妊婦がカレーを食べても大丈夫?妊娠初期は要注意?

妊婦がカレーを食べても大丈夫なのでしょうか?香辛料やスパイスがたっぷりなカレー。妊娠時は控えた方が無難?それでも食べたくなるカレー、どうしたらいいの?妊婦がカレーを食べてもいいのかという疑問に迫りたいと思います。特に妊娠初期の食生活って気になりますよね。

妊婦にカレーって大丈夫なの?

妊娠するとあらゆることが気になるし、実際に気をつけたり、制限されたりする行動もあったりして、気が抜けない思いをする人も多いと思います。

特に流産の頻度が高くなる妊娠初期などは、つわりもあったり心配も多かったりで、不安になることもたくさんありますよね。

「妊娠したらカレーって食べていいの?」

そんな疑問を持たれた女性もきっと多いでしょうし、もしかしたら心配性な旦那様に「カレーってやめといた方がいいんじゃ…」なんて、言われた人もいるかも。

今回は、そんな不安や疑問にずばりお答えしましょう。

妊婦が気になるカレー5つの話
(1)妊婦の食事について。特にカレーって食べていいの?
(2)カレーを食べることによってメリットやデメリットはある?
(3)カレーを食べる時になにか気をつけた方がいいことはある?
(4)カレーって妊娠初期に食べても平気?
(5)インドカレーって妊娠中に食べても大丈夫かな?

という、5つの疑問に対する答えを調べてみました。

妊娠中の不安なんて尽きるものではありませんが、少しでも気持ちが安らぎますように♪

「妊婦の食事」 気をつけたいこと
妊婦の食事には、気をつけたい事は山のようにあります。

気にしたいことを全部クリアしようとすると、大変過ぎますし、無謀だったりします。

だいたい人には個人差がありますし、この人には無理なことでもあの人は全然大丈夫、なんてこともしょっしゅうなわけですから。

妊婦の食事:気をつけたいことリスト
ただ、一般的なことで言えば、

(1)バランスの良い食事を心がける
(2)塩分を摂り過ぎない
(3)摂取カロリーを控える
(4)妊娠中に食べてはいけないものは避ける
(5)清潔を心がけ、しっかりと調理すること

などがあるでしょう。

特に食べない方が良いものとは?
特に(4)妊娠中に食べてはいけないものは避けるについては、

生肉・生ハム・スモーク・マグロ・カジキ・金目鯛・生卵など、胎児に悪影響を及ぼす食品もありますので、妊娠中と普段との食事をまったく同じに考えることはできません。

アルコールやタバコなどは、言うに及ばずですよね。

カフェインに対しては多少なら平気だという風潮もあるようですが、摂取量はかなり少なくした方が無難でしょう。

【結論】妊婦はカレーを食べても大丈夫!

妊婦はカレーを食べてもいいのか?

結論を先に言ってしまうと、「大丈夫!」です。

産婦人科の先生も、カレーを食べても大丈夫だと言われています。ただし、高血圧の妊婦さんや、体重管理が必要な妊婦さんについては、難色を示すお医者さんもいらっしゃいます。

カレーは高カロリーで塩分も高いメニューですから、食べ方や食べる頻度、カレーの作り方などにも左右されるでしょうね。

妊婦がカレーを食べるメリットとデメリット
妊婦さんがカレーを食べるにあたってのメリットとデメリットについて、まとめてみました。

カレーと言えばスパイスや香辛料の多さが気になるところです。あと、塩分の多さや油脂がたっぷり含まれていることなども、どうなんだろうと思える材料になりますね。

妊婦と言えば、妊娠初期などにみられるつわり、中期、後期にまで続く軟便や便秘などにも、カレーは影響があるのでしょうか。

【妊婦のカレー】メリット:冷え性を改善できる

カレーに含まれるスパイスは、血行を良くしたり発汗作用があるものが多いです。

妊娠初期だけに限らず妊娠中の冷えは大敵であることはみなさんもご存知でしょう。

なるべく血の巡りを良くして、赤ちゃんに栄養素をたくさん運んであげたいですよね。そのために軽い運動やストレッチ、食べ物でいうと新陳代謝がよくなる作用があるものを選びたいところです。

カレーのスパイスはその点でとても優秀。

冷え性の改善や老廃物を体外へ流す役割を果たしてくれる優れものですよ。

ただし、カレーのスパイスが良いものであったとしても、摂り過ぎはいけません。身体に良いものでも摂り過ぎは良くないことは、カレーのスパイスでなくても当たり前のことですよね。

【妊婦のカレー】メリット:食欲がない時に食べやすい
妊婦でなくても、食欲がない時にカレーなら食べれるといった経験がある人もいるはず。

カレーのスパイスには、コリアンダーやクミンといったものが含まれていることが多く、胃腸の働きを活発にさせる効果が期待できるとされていますよ。

インドカレーやスパイスの利いた香りを嗅いだだけで、なんだかお腹が鳴る思いをした人もいますよね。

カレーには適度なスパイスと油分が含まれているお陰で、大腸を刺激する働きも見込めるため、お腹周りの動きを活発にする作用がありますよ。

もちろん、妊娠時のつわりが激しい時は、スパイスの香りやこってり感がする香りに当てられて、つわりの症状を重くさせてしまうこともあるので注意しましょうね。

【妊婦のカレー】メリット:作り方で栄養素をたくさん摂れる
カレーを市販のカレールーとオーソドックスな野菜のみで作ると、摂取できる栄養素に偏りができるケースがあります。

ですが、鍋料理の良いところは、色んな野菜を煮込むことができて、さらに美味しくなる場合が多いということですよね。

妊娠初期やつわりのひどい時でなく、小まめにキッチンで作業ができるコンデションの時に、たくさんの野菜入りカレーを作ってみるのはいかがでしょうか?

インドカレーのようなカレーやスパイスにこだわる人なら、妊婦に良いとされるものだけをチョイスすることも可能ですし、カレーの中に苦手な野菜も煮込んで潰してしまえば、味や食感として目立つことも少なくいただけますよ。

妊婦のカレー】デメリット:塩分が多目
市販のカレールーで作るカレーや、濃い味が好きな人はついつい塩分が高めになってしまいがちなカレー。

塩分の取り過ぎは、妊婦や赤ちゃんに悪影響を与えてしまうリスクが高くなるので、控え目にしておいた方がいいです。

妊婦の一日に摂取しても影響がないとされる塩分量は、7g~8gほどに抑えたいところ。

ちなみに平均の日本人女性の一日の塩分摂取量は、10.1gだそうですので、普段の生活よりも塩分控えめな食生活を心がけた方が良いといった感じでしょうね。

妊娠高血圧症候群と診断された場合は、塩分の摂り過ぎにもっとも気をつけた方が良いでしょう。この場合は一日の塩分摂取量を7g以内に抑えたいですね。

一例として、カレーチェーンのCoCo壱番屋さんが公開しているポークカレーの塩分量は、一皿3.2gだそうです。

炭水化物と油脂が多く含まれるカレーのカロリー、気になりますよね。

妊娠時は太りやすい体質になっていますので、一日の摂取カロリーも摂り過ぎには注意したいところです。

カレーの平均的なカロリーは600㎉~750㎉ぐらいとされており、作り方やカレーのトッピングでさらに増加することになるでしょうね。

【妊婦のカレー】デメリット:カロリーが高め
ついつい食べ過ぎてしまうという妊婦さんは、カレーのご飯とルーの量を減らし、副菜としてサラダや温野菜をプラスするなど工夫をした方が良いかもしれません。

いかにカレーに含まれるスパイスに新陳代謝を高め、発汗作用を促す効果があると言えど、食べ過ぎは太る元ですから十分に注意しましょう。

【妊婦のカレー】デメリット:胃腸に負担をかけやすい
カレーには多くのスパイスや香辛料が含まれており、さらに脂油が多いため、胃粘膜を傷つけたり、消化に時間が掛かったりすることがあります。

妊娠初期にみられるつわりがひどい時や、胃酸が強くなって胃が荒れている時などはカレーを食べるのを控えた方がいいかもしれません。

特に、辛口のカレーや自分の体質に合わないスパイスが含まれている場合、思わぬ体調不良に見舞われることがあるため注意が必要。

お腹が緩くなっている場合も、胃や腸に負担をかけることになるので避けた方がいいかもしれませんね。

妊婦がカレーを食べる注意点
妊婦さんがカレーを食べるにあたってのメリットとデメリットを含めまして、これからはカレーを食べる時の注意点や、工夫できることなどについてのお話をしていきましょう。

カレー好きな妊婦さんからしてみれば、なんとしても食べたい食事のひとつですし、妊娠初期のつわりがひどい時などは、簡単に作れるカレーがとても重宝するレシピだったしりますものね。

【妊婦がカレーを食べる注意点】分量を適度に
どんなメニューや食材でも同じことが言えますが、摂取する分量を適度にコントロールしましょう。

カレーには多くのカロリーと塩分が含まれています。さらにスパイスや香辛料もたくさん入っていますよね。

適量を守ればまったく身体に害がないとしても、摂り過ぎれば問題が出てくるものです。

妊婦に対する適量とは、これも人によって幅があるものではありますが、一般論として、

週に1度、一日に1食、一皿カレーを食べる頻度なら、なんら支障がでることはないでしょう。

妊娠初期のつわりがひどく、カレーしか食べれないなんて場合は、薄味にするとか、塩分やカロリーを控えたカレーを作るなどの工夫をするといいですね。

【妊婦がカレーを食べる注意点】カレーの作り方に気をつける
カレーを普段の好み通りに作ると高カロリー過ぎたり、塩分が高くなり過ぎたりする場合があります。

例えば野菜を炒める時に下味をつけるとか、カレーのトッピングにトンカツやエビフライをつけるとか。

やりたいようにやってしまうと、後で胸やけがひどくなったり体調が悪くなったり、体重計の数値を見て心臓が止まりそうになったりしてしまうかも。

妊娠中は、日頃の悪習慣を正せるよい機会でもありますから、ぜひ健康に気をつけた食事作りに精を出しましょう。

例えば、

(1)油をなるべく使用しないカレー
(2)野菜の種類をたくさん増やしたカレー
(3)自分に合うスパイスをチョイスしたインドカレーに挑戦

などがありますよ。

特に、(3)自分に合うスパイスをチョイスしたインドカレーは、塩分や油脂を控えて物足りなくなった部分をスパイスを多めにすることで