレントラボを貼る事で特性に頼るたね軸を封殺できる可能性が普通の構築に比べて圧倒的に高いのも強力
あらゆる動きが制限されて動きが止まった相手にアンフェアGXを使う事で手札を2枚溶かし、その後は可能な限り一方的にフェザーストームで削ってじわじわと追い詰めていく
ただし構築の性質上頂への雪道は貼れないため基本エネルギーを軸に動く進化ポケモン(特にVmax)にはあまり強いとは言えない

インテレオン単

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デッキコード:V55FVF-0YqM3D-VFbkVd
単構築にしては珍しくほぼ基本エネルギーのみでも動く事が可能で、火力も必要最低限は備えているがベンチへの狙撃も込みで本当に必要最低限のため単構築の中でも1、2を争う程のプレイング難度を誇り、1つのプレイングミスが命取りになりかねないタイプの構築
インテレオンVmaxの性質と噛み合った強力なトレーナーズを多く扱えるためポケモンの数の少なさの割に引き出しの多さは尋常じゃないほど多く、デッキの性質上完璧に動きを止めてくる構築が少ないため常に正解の選択肢を辿り続ければありとあらゆる構築に対して対抗できるポテンシャルを秘める
動きの安定感も抜群で、エネルギーが必要数付いたインテレオンVmaxが完成した盤面まで進んでいれば大体の選択肢は支障なく取る事ができ、その段階でほぼ確実にサイドを2-3-3と押し付ける事ができるのも優秀
ただしプレイング難度故に制限時間付きの大会ではかなり練習してから持ち込む必要があるのと、雷軸や突然出てくるクワガノンVには弱め

コントロール系

どんなにエクストラのカードパワーが高いといっても使えさえしなければ無いのと同じ!
友達を無くす可能性が大いにある、禁忌とすら呼べる構築がこちら

モクナシラフレシア

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デッキコード:VVkk5V-2AeOM0-kFwVbd
エクストラでもトップクラスに詰ませ性能の高い構築で、モクロー&アローラナッシーGXのスーパーグロウを始点に次々と2進化を育てて徐々に詰ませていく構築
スタンダードでは初手でゴリランダー(ボルテージビート)を立てるがエクストラでは基本的に初手で盤面に出てくるだけでお互いグッズロックされるラフレシア(イライラかふん)を立ててから試合が始まる
基本的に相手のテンポをグッズロックで奪いながらサポートだけでデッキを動かす前提で作られており、2回目以降のスーパーグロウではスタンダードと同じくエネルギーを増やして遂行力を上げるゴリランダー(ボルテージビート)を立てる形と詰ませる事に特化したラフレシア(にがにがかふん)やジュナイパー(みつりんめいさい)を立てる形に二極化する
どちらの形でも初手からグッズロックが機能してしまえば基本的には動きをかなり制限できるためラフレシア(イライラかふん)が倒される事が無ければワンサイドゲームになる事も少なくない
ただしグッズロックに頼る側面が強くパワー自体は決して高くないためグッズロック関係無く戦うプランが作れる構築(特に非ルール1進化や2進化で攻撃できる構築)や特性を消せる構築に対してはあまり強くない

超越サナニンフ

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デッキコード:LLPiQg-jgDMwa-n6QNng
エクストラのコントロール系の構築の中ではかなりアグレッシブな構築ではあるが、コンセプトの凶悪さは屈指のものである
というのもこの構築、開始2ターン目で相手の手札を綺麗に消す事をメインプランとして据えているのである(超越の語源はこの手札を消す行為を含めTCGにおいて実質的に追加ターンを得る行為という説がある)
しかもただ手札を消すのではなく、その手札を消す手段としてサーナイト&ニンフィアの追加効果込みのGX技であるミラクルマジカルGXを採用しており、メインの効果が200ダメージで追加効果側に手札消去があるため致命傷レベルのダメージを与えつつトップドローでの解決以外で何も出来ない状況を作り出す事ができる
それ以外にも選択肢は複数あるがどのプランも基本的には攻めながら相手の盤面を途中で止めて一方的な攻めを成立させる事を目的としている
ただし自分の盤面を完成させるのに必要なパーツの多さがベンチの枠を無理やりこじ開けるスカイフィールドが必須になるほど多く、その対策の対策も講じる必要があるため常に環境との勝負になってくる非常に難しい構築でもある

デデンネ捕獲キット

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デッキコード:VVVFbk-lSA29d-f1kVFf
上記の構築はコントロール系に分類できる中でもサイドを取りきる事を目的とした構築だが、こちらはLOを狙う構築でありその中では最も大会上位にいる事の多い構築である
一見ふざけた名前のように見えるが構築の使用者的にはふざけているのは環境の方で、ありとあらゆる構築にデデンネGXを筆頭としたルール持ちの単発デッキエンジン系ポケモンが採用されている事を揶揄しているものと思われる
プラズマ団のカビゴンの特性であるとおせんぼの効果はバトル場のポケモンが逃げられなくなるというシンプルなものであり、カウンターキャッキャーやグズマでこのポケモンとデデンネGXetc.を対面させる事により無駄にリソースを使わせたりリソースの無い相手はそのまま詰ませたりしてその間に相手の山札を削り続ける事でLOを狙うのがデッキ名にもなったコンセプトとなる
なんといっても軽石による逃げが成立しなくなるのが強力で、入れ替え札を軽石とグズマ以外採用しない構築が多いエクストラならではのギミックと言える
また山札を削る機構としてはルザミーネ+ロケット団の工作+ジバコイル(ダブルブレイン)の並びが採用される事が多く、
ルザミーネ使用
→ルザミーネ+ロケット団の工作
→ロケット団の工作使用
→ルザミーネ使用
この流れをループする事でサポートを使う権利の2回に1回を相手の山札を削る事に使う事ができる
ちなみに自陣から相手のポケモンを攻撃する事は余程の事がない限りは無いため前半は技を使う事無くベンチにザシアンVを置いてふとうのつるぎorダイゴの決断使用で手札を整えながらターンを返す事になる
LO全体に言える事だが意外に不意に自分の山札を筆頭としたリソースを削られる事に弱かったりする他、リソースの減りが遅くデッキエンジンをトレーナーズに一任しておりカビゴンで動きを縛れるポケモンが出てこない単構築には比較的弱め

後書き

今回はとにかく色んな構築を紹介するだけの記事とさせて頂きました
今回紹介した構築は当然エクストラの全てには到底及ばず環境に存在している一部に過ぎませんが、この中で気になる構築を見つけたり、気になるカードを探せたりしたなら執筆者としては幸いです
「この構築結構普通にいると思ってるんだけどなんで載ってないの?」とか「この構築組みたいんだけどどう立ち回るのが正解?」とかこれらとは別に感想とか質問とか記事内で日本語がおかしい所とかあればTwitter(@Primarina_main)のDMまでお願いします
ここまで読んで頂きありがとうございました!

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更新事項

8/17 0:30 ターボダークの事故率が高い事を追記

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