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日本認知症学会専門医【認知症専門医】筆記試験対策・体験記

はじめに

 こんにちは! ぽろにあです。
 ぽろにあは、先日行われました2021年度の日本認知症学会専門医試験(認知症専門医試験)の筆記試験を受験して、無事合格することができました。
 ですので、記憶がフレッシュなうちに、筆記試験対策や体験記を書きまして、皆さんのお役に立てればと思っております。

 その前に、まず日本認知症学会専門医(以下認知症専門医)について説明したいと思います。
 日本認知症学会が認定する専門医で、認定要件を簡単に書くと、
①学会認定の研修施設で3年間の研修
②基盤領域の専門医資格
③3例の症例レポート
④上記を満たして筆記試験受験し合格

 ということになります。

 ①については、2021年4月の試験までは、学術集会時などに開催される専門医教育セミナーというものを受けると、1回の受講で1年の研修に振り替えられる、というのがあったので、3回受講すれば研修しなくても大丈夫だったのです(ぽろにあもそれです)。しかし、今は研修が必須になってしまいました。これは、今後日本老年精神医学会とともに「認知症専門医機構」を立ち上げ、日本専門医機構に加盟してサブスペシャリティ化する、などの構想があるためのようです。
 ②については精神科専門医、神経内科専門医、脳神経外科専門医、日本老年精神医学会専門医などが基盤領域専門医になります。

 もし自分の所属している医療機関が専門医研修施設であれば(指導医のいる診療科が異なっていても、研修施設は医療機関単位で認定されます)、ぜひ認知症専門医ゲットを狙ってほしいと思います。

 さて、認知症専門医の筆記試験に関していえば、かなり情報が少ないのが実情です。ぽろにあとしてはできる限り多くの情報を集めて準備したのですが、実際受けてみて、想定外のことがありました。これを踏まえて、できるかぎりの筆記試験対策を述べたいと思います。

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