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集合無意識に繋がると起きること

一応心理カウンセラーとして見聞や自らの体験を積んできた中で「思考の現実化」と言われる現象には種類や段階があるなぁと思っていて

それはいつもワクワクしてましょう♡みたいな、女性誌的なフワッとしたものではなくもう少し実践的且つ、ストイックでありながらなんとも不思議としか言えない話をありふれた段階からどうにも首をかしげるものまで、3つのレベルに分けて私自身が100%体験・確信したことから記しておきたい


レベル① アンテナを立てる

よく聞くし誰もが経験したことがあるだろうけど、興味を持ったことについてはその情報が自然と目に入ってくるという現実化

例えばハワイに行きたいと思ったらハワイの情報が目に入ってきたり、車を買おうと思ったら欲しい車を街中でよく見かけるようになるなどという話はよくある

もちろん興味の対象がマニアックになるほどその情報をキャッチする難易度も上がるのだが(例えばハワイではなくアゼルバイジャンに行きたい等)、わかり易さでとりあえずレベル①としておく


レベル② 発信する

レベル①ではアンテナは自分一人で立ててるから電波としては微弱なのでキャッチできる情報も少ない

そこでこのアンテナを周りの人にも立てさせることで電波を強くし、キャッチできる情報も増やすというもので、これも多くの人が体験したことがあるだろう

具体的には友達にハワイに行きたいと話すとか、SNSでハワイの美味しいお店が知りたいと発信するなどにより、人の持つ潜在的に役に立ちたいという習性をうまく活用して情報をキャッチする方法である

これは上手く拡散すると見ず知らずの人から願っても無い情報がもたらされたりすることもあるので引き寄せやら思考の現実化を感じ取りやすいだろう

が、ここまではなんとなく説明のつく話である

自分が興味を持ったものは何かと目につくだろうし、それを人に言い回ればその情報網は当然厚くなる

それを踏まえた上でちょっと次元が違うことが起きてしまうのがここで伝えたいレベル③である


レベル③ 寝食を忘れて圧倒的に集中する

これは文字どおり興味を持ったことについて圧倒的に集中する、というか「無意識に集中してしまう」状態に達することで

全く予想もつかなければ自分では決してコントロール出来ない、それに関連した何かが集合無意識を介してピンポイントで起きてしまうことである

具体的に最近の私の例を挙げてみよう

クラフト作家でもある私がここのところどハマりして見ていた動画チャンネルがある

「圧倒的不審者の極み!」という方のチャンネルで登録者数も325万人以上なのでご存知の方もいるかもなのだが、簡単に言うと様々なあり得ない素材から包丁を作り出して研ぎ上げるというかなりトガった内容である(外人に大人気らしい)

私は彫金もやるので金属を加工して磨く、という作業に興味があることからたまたまそのチャンネルに出会ったのだが、次々とあり得ない素材から考えられない方法で見事に包丁を作り出していく科学的な知識と道楽性に感動し、まさに寝食を忘れて夜中に正座して食い入る様にそのチャンネルの動画を片っ端から見続けていたのである

別にキッチン包丁自体には興味はなかったのだが、とにかく刃物になるはずもないと思ってる素材(アマゾンのダンボールとか下着とか)が次々と包丁になって光り出すことが面白すぎて興奮して見続けていた

で、数日かけて頭の中が包丁のことでいっぱいになった私は先に述べたレベル①のアンテナは立っていたのだが、そのチャンネルにはまっていることや包丁の話はどこにも発信しないまま過ごしていたのでレベル②は満たしていなかった

発信しなかったのはマニアック過ぎて人に言っても伝わらないと思っていたからで、たまたま会う約束をしていた割とマニアックな友人一人と飲みに行った時に初めてその話をしただけで自分の中では彼女にシェアしたことで十分満足していたのだった


その2日後のことである


4年も前に1度だけ会ったきりの方から突然メッセージがきたのである

最近多いアカウント乗っ取りによる自動発信メールかと思うほど久しぶりのその方からのメッセージを開いたところ、なんと


「包丁のカバーを革で作ってくれませんか」

というものだった


驚いて白目になったのは言うまでもない

だって、ピンポイント過ぎるじゃないの

その方はもちろん先の友人とは全く関係ないし、私が包丁作りのチャンネルにどハマりしてることも当然知る由がないし、この4年間1度のメッセージのやり取りさえなかった方なのである

私がクラフト作家としてレザークラフトをオーダーでやってることを友人のFacebookで知ったそうなのだが、その友人に作った物はペンケースなので包丁とは無関係だし、過去の私の作品にも包丁カバーは一つもない

その状況で、このタイミングでそんなオーダーを頂くなんて一体どれだけの確率か考えてみたところで計算不能過ぎるじゃーないですか


こういう、コントロール絶対不可の超ピンポイント引き寄せ現象みたいなことが私には時折起こるのだけれど、それらの事象に必ず共通してるのが

それが起こる前に寝食を忘れるほど集中していた、のである

今回も若干頭がぼーっとするくらいにはそのチャンネルを見ていたから驚いたけれど「あーキターーー!」という感覚もあるわけで、体感としてはこれが集合無意識につながったわかりやすい感覚なのである

寝食を忘れるほど何かに集中するというのはエネルギーも消耗するし、それ自体コントロールできない衝動や情熱、時間的余裕がないと始まらないから誰もが意図的にできることではないだろうけど、いわゆる「沼」にハマれるタイプの人は状況の許す限りどっぷり一人でハマってみるといいと思う

圧倒的集中はある意味瞑想のようなものである

それは深海のような集合無意識に繋がり、研ぎ澄まされた包丁の刃先の一瞬の輝きのように、自分にだけ価値のある光をキャッチできるのではないだろうかとイメージしている

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