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マーケティングの基本

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マーケティングの基本について書いた記事をまとめています。
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中小企業におけるブランディングの重要性

中小企業のブランディングの重要性といえばやはり、知名度を高めて存在を広く認知してもらったり、イメージを定着させつつイメージアップを図ることにあるといえます。 また中小企業には競合するライバル企業が多く、更に大手という大きな存在があるので、戦略的かつ積極的にブランディングに取り組む重要性が高いわけです。 逆にブランディングを行わない理由はないですし、むしろ意識的に取り組み続けることで、少しずつ企業の価値を高めて存在感を大きくできます。 まずは企業のブランディング、それこそが

販売価格を無効にして、値段に関係なく購入してもらう方法

販売価格を無効にする方法。 結論、それはファンになってもらうことです。 自社だったり、製品だったり、サービスだったり、自身だったり、ファンになってもらうと、ある程度の価格設定は、その効力を無くす可能性があります。 ちょっと大袈裟な表現になってしまって恐縮です😅 例えば、勝手知った仲間がお店をオープンさせたとします。 で、自らそのお店に足を運んで、サービスを受けたとき、会計はあまり気にしないと思います。 例えば、自分が尊敬しているひとが書籍を出版したとします。 その、定

世の中はマーケティングで溢れている

マーケティングには、いろいろな定義があります。 言い換えると、絶対的な正しい定義は、存在しないのです。 マーケティングの定義を私は、「欲しい人の目の前に欲しい物を差し出す活動全般」として、整理しています。 目に見えない消費者の潜在意識を顕在化することで、新規顧客の開拓や新商品の開発に役立てます。 「マーケティングと販売は正反対」という言葉がありますが、的確に消費者のニーズを掴み特定のターゲットに向けた商品・サービスを提供すれば販売活動などせずとも自然に売れるという意味で

マーケティングと心理学の関係

ビジネスで新商品やサービスを展開する際に、必ずと言っていいほど行われるマーケティングは、具体的な市場ニーズを確認するために非常に重要なものとなっています。 これらは、具体的には実際の市場が要求する要素を確認するための行為と考えられている面がありますが、近年では顧客の表に出ない様々な欲求を掘り起こす目的に利用されることも多くなってきました。 いわゆる潜在ニーズと呼ばれる部分を掘り起こすことで、多くの企業は新たな顧客の欲求を掘り起こし、これに合った商品やサービスを生み出すこと

なぜスターバックスコーヒーは、テレビCMを打たないのか

シアトルコーヒーやカフェの文化を根付かせたスタバは、「テレビCMを打たずにブランド力だけで成功した」と言われています。 ブランディングと口コミだけで、広告費をかけることなく成功したスタバ。 その戦略や考え方は、店舗運営だけじゃなく、あらゆる企業にとっても学ぶところが多いと思います。 アメリカでも日本でも、テレビCMを打っていないスタバは、1971年にアメリカのシアトルで開業して以来、まったくCMを打っていないかといったら、そうでもないようです。 1998年にフラペチー

アメリカ大統領の選挙活動にも使われたABテスト

ABテストは、WEBマーケティングにおける手法のひとつです。 WEBサイトや広告のバナー等の画像をAパターンとBパターンの2パターンを用意して「どちらがより良い成果を出せるのか」ということを検証するものです。 複数の組み合わせを検証をするケースもあります。 例えば、バナー3パターン、キャッチコピー4パターンの組み合わせなど。 狭義では、ABテストは仮説検定を指す俗称。 広義のABテストは、インターネットマーケティングにおける施策の良否を判断するために、2つの施策同士を

今さら聞けない!マーケティング4.0

コトラー・マーケティングという言葉をご存知でしょうか。 これは2005年にアメリカの経済学者でありマーケティングの神様と称されるフィリップ・コトラーが提唱した、顧客とつながることの重要性を世間に広めた考え方です。 そして、2016年には、「マーケティング4.0」を発表しました。 マーケティング1.0は、生産主導、2.0は顧客中心、3.0は人間中心のマーケティングを提唱していますが、マーケティング4.0では一転して、マーケティングの手法について、こう示しています。 「マ

