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別れの季節

わたしが生きてきた中ですごくすごく大きな出来事は9月に起こりました。
2009年9月19日。

もう、15年も前なんだ!?
そう感じます。
そして、よく生きてきたなって思います。

大学を卒業してからお付き合いしていた人がいました。
いろんな事情があって、入籍できなかったのです。
もし、もし、入籍できていたら、未来は違ってたのかな、わたしが変わらなきゃきっと同じか…と思ったりします。

10年一緒にいました。
その間わたしは引きこもり。
その人が帰ってくるのを待って待って待って。
その人がわたしの人生の全てでした。

そう、それが間違いだって、わかってる。

今日、海のはじまりを見ました。

弥生ちゃんが夏くんに

3人でいると苦しい。
でも一緒にいたい。

そんなことを言ってるのを聞いて、
ああ、きっとそうだったんだろうな、相手の気持ちは。
そう思いました。

わたしと一緒にいたい。
でも、一緒にいると苦しい。
なぜならわたしの人生がその人だったから。
だから何をするにも、寂しがった。
寂しがるわたしを置いていくのは辛かったでしょう。
でもやりたいことはある。
そんな気持ちがせめぎ合って、そして自分を大切にしてくれたんだと、やっと思えました。

人生の全てを失ったわたしは、
失ってもわたしの人生が続くことを知りました。

何度も首をつりました。

死にたかった。

おしまいにしたかった。

そこからわたしは
心太になる時がきたんだ!
と思いました。
いつだか矢沢永吉さんが言ってたのです。

人生誰にでもあるのよ、心太みたいに押し出されてしまう日がね

本当でした。

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