[polygon wave]LV、生きる意味はそこにありました。
改めまして、みなとです!
よろしくお願いします!
自己紹介じゃない初めての投稿。緊張する!
気持ちがたかぶって言いたいことはいっぱいあるのだけど、うまく表現できるかわからない!笑
いろんなことがありすぎたステージで感じたことがありすぎて、でもうろ覚えのところもあるので間違ってたり変なこと言ってたら温かい目でツッコんでください。笑
2020年2月某日。東京ドーム。
ライブ直前、政府要請の公演中止。
開演を控えてのリハ中、あの日まで当たり前だった景色は一瞬で奪われ、崩れてしまった。
自分はすでに"P Cubed" in Domeの福岡で最後の参戦を終えていて、千秋楽の無事を遠くで応援してるだけだったんだけど。
しばらく我慢すれば仕切り直し、なんて初めは思っていたけど、
なかなかそうもいかなくて・・・
有観客のライブがやっと決まったのはそれから一年半。
ファンクラブ限定のチケットは高倍率で、現地のチケットは取れなかったけど、なんとかライブビューイングのチケットを確保。
日に日に増える感染者に、大雨で電車まで止まってしまって、3人の姿が見えるまで本当にはじまるかわからない不安なスタート。
検温、消毒を経て、みんな昂ってるはずなのに感染拡大しないよう、連れ同士の人も喋らず、静かに劇場の注意をみながら待機。
以前のライブなら、立ち上がって拍手したりメンバーの名前を叫んで鼓舞する時間。異様な静けさ。
暗くなり映される画面には誰もいない会場。
スケートリンクのような広いアリーナステージ。
え?無観客?と思ったらまさか、収容人数半分の会場をありったけ使うためアリーナ席をなくして1階は全てセットに。
真っ暗な会場。静まる客席。
・・・・
・・・・ポーリゴンウェイヴ・・・
・・・・・・・ポーリゴンウェイヴ・・
苦しそうな声。
遠くて、少し悲しくて、かすかで
だけど、たしかに始まったライブ。
かしゆか、あーちゃん、のっちの3人が2010年の東京ドームのGISHIKIを思わせる登場。
そして始まる1曲目は、不自然なガール
え!??
バックダンサー!!!?!
Perfumeのライブ史上初となる3人以外が立つステージ。
黒い衣装を纏ったイレブンプレイのダンサーがPerfumeを囲む。
広くて暗いステージ、、真っ赤な衣装にバックダンサー?
あ、これ、不自然なガールのPVじゃん!
一瞬よぎった、他の誰かが立つステージは嫌だって気持ちは、生でPVが再現されるようなわくわくにかき消されていく。
Pick Me Upで一気にテンションが上がって「そうそう、これがライブだった!」って思い出して
そこから再生。"P Cubed"のツアー当時は最新曲で、楽しいだけに感じていた曲だったのに
ああ、あれから1年半経ったんだ、やっとまた会えたんだ、ってなんかすごい感動して
そうだ、これがライブだ。
Perfumeのライブがあった日に引き戻されていく
自分の中で何かが再生していく
そんな感覚に引っ張られる。
嬉しくて切なくて、でも、泣いて見逃すのもったいないから
必死に目を開けて食らいつくように見た(笑)
なんか、すごい空間でたった3曲で圧倒されてしまった。
演出も気迫もものすごく熱いステージ。
熱いんだけどぎらぎらした赤い炎じゃなくて、静かだけど内側から沸るような青い炎。ちょっと怖さすら感じたくらい。
でも、ここからがPerfume。
最初のMC、1年半ぶりのライブを噛み締めるような3人の言葉。
3人とも目には涙を浮かべているのに、だれも涙をこぼすことなく笑顔でまっすぐ詰まることなく想いを届けてくれた。とても強くて、とても優しかった。
あ〜ちゃん「ずっと会いたかった!今日は色んな人がいろんな思いをもって来れなかったり来てくれたり、制限の中でできること、できないことがあるけど、楽しむのはどう?せっかくなら楽しんでみるのはどう?声は出せないけど、みんなの拍手がぜーんぶ私たちのエナジーになってパワーになって届いてる。手や足を鳴らしたり、頭を振ることだってできる!みんなの想いを自由に表現してください!全部受け取ります!」
のっち「あ〜ちゃんも言ってたように、不思議なんだけどほんとに拍手が声に聞こえる。みんな声を出してないのに、拍手に込めた想いが声になって届いてる。今日は大きな声は、ノンノンノンで。(笑)
今日この場に立つまで、開催されるかわからない中でリハをするって初めてのことで、今日みんなの拍手が聞こえてきて、自分の中で眠っていたものが湧き上がってきて、やっといま、”Perfumeの のっち”になれた気がします。」
かしゆか「1年半、わたしたちもだけどみんなもいろんな想いを抱えながら一生懸命がんばってきたよね・・。今日までよくがんばったよね。みんなえらい!今日までの自分に拍手!!・・ほんとに一人一人にハグしたいくらい!
今日、来れた人もチケットは持ってたけど悩んで辞める選択をした人もいると思う。どれが正解ってことはないし、みーんなに優しい気持ちを持って今日を楽しみましょう!
ライブビューイングに来てくれたみんなも、映画館ってどんな感じでみたらいいのかな?拍手したら隣の人にうるさいって思われないかな?とか、もういいよ!だって、みーんなが楽しくなってハッピーじゃん!みんなの拍手も私たちに届いているよ!」
かしゆかに肯定されて、ライブビューイング会場も拍手の音が一気に大きく増してくる。3人の言葉に涙が溢れる。
そこからライブが再開。
最新技術や、イレブンプレイを交えたいままでにない演出の連続に圧倒。
アナログなノスタルジーさを感じるマカロニの演出で
最後に影だけが踊り始めた時にはこれも最新テクノロジーだったの!?という衝撃と、影とずれが全くなかった3人のダンスに2010年の東京ドームでの10人のかしゆかを思い出して泣けた。
ライブ化けしたポリゴンウェイブのカッコ良さとか、いろいろ書きたいことはいっぱいあるけどもうこれ以上なんて言葉にしたらいいかわからなくなってきた・・。笑
記憶が4日も経って薄くなってきてるし、配信も控えてるのでネタバレ感想はこの辺で!
12月にアマプラで配信あるから是非見よう!!!
最後に(とかいいつつ長い)!
ずっと明るく楽しく、現実と離れた夢や未来の空間を届け続けてくれたPerfumeがはじめて、自分たちも苦悩した現実やその先に届けたいものを表現してくれた、「陰」と「陽」のあるステージだったと思う。
でも、3人が最後に届けてくれたのは優しくて、大きな、強い光でした。
一時期、引退も考えているのかなって思うような今日マイクを置いてしまうんじゃないかって思うステージもあったと思います。
でも、それを超えて今回最後に残してくれた「See you at the next stage.」の文字。
あ〜ちゃんから受け取った「共に生きよう!」の言葉。
新曲の歌詞「僕はただ廻る鏡 君こそが光」「ステージに立つの」というメッセージ。
team Perfumeは、ずっと進化し続けているけど
ずっと変わらずそこにいてくれて
これが僕の生きる意味だと教えてくれました。
正直、いま死んだら楽になれそうだなーってぼんやり考えたこともあったくらいいろいろあったこの1年半。
でも、もう死にたいとは思わない。
生きる意味は、そこにありました。
世の中がこんなことになってしまって、正直、不要不急とも言われてしまうライブ。自分も行くか迷ったけど、本当にいけてよかった。
人生最良の日でした。
Perfumeは何度も人生最良の日をくれて、感謝しかない。
人生最良の日って1回しかない、なんてことなくて何度だって更新されるし、何個にだって増えていく。
だって、楽しかった、よかった、って思える日ってたくさんあった方がよくない?
大人になるにつれ、本気になれることはどんどん少なくなっていって、感動できることも少なくなっていって、でも辛い現実はどんどん増えていって。
だけど、そんな時に前を向ける大切なものってたくさんあった方が絶対人生楽しいじゃん。大切が増えていくのはいろいろ経験して、大人になってよかったって思うこと。
いろんなことがあって、いろんな選択をして、それでも今日を生きて、今ここにいて、そして、このnoteを読んでくれてありがとう。
あの日、Perfumeがそうしてくれたように、僕はあなたのすべてを肯定したい。今日までよくがんばった!明日からもよろしく!
最後まで読んでくれた、あなたのすべてにありがとう。
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