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『The Sinking City』クリアしたのでプレイ感想とストーリー考察書いてみたぞ!

Switchで安くなっていて「ホラーゲーム」とあったのでちょっと気になって手を出してみたこちらのゲーム。

最初は操作やゲーム性になれず悪戦苦闘しましたね(笑)。

ということで、クリアした感想とストーリーの考察を書いていきたいと思います!


※以下ネタバレを含みます。







『The Suicide of Rachel Foster』をクリアした感想

主人公が探偵ということもあり、特殊能力を使った捜査や推理といったパート、異形の怪物との戦闘、選択肢によって登場するキャラクターとの関係性が変わったり生死を左右したり。
サブイベントもあったりしてやり込み要素があり、ゲームとしてとても充実していたと思います。

ただ最初は操作に戸惑いました(笑)。
出来ること・やることが多くて、本当にこのゲーム私に出来るんだろうかと(笑)。
操作性も正直「いい」とは言えなかったので戦闘も含めて少し難易度は高めかな、と。

あとEDが3つありましたが、長くストーリーをやってきた割にはどれもスッと終わったので、もう少しEDらしいEDであっても良かったのでは?と思いました。
どのEDもリードさんも世界も救われていない感じがなんとも言えませんでした。

『The Suicide of Rachel Foster』のストーリー考察

主人公のチャールズ・リードはボストンで私立探偵を営んでいる。元は米海軍の軍人。
リードは奇妙な幻覚や悪夢に度々悩まされていた。
原因を突き止めていく内にオークモントという港町が関係しているのではないかと辿り着く。
そこは街の大部分が海と川にのみこまれており、集団ヒステリーや怪物も徘徊している。この街でリードは数々の事件を解決しながら情報を集めていく。

本作は「クトゥルフ神話」をモチーフにしている

私はこの神話に詳しくないのでゲームをプレイしていて特にピンときたりはしませんでした。
また、クトゥルフ神話以外にも怪奇小説家ハワード・フィリップ・ラヴクラフトの小説にも影響されているそうです。
かなりマニアックですがそういった事前知識があればより楽しめる作品になっていそうです。

また同社から同じくクトゥルフ神話をベースにした「コール・オブ・クトゥルフ」というゲームも発売されているそうです。

3つのエンディングからシンキングシティを紐解く

シンキングシティのエンディングは全部で3つあります。
ストーリーで色んな選択肢がありますがエンディングには全く影響しません。
最後の分岐前にオートセーブがかかるので、そこからロードすれば誰でも全てのエンディングを見ることができます。

エンディング①:自らが犠牲となり世界の周期を伸ばす。

リードは種を持つ者の使命として、世界を存続させるために自ら命を絶つ選択をする。

その後、世界は生きながらえ月日は流れ…。
冒頭と同じようにオークモントの港で船を待つヨハネス・ヴァンダー・バーグ。

当初はこのエンディングの意味がわからなかったのですが、周期を伸ばしたことで世界は救われたのですが『歴史は繰り返す』という言葉があるように、またリードさんと同じように「選ばれし種を持つ者」が現れ、それをヨハネス・ヴァンダー・バーグが迎え入れているのではないのかと…。

結局また周期を閉じるのか再開させるのかをその人は選ばないといけないし、結局何も解決はしていないんですよね…。
実況でも言ったけどまるでFF10のような…。

エンディング②:オークモントの街から逃亡する

リードさんはこの負の連鎖を断ち切るためにあえて「選ばない」選択をし、オークモントの街を去ることにする。

数年後、ボストンのバーでお酒を飲んでいるとヨハネス・ヴァンダー・バーグが新聞記事を持ってくる。

それはボストンの街が壊滅的な洪水に見舞われているという記事だった。
そしてバーにはいつの間にか水が流れ込んできていた…。

こちらも当初エンディングの意味を理解しきれていなかったのですが、おそらく「選ばない」選択をしたことによりオークモントの街以外にも洪水や集団ヒステリーなどの現象が起こるようになったのではないのかな、と。

世界は一応生き延びたけど、それは新たな苦難の始まりだったのかも。
リードの幻覚症状もおそらく治っていないのでしょう。

エンディング③:クティゴンナールの封印を解き、世界を終わらせる

ストーリー上でも度々名前が挙がっていた「クティゴンナール」の姿が唯一見られるエンディング。

クティゴンナールの体内に取り込まれるリード。
その後、オークモントの街に巨大な津波が襲い掛かり、世界は滅亡する。

世界もリードも両方失ってしまうのでエンディングの中でも一番BADかな、と思います。

でもどのエンディングの釈然としない終わり方となってしっているので、やっぱりもう少しボリュームが欲しかったですね。

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