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2児の母、スタートアップの取締役COOになる

みなさん、こんにちは!
bgrass株式会社 Co-Founder/取締役COOのふーみん(西岡史恵)です。

今回は、"キャリアとライフイベントのネクストアクションを追い求めるコミュニティ"【MEASURE】の企画、アドベントカレンダーに参加させていただきます!素敵な機会をありがとうございますー!


自己紹介

「なりたい」を解放するをミッションに、IT業界のジェンダーギャップ解消に燃えるbgrass株式会社で取締役COOをしております。bgrassでは、テックリードを目指す女性・ITエンジニアのためのハイスキル転職サービス「Waveleap」の事業推進をしています。

プライベートでは、小学1年生と年少の子どもの親です。コロナ禍で東京に住むことに疑問を感じて、箱根・仙石原に移住。冬は極寒だけど、夏は快適という標高600mくらいの山の中に住んでおります。毎日の森散歩がお気に入りです。


2023年のハードシングス

2023年のハードシングスと乗り越えストーリーシェア🔥。私の2023年のハードシングスは、『スタートアップの経営者になることを選択した』ことです。

bgrass株式会社に正式ジョインして、今のポジションに着いたのは、2023年4月です。


--これまでの私

スタートアップの経営者を選択するってことは、それなりの経験やスキルや自信が元々あるんでしょ!?と言われそうですが、ご心配なく。もう恥ずかしいくらいなかった…。

2010年にITコンサルティング会社に入社して、エンジニアやPMOのお仕事をやりました。周りに技術畑の天才みたいな方もいて、ここは私の勝負する場じゃないなと早々に気がつきました…。

その後も同じ会社で、人材育成・組織開発のキャリアを積んできましたが、技術から離れたという劣等感みたいなものをずっと背負って仕事をしてきたように感じます。

という感じで、すごい人では全然ないということを前置きしておきます。

--フルコミットを打診された時のこと

bgrass代表のだむはさんとは、twitterを通じて出会いました。「ジェンダーギャップ解消」を仕事の中心に据えてやっていきたいと考え、仲間を探している時に、私からtwitterでDMしました。

だむはさんは、テック業界の女性向け1on1プラットフォーム「sister」を運営していました。私のIT業界での経験や人材育成・コーチングの経験とも親和性が高いなー何か一緒にできたらなと思って、声を掛けました。

まずは業務委託からという形でジョインして、一緒に1on1サービスを形作ったり、キャリアトレーニング(キャリシス)を開発をしました。

そして、資金調達したタイミングで「共同創業者として、フルコミットで一緒にやらないか?」と打診を受けました。

--「私には無理かも」と「このチャンスを逃したくない」

打診を受けてすぐに「やる!」とは言えませんでした。

まず頭に浮かんでくるのは「私には無理かも」という思い。スタートアップの基本のMVPも知らないし、資金調達ってそもそもどんな意味が…?ということも分からない。今まで経営をするなんて考えたことすらない。子どももいるし、命懸けで働いていそうなスタートアップって働き方として大丈夫なの?

無理な気持ちとは裏腹に、「ジェンダーギャップ解消」を仕事の中心に据えてやっていきたいと決めたことが、ここから本当に始まるかもしれない。このチャンスを逃したくないという思いが駆け巡りました。

また、私の大好きなキャリア理論「計画的偶発性理論」で当てはめると、私がチャンスを作り出したとも言えるのでは?ということも思いました。


--結婚と同じくらい相手を信頼できるか

共同創業者が意味することも全く知らないので、だむはさんに教えてもらったのですが、「共同創業者は結婚相手に似ている」とのこと。下記のスライド参照。


自分が本当に信頼できる相手なのかを、お互いに見極める必要があります。私たちは対面で時間をとって、お互いに質問し合うという時間をとりました。東京駅のシェアラウンジで向かい合って、36個質問をしあいました!懐かしい…!

実際のMTGアジェンダ

実際にこの質問をしてどんな答えを伝えたかなどは忘れてしまったのですが、だむはさんは、まっすぐに伝えてくれて、嘘はつかない人であり、何かあっても一緒に変化していけそうということを感じたことを覚えています。

あと、箱根にも遊びに来てもらったな〜。素を見せるのも大事だった。

仙石原のススキ高原で、何かを拾ってるだむはさんと我が子


私は結婚した時に「対話しながら、変化し合える関係を作っていくこと」をパートナーと約束しました。ずっと覚えていたわけじゃなくて、喧嘩したときに言われた笑。

パートナーと不穏な空気になることも多々ありますが、「私たちなら変化していける」と思えることは非常に強い関係だと思っています。

その経験則も踏まえ、私の「ジェンダーギャップ解消」への思いは燃え続けるし、だむはさんとは変化の関係を築いていけそう。スキルなど足りないものはあるかもしれないが、私はこの仕事に本気で取り組みたい。私は学びながら成長していけると信じ、一緒に道を歩むことを決意しました。

初IVSで清水寺に朝散歩

おわりに

取締役COO歴は8ヶ月と、まだまだひよっこですし、組織規模としても難易度が高くなるのはこれから。この決断が最高のものになるように、これからも頑張ります…!

--おまけ

最後に、ここ数年の私の思いを。

私は、子どもを初めて保育園に預ける時に、ものすごく葛藤がありました。保育園に預けることが嫌とかではなく。保育園に預ける理由は仕事なのに、仕事が大好きと本心から言えない。子どもは大切で、子どもとの時間も有限なのに、ものすごく違和感がありました。自分にとって何が良い状態なのかと悩み、私はこう伝えたいんだと気づきました。

「私はあなたを愛している、とても大好きだ。そして、私の仕事は社会にとってインパクトがあるし、私はこの仕事が大好きで、とても楽しい。だから、あなたは、あなたの場所(保育園や小学校)で、あなたの人生を思いっきり楽しんで!」

子どもがやりたいことを見守れる親でありたい

この時はすぐには叶わなかったけれど、そこから少しずつ変化を重ねてきました。今bgrassで本気でチャレンジしている私は、胸をはって、子どもにこう伝えられています!本当に嬉しい!!

素敵な機会をいただき、ありがとうございました。
女性・ITエンジニアの転職サポート、人生のエンパワーメントをしています!Waveleapも少し覗いてもらえると嬉しいです!


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