ひとの行動に興味を持つとマーケティングが面白くなる

マーケティングを行ううえで、理解しておきたいことのひとつは、行動心理学です。 行動心理学を学ぶことにより、認知度向上や売上増加につながる戦術を導き出せます。 当たり前のことを書きますが、インターネットで商売をする場合には、商品をネット上に提示して、クリックしてもらい、それを購入させることが必要です。 ひとは、商品を見たときから買い物カゴの中に入れて、お会計を済ませるまでに、何らかの心理作用が働きます。 行動心理を学ぶことで、多くのひとが買い物かごに入れて、お会計を済ま

SNSマーケティングのコツ

SNSは、非常に効果的な広告宣伝方法となっていて、いわゆる口コミの影響で、様々な情報が瞬時に多くの人に伝達されていきます。 そのため、多くの企業ではSNSを利用した様々な広告宣伝を行っていますが、そのほとんどはSNSを媒体とした単なる広告宣伝になっていて、その費用に対して、効果を十分に上げることができていないケースが多いです。 これは、SNSの特長を十分に活かすことができず、これまでのメディアと同じように考えていることによります。 SNSの特徴は、企業が積極的に自社の商

DtoC時代のウェブブランディングのコツ

インターネットを利用した直接的なビジネスが急速に普及しています。 従来は、商品を購入する際、企業同士の取引が発生し、さらにその先に企業と顧客との取引が発生するという仕組みが一般的となっていました。 これは、いわゆるBtoB、もしくはBtoCといったかたちで実現されてきたものですが、最近ではインターネットを介して直接販売元から顧客が購入するといったダイレクトの取引が非常に多くなっており、これを近年では、DtoCというかたちで区別されるものになっています。 そのため、従来で

なぜ、2021年はウェブマーケティングが熱くなるのか

2019年12月に中の国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスはあっという間に広がり世界的なパンデミックとなり、感染被害は一気に拡大しました。 当初、ウイルスを避けた生活をするという感染症対策が主流でしたが、被害の拡大に伴いウイルスと共存して新しい生活様式を導入するという対策方法にシフトしつつあります。 マスク着用を徹底したり、ソーシャルディスタンスを十分に確保して人とコミュニケーションをとったり、アクリル板やビニールシートを取り付けたりして飛沫感染を徹底的に防ぐ、手洗

ブランディング活動に定石や必殺技はないが、地道にやった者だけがその効果を知る

ブランディングは、その正解が各社各様であり、これをやればブランディングが成功するなんてものは存在しません。 顧客に対して、「どう思ってほしいか」を追求していくのかブランディングであり、マーケティング活動の一環です。 企業では、ブランディングという概念をマーケティング活動の一環に据えている、という表現が実態に近いのかも知れません。 ブランディングとは、「ブランド」を形作るためのさまざまな活動を意味して使われる言葉で、具体的には商品のデザインやシンボルマーク、名称やキャッチ

脳に本音を聞くニューロマーケティングで無意識を分析する

マーケティングを利用して消費者の興味や意識を商品の開発に生かす事は古くから行われてきましたが、これまでの方法では必ずしもこれらのデータを利用して開発した商品は全て良い売れ行きを示す結果に至ってはいないのが実態です。 その理由は、消費者には様々なアンケートや質問等に答える際、意識をして答えている部分があり、その結果が本来の消費者の購買行動に結びつかないことも多いのが理由です。 一般的に路上でアンケートを行う場合等は、その見返りに何かを配布しないと、なかなか答えてもらうことが

デジタルトランスフォーメーション(DX)時代の広報について

デジタルトランスフォーメーション(DX)は、デジタル技術により、仕事や生活の様々な面で、より良い方向を目指せる基盤となることが期待されています。 広報の仕事も例外ではありません。 デジタルトランスフォーメーションの時代は、これまでの広報活動と違い、デジタルツールを効果的に活用することで、より重要性の高い仕事に時間を割くことができます。 例えば、今までの広報の仕事は、人海戦術やアナログ作業が多いのが特徴でした。 特に時間を要するのが人脈作りとされ、セミナーやイベント等に足を