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デジタルトランスフォーメーション(DX)

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デジタルトランスフォーメーション(DX)についての自身のコラムをまとめています。
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2023年9月の記事一覧

デジタルを目的化しない業務改善の設計

業務改善において、デジタル化は有効な手段の一つです。しかし、デジタル化を目的化してしまうことで、本来の業務改善の目的を見失ってしまう可能性があります。 デジタルを目的化しない業務改善の設計のポイント デジタルを目的化しない業務改善の設計のポイントは、以下のとおりです。 業務の目的を明確にする まずは、業務の目的を明確にすることが大切です。業務の目的を明確にすることで、改善すべきポイントを絞り込むことができます。 現状を把握する 現状を把握することで、改善の余地を探

ゲーミフィケーション手法を効果的に業務に取り入れるポイント

ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素をビジネスや教育などの非ゲームの文脈に取り入れることです。ポイントやバッジの獲得、リーダーボードの表示など、ゲームでよく見られる要素を業務に取り入れることで、ユーザーのモチベーションやエンゲージメントを向上させることができます。 ゲーミフィケーション手法を業務に取り入れる際には、以下のポイントを押さえることが大切です。 目的を明確にする ゲーミフィケーションを導入する目的を明確にしましょう。モチベーションの向上なのか、エンゲージメン

DXを推進するために取り組むワークショップの中身

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して、ビジネスモデルや経営の仕組みを変革し、新たな価値を創造することです。DXを推進するためには、社員一人ひとりがDXの重要性を理解し、取り組んでいくことが重要です。 取り組みワークショップは、社員のDXに対する理解を深め、DX推進の意識を高めるために有効な手段です。取り組みワークショップでは、以下の内容を取り上げることが考えられます。 DXの基礎知識 DXの概要や目的、メリット、デメリットなどを解説します

業務効率化を目的とした改善のポイント

業務効率化とは、業務のムダを減らし、生産性を向上させることです。業務効率化を進めることで、残業時間の削減やコストの削減、顧客満足度の向上など、さまざまなメリットを享受することができます。 業務効率化を目的とした改善を行う際には、以下のポイントを押さえることが重要です。 現状の業務を把握する 業務効率化を進めるためには、まず、現状の業務を把握することが重要です。業務の流れや手順、作業内容などを整理し、どこにムダや非効率があるのかを見極めます。 課題を明確にする 現状の

新しい取り組みに反対する人をどう巻き込むか

ビジネスにおいて、新しい取り組みは必ずしも歓迎されるとは限りません。中には、新しい取り組みに反対する人もいます。そのような人とうまく立ち回ることができれば、新しい取り組みを成功に導く可能性が高くなります。 反対する人の心理を理解する 新しい取り組みに反対する人は、以下の心理を持っている可能性があります。 変化への恐れ 自分の立場や仕事への不安 新しい取り組みの有効性への疑念 これらの心理を理解することで、反対する人の行動や考えを予測しやすくなります。 反対する人

業務改善はデジタル一本足打法だけじゃなくアナログとの棲み分けを整理することが大切

業務改善において、デジタル化は欠かせない手段です。しかし、デジタル化を進めていく際には、アナログとの棲み分けを整理することも大切です。 デジタル化のメリットとデメリット デジタル化には、以下のメリットがあります。 効率化:手作業を自動化することで、業務を効率化できる データ化:業務をデータとして蓄積することで、分析や改善に活用できる コミュニケーションの活性化:オンラインでの情報共有やコミュニケーションが容易になる 一方で、デジタル化には以下のデメリットもあります

現状維持バイアスを持った抵抗勢力と対峙する際に気をつけたいこと

現状維持バイアスとは、今の状態を維持しようとする傾向のことで、人間の自然な心理です。このバイアスがあると、新しいものや変化を受け入れにくくなります。 ビジネスや組織においても、現状維持バイアスを持った抵抗勢力は存在します。これらの抵抗勢力と対峙する際には、以下の点に注意することが大切です。 1. 相手の立場に立って理解する 抵抗勢力は、新しいものや変化を受け入れることに抵抗があるのは、何かしらの理由があるはずです。その理由を理解しようとする姿勢を示すことが大切です。