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デジタルトランスフォーメーション(DX)

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デジタルトランスフォーメーション(DX)についての自身のコラムをまとめています。
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#デジタル

統計学とデジタル技術を経営戦略に活かすポイントとは?

ビッグデータやAIなどの技術の発展により、企業が収集できるデータ量は飛躍的に増加しています。 こうしたデータを活用するためには、統計学とデジタル技術の知識が不可欠です。 統計学とデジタル技術を経営戦略に活かすことで、以下のようなメリットを得ることができます。 意思決定の迅速化と精度向上: データ分析に基づいて意思決定を行うことで、より迅速かつ精度の高い意思決定が可能になります。 顧客理解の深化: 顧客データを分析することで、顧客のニーズや行動を深く理解することができます

経営層にデジタルマインドを持ってもらうための会話術

所属する組織・会社によっては経営層がITに疎く、どうにもDXの話が進まないということも多々あると思います。これは経営層が思う「デジタル」と、本来理解すべき「デジタル」にズレがあるのが原因です。 ITに疎い人は多くの場合、「便利なITツール(PCソフトなど)を導入して業務時間を短縮すること」を「デジタル化」のイメージとして持っていますが、それは非常に表面的な捉え方です。 例えばIPA(情報処理推進機構)から「全てのビジネスパーソンが身に付けるべき知識・スキル」として発表され

DXコンサルタントってどんな仕事をしてるの?

これまでデジタル技術が用いられていなかった現場はもちろん、既にデジタル技術が使用されていたものの、さらなる効率化や生産性向上を目論む際に頼りになるのがDXコンサルタントです。 コンサルタントは、まず初期段階として、目指す明確なビジョンをつくることから着手します。 明確なビジョンをつくる際には、対象の現場にて生じている課題や今後について意識をするのはもとより、考えたアプローチを現場で活躍している人々に対してどのようにアドバイスをしていくのかも思慮していきます。 確固たる明

デジタル人材の教育と人員配置の正解は?

デジタル化が進む現代において、企業にとってデジタル人材の確保は喫緊の課題となっています。しかし、デジタル人材の教育と人員配置には正解がなく、多くの企業が試行錯誤しています。 デジタル人材とは? デジタル人材とは、デジタル技術を活用して業務を効率化したり、新たなビジネスモデルを創出したりできる人材です。具体的には、以下のようなスキルが求められます。 デジタル技術に関する知識 データ分析スキル プログラミングスキル 問題解決スキル コミュニケーションスキル デジタ

IT投資を考える前にデジタルとアナログを整理することが大切

多くの企業が業務効率化やコスト削減のためにIT投資を積極的に進めています。しかし、IT投資を効果的に活用するためには、事前にデジタルとアナログの整理を行うことが重要です。 IT投資の失敗例 IT投資を効果的に活用できずに、失敗してしまうケースも多く見られます。 業務に合致していないシステムを導入 導入後の運用・保守がうまくいかない 従業員が使いこなせない これらの失敗は、事前にデジタルとアナログを整理しておらず、IT投資の目的や目標が明確になっていないことが原因と

DXのリテラシーを高めるために必要なスキルセット

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、デジタル技術を活用して業務効率化や新たな価値創造を実現する取り組みです。DXを推進するためには、経営層から現場社員まで、全社員がDXに関する知識や理解を深め、デジタル技術を活用できるスキルを身につけることが重要です。 DXリテラシーを高めるために必要なスキルセット DXリテラシーを高めるために必要なスキルセットは、大きく3つの層に分類できます。 1. 基礎知識 DXの基礎知識: DXの定義、目的、必要性など、DXの基本的な知

DXでサービス改革に目を向けるべき理由

近年、多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいます。DXは、デジタル技術を活用して業務プロセスや組織文化を変革し、競争力を強化することです。 従来のDXは、主に業務効率化に焦点を当てていました。しかし、近年では、単なる業務効率化では競争力を維持することが難しくなってきています。 そこで重要になるのが、サービス改革です。 サービス改革とは、顧客ニーズに合わせた新しいサービスを開発したり、既存のサービスを改善したりすることです。 DXでサービス改革

組織の変革は、デジタル(D)よりもトランスフォーメーション(X)を意識することから始まる

多くの組織は、近年、デジタル トランスフォーメーション (DX) の必要性を感じています。しかし、DX を単にテクノロジーの導入と捉えている組織も少なくありません。 DX は単なるテクノロジーの導入ではないのです。テクノロジーを活用して、ビジネスモデルや組織構造、企業文化を変革することなのです。 DX を成功させるには、まず経営層が DX の重要性を理解し、コミットすることが重要です。経営層が DX を推進しなければ、組織全体に DX が浸透することはありません。 経営層

ITリテラシーを高めた後に企業がすべきDXの次の手

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、ITを活用して、企業のビジネスモデルや業務プロセスを変革することです。 DXを成功させるためには、まず社員のITリテラシーを高めることが重要です。ITリテラシーを高めることで、社員はITを活用して業務を効率化したり、新たな価値を創造したりすることができるようになります。 ITリテラシーを高めた後に、企業がすべきDXの次の手は、業務の棚卸しとデジタルとアナログの切り分けです。業務の棚卸しでは、自社の業務をすべて洗い出し、その業務の

デジタル企業への障壁は一部の社員のITリテラシーの低さが招く

デジタル化が進む現代において、企業はデジタル技術を活用してビジネスを変革し、競争力を高めることが求められています。しかし、一部の社員のITリテラシーの低さが、デジタル企業への障壁となるケースも少なくありません。 ITリテラシーとは、ITに関する知識やスキルを総合的に指す概念です。 具体的には、以下のような能力が含まれます。 コンピュータやITツールの基本的な操作スキル インターネットやクラウドサービスなどのITサービスに関する知識 情報セキュリティやプライバシー保護な

エストニアがデジタル先進国になれた理由

エストニアは、バルト海に面する人口約130万人の小国です。 近年、エストニアはデジタル化の進展により、世界でも有数のデジタル先進国として注目を集めています。 エストニアがデジタル大国になれた理由は、以下の3つが挙げられます。 1. 国を挙げてのデジタル化推進 エストニア政府は、1990年代のソビエト連邦からの独立以降、デジタル化を国家戦略として推進してきました。政府は、デジタル化によって行政の効率化や経済の発展を図ることを目標としています。 2. 優れたデジタルインフ

ITリテラシーを高めたあとに企業がすべきDXの施策とは

DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するためには、まずは社員のITリテラシーを高めることが重要です。ITリテラシーを高めることで、社員がデジタル技術を活用して業務を効率化したり、新たなビジネスを創出したりできるようになります。 ITリテラシーを高めたあとに企業がすべきDXの施策としては、以下のようなものが挙げられます。 デジタル技術の導入 ITリテラシーを高めた社員が、デジタル技術を活用して業務を効率化したり、新たなビジネスを創出したりできるように、デジタル技

デジタルを目的化しない業務改善の設計

業務改善において、デジタル化は有効な手段の一つです。しかし、デジタル化を目的化してしまうことで、本来の業務改善の目的を見失ってしまう可能性があります。 デジタルを目的化しない業務改善の設計のポイント デジタルを目的化しない業務改善の設計のポイントは、以下のとおりです。 業務の目的を明確にする まずは、業務の目的を明確にすることが大切です。業務の目的を明確にすることで、改善すべきポイントを絞り込むことができます。 現状を把握する 現状を把握することで、改善の余地を探

業務改善はデジタル一本足打法だけじゃなくアナログとの棲み分けを整理することが大切

業務改善において、デジタル化は欠かせない手段です。しかし、デジタル化を進めていく際には、アナログとの棲み分けを整理することも大切です。 デジタル化のメリットとデメリット デジタル化には、以下のメリットがあります。 効率化:手作業を自動化することで、業務を効率化できる データ化:業務をデータとして蓄積することで、分析や改善に活用できる コミュニケーションの活性化:オンラインでの情報共有やコミュニケーションが容易になる 一方で、デジタル化には以下のデメリットもあります