テス活119日目:苦しいことって最高だよな
寒空を切り裂く男の道:ロードバイク60kmから学んだ人生の真理
人生に「楽」はない──そんな感覚が最近、腹の底から湧き上がる。夜、冷え切った寒空の下でロードバイクを漕ぎ、60kmを走破した。寒さが骨にしみる。脚は痛む。追い風なんて都合のいいものはない。全て自分の力で進むしかない状況だ。
だが、不思議なことに苦しさや辛さは思ったほど感じなかった。自転車通勤を続けたことで、体力がつき、年齢を重ねた男の身体にも新しい力が湧いてきたのだ。自分の中にパワーを感じる。気づけば自信がみなぎり、その60kmはむしろ楽しめるほどだった。
ここでひとつ確信したことがある──「苦しいこと」こそが、成長のエンジンだということだ。人間は快適さや便利さに甘えると、堕落していく生き物だ。もちろん、モノや環境は使い方次第では武器にもなる。しかし、貧乏マインド──つまり、常に安易さや手軽さを求める考え方が染みついていると、結果的に自分を一層ダメにする。かつての自分もそうだった。怠惰な快適さに浸り、成長を止めていたのだ。
成長には、失敗と苦難が必要不可欠だ。失敗を恐れ、苦しみを避けていては、男としても人間としても成長など望めない。成長とは、何度も倒れ、立ち上がるプロセスそのものだ。
だから私は決意した。もう惰性に流される人生とは決別する。苦しむことを恐れない。正しい方向を見据え、努力を積み重ねる。日々、精進し続ける。
男は汗をかき、寒さに耐え、逆風の中でこそ輝く。
楽な道を選んで生きている奴らには分からないだろうが、ここに真実がある。人生を本気で好転させたいのなら、快適なぬるま湯から這い出し、寒風の中を突き進む覚悟を持つことだ。それが、男として生きる道だと思う。
今日もまた、寒空を切り裂き、道を切り拓く。そんな強い自分に磨きをかけるために。