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日本心療内科学会登録医申請マニュアル・心療内科の治療の3本柱をおさえろ!

 こんにちは、ぽろにあです。

 今日は、「日本心療内科学会登録医」という資格の申請の方法について、皆さんにご案内しようと思います!
 心療内科、この名称が良いか悪いかはともかく、聞こえは良いですね~。患者さん受けはまずまず良さそうな言葉です。セルフブランディングとして、余裕があれば取得してもよい資格だと思います。
 なお、この資格はかなりマニアックで、全国で2021年2月現在384名(うち156名が登録指導医:後述)しかいません。ですので私が渉猟した限りでは申請における対策などの情報も非常に少ないです。

 日本心療内科学会は、「心療内科専門医」とこの「登録医」という2つの資格を認定しています。心療内科専門医の方がよりかっこいいのですが、これはあくまで内科の二階建て資格として、申請条件の一つに日本内科学会認定内科医があるんですね。だから純粋な精神科医キャリアだと受けることは困難だと思います。海外だとむしろ心療内科は精神科の二階建てなのですが……これは私は今後学会にアピールしたい事項と思っています。

 で、登録医の方は、内科認定医はなくても申請できます。主な申請条件としては以下の通りです。

・会員歴3年以上(注:入会後1年は一般会員で、1年たったら正会員の資格申請ができる。申請時には正会員である必要がある。3年の起算は入会時)
・医師免許
・学術集会に3回参加
・心身医療を行った身体疾患症例30例以上を有する(5例は詳述する)

 ゆえに、取りたいと思ったらできる限り早く学会に入会しておく必要はあります。申請条件自体の難易度は低いと思います。
 なお、正会員の申請にあたっては、推薦人(学会顧問または理事または評議員)1名による推薦が必要です。しかしながら事務局にて会員資格審査委員の推薦をいただくことも可能ということで、学会に相談すればよいと思います(ぽろにあもそうしました)。
 また、登録医申請にあたっても、学会理事、または評議員(登録医に限る)、または登録指導医1名による推薦状が必要です。これに関しても心当たりがなければ事務局に相談するとよいと思います(ぽろにあもそうしました)。

 さて、心身医療を行った身体疾患症例ですが、対象となる疾患にはどんなものがあるでしょうか? それには例えば以下のようなものがあります。

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