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ゲーム会社社長の講評を間近で聞いた話

初めまして。ほしこっこと申します。

この度、就職活動をしている3年生の先輩方の作品の講評会を傍聴する機会がありました。心に残りすぎたのでnoteに書き残さなくては・・・!の思いで書いています。

実際に講評してくださったのは
CyberConnect2の社長・松山洋さんです。

会社ページ↓

https://www.bandainamcoent.co.jp/



見て聞いていたまとめのような

うすい感想、箇条書きかもしれない…とだけ
紙にメモしていましたが聞いていただけの私も緊張していたのか汚いのか文字が読めません。
※本人様の発言とは多少異なる点、主観が入っている点にご了承ください。



1.学生のうちからクオリティの高い作品を作ろうなんて100年早い!!?

松山社長がおそらく先輩方全員に言っていた言葉が、「上手くなるためにもっと数をこなせ」です。(準備不足すぎる!とのこと)
短い期間で、たくさんのゲームを作り、良かった点と悪い点を理解して次につなげる。そしてまたゲームを作り…

業界に行くためには最低10本くらいはゲーム作らないと!、ともおっしゃっていました。たくさん作ったり、チーム制作したりイベントに参加したりすることは努力の証にもなり、評価も上がりやすくなります。それだけ経験を積んでいる人材、ということなので。
また、浅く広くよりも狭く深くのほうが求められている人材に近いです。

? じゃあ目標もなく作り続ければいいのか、というとそんなわけはなく、作っただけのゲームというのはただ「最低限のゲーム」でしかないということです。そこに、自分〇〇できます!会社の役に立てます!というアピールポイント(技術面、オリ要素?)があること=能力を示すことが大切だとおっしゃっていました。これができなければ仕事の振りようがない!

(なお 社長曰く、ゲームを作っても起承転結がなく「ゲームとして成り立っていない」学生さんもいるため、先輩方のゲームは成り立っているだけまだマシ、だそうです。)

2.ゲームプログラマが”心臓”

ちょっと驚いた話。
ゲームデザイナーの方が持ってきた企画書をそのままゴミ箱にポイ!?なんてことがあるそうです。
デザイナーはみんながイメージしやすいもの、ゲームとして成り立つものを企画として持ってきて、それをプログラマーが具現化します。デザイナー側が意味わからんものを持ってこられたらプログラマーは困ります。
そんな時に口出しできる、ゴミ箱にポイなんてことができる?のがプログラマーです。こんなものできないぞと強気に言わなければ一生そのままです。
面白くできるのも面白くできなくするのもプログラマーです。

3.ゲームのおもてなしの心

最近のゲーム、特にPCゲームは設定項目が無限にあるといっても過言ではないくらいあります。マウス感度、キー配置などなど。もはや当たり前になってきています。そういった設定や見やすいUIを作るのもおもてなしの一つです。
ツールを作ったりだとかも〇

4.君たち、本当にゲーム業界に、世間に興味あるの?

話をざっくりにまとめてしまうと、
SNS・ブログなどで 業界の情報を集めよう
何が流行っているのか 世間のことを知ろう
どんな職があるのか?必要とされている職種は? 市場調査をしよう
といったような内容でした。業界の情報についてはサイトやSNSで拝見しているためある程度はできているなと思いながら聞いていたのですが、
そんな中でのこの言葉がグサッと刺さりました。

「PS5持っている人いらっしゃいますか?」
という質問に対し、手を挙げたのは全体で40人前後いてわずか数人。
「つまりこのザマですよ。あなたたちは業界に入ってゲームを作る立場なのに、最新のゲーム機のことを何も知らない。FF16(シリーズ最新作)もやったことがないんでしょう?そんな状態で会社に入っても何もできませんよ。」

自分は本当に何も知らないんだなと感じました。

業界に入りたいと言っておきながらその世界に関して、会社に関してを知らないのは本末転倒です。しかしながら、今回講評会をしてくださったサイバーコネクトツーさんのゲームもさわったこともなければ、会の告知の際に社長のお名前も初めて知ったような状態でした。本当に申し訳ありません。それくらい私にはまだ知識がありません。
もし技術があったとしても、こんな人をどこの会社が採用するのか という話です。
(別の話ですが、少し前に別教科の先生が仰っていた雑誌を読めというのはこういうことなのかと少し理解できました。)

5.個人的に思ったこと


今回、参加されていた先輩方を見ていて思ったことがあります。就職において絶対にかかわってくることだと思います。
声が小さい!!ということです。
こんなこと言うのは失礼だとは感じていますがこれは私の本心であり、自分自身も直さないといけない部分なので書かせていただきます。

講評会では実際に作品を見せながら説明して…という流れだったのですが
(CG側の人は少し違いますが、)ゲームとなればもちろんBGM・効果音等々があるわけです。結構大きめの音で流れていましたが先輩方は気が付いていません。
そして後ろで聞いている先生・生徒には説明は全く聞こえません。私たちにむけてのものでないにしろ、隣だけに聞こえているだけでは面接でも意味がないと思います。

大体のイメージ図 


反対に流石というべきだったのが社長の喋り方です。
爆音にも負けないはきはきとしたしゃべり、目を合わせる、身振り手振り、訴えかけるような語りetc…
声量もあってか非常に圧倒されました。逆に言えばこれくらいの喋り方ができないとよい作品でも面接で落とされるなんてことがありえそうだなと思いました、実際にあるそうですが。
人前で話す力を段違いに感じました。



おわりに

正直に言って
厳しいとは知っていたがこんなに厳しいものか
私はまだスタート地点にすら立てていないのではないか

というのをひしひしと感じられた、現実を突きつけられた良い機会でした。
ゲーム業界に、もっといえば著名な会社に入ることができるのは一握りだといいますが、この講評会を聞いて実感がようやく湧きました。

私はまだ1年生前期というギリギリ取り返しのつくであろう地点にいます。
しかし、前々からPCなどでのものづくりに慣れ親しんでいるわけでもなければ、たくさんプログラミングに詳しいわけでもなく、自分の好きなゲームを遊んでいるだけ、ただの初心者に変わりありません。
目標を定め、自分が本当に何をしたいのか、何をしなければいけないかを
即急に理解する必要があるなと感じました。

まずはunityでゲームを作れる地点にまでいかなくては・・・
情報網ももっと広げないとな・・・
やるべきことはまだまだたくさんありすぎる!


つたない文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
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実はこれが初めての投稿です。下書きもまだあるので夏にかけてぼちぼち投稿していきます。
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ほしこっこでした!

(一部編集済 2023/7/4)

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