インスタのフォロワー240人でもバズるとは?
世の中、不思議なことがあるわけで
タイトル通りなんですが、誰かの参考になるといいなと思うので記しておきます
私のインスタアカウントは趣味に特化したもので、主に身近な鳥の撮影や趣味の木彫り等を自分の記録として公開もしてます
ビジネス目的ではないので積極的にフォロワーを増やすことは全くやっていません
そんなアカウントの一つのリールが突然バズりました
投稿から3日で再生数は25万を超え、いいねが8,000超、2週間経った現在は再生数70万超、いいね2.3万超です
それまでは同じような動画でも数百程度の再生数だったので嬉しい異常値です
内容は、ただの近所の公園にいるオシドリの母子を撮ったもので
実際とても可愛い動画ではありますが、これを撮るにあたってはなんの苦労もしていません
普通バードウオッチングと言えば
①一眼レフのカメラを待って
②めっちゃ早起きして
③穴場で長時間粘る
みたいなイメージですが
私はお気楽ご近所バードウォッチャーなので
①スマホで
②昼頃起きて
③近所の公園で通りすがりに
いつも見向きもされないハトやカラスを撮っていて今回は近所の公園にいつもいるオシドリの動画です
芸達者なインコでもなければ綺麗なカワセミでもない平凡な野鳥で
フォロワーはその時点で僅か240人でした
つまり、全然頑張ってないんです
ではただのラッキーだったのかと言うとそれももちろんありますが動画自体に共感性がないと大きく拡散はしませんよね
ラッキー半分、共感半分としましょう
ラッキー体質なのは別の機会に述べるとして、ここでは共感に必要な要素について触れますね
その動画においては
①偏執的とも言える鳥好きの視点と
②俯瞰したメタ視点のバランスを意識した
のが良かったのではないかと分析してます
①は誰でも好きな物に対する純度の高さ
②は見る側の目線を意識した技術的にはごく簡単な編集
という普通のことですが、それまでの動画より少しだけ②を意識した結果が数字に出ました
ビジネス系と違って動物にはシナリオが無いので純度が高いのは当然ですが、それを撮って編集する人間には少なからずあざとさが必ずあるわけです
それをどこまで抑えて見易くするかというのが②なんですが、これはもうセンスとしか言いようがなく動物の動画に限らず全てのジャンルの表現に必要な要素です
でもそれでは再現性のない話になってしまうのでセンスについて少々思うところを述べます
コミュ力等、普通の人より苦手なことも多い私ですが何故か昔から特に視覚的なセンスをよく褒められてきたのでセンスとは何か、というのは私の中でずっと言語化を随時更新し続けている大事なテーマなんです
センスとは何か
少し前までは「ある事柄について興味があるという前提での知識量とその編集力」だと定義してました
でもそれだと昨今のAIに凌駕されてしまうでしょう
で、現時点でセンスとは「ある事柄について興味があるという前提での知識量とそれを突き放して俯瞰するメタ認知による編集力」だと更新しました
平たく言うと「見え方」の話です
「見え方」はよく使われる言葉ですが「やり方」と「在り方」の両方に関わるキーワードなので心理や性格の話にも広がってしまいますからここで深掘りはしません
が、思うになかなか多くの人に伝わる(センスの良い)表現が出来ないという人にありがちなのは
①よくあるhow-toに振り回されてる
②思考や記憶がテキストタイプ
③やってる事自体が目的化して満足してしまう
④始めたからにはそもそも向いてなくてもそれに気づきたくない
等の流されやすさや真面目さが裏目に出ることです
これらは違和感として受け取る側には瞬時に見透かされます
多くの人に伝えたいことを発信するのなら内容についての探究心と同じくらいのメタ視点がないと独りよがりな薄っぺらい表現になってしまうでしょう
影響力の大きい人は無意識のうちに高いレベルでメタ視点の編集をし、伝わる表現をしています
たかが動画一つバズったところで大袈裟に聞こえるかも知れませんが
過去にブログのたった1記事が突然多くの人に読まれたことがきっかけで独立し、長年に渡り多くの循環が引き起こされた経験からこの手の集合意識に関わる、予測を超えて物事が動いていく現象は気づきが大きく見過ごせないので記しています
実際今回の動画以降、他の動画も再生数10万超が頻発するようになり、全く関係ない投稿をしている他のSNSのフォロワーも何故か増えています
共感に必要と思われる俯瞰力やメタ認知は何をするにも必要な感覚なのでそれはまた別の機会にね
バズった動画はこちらです
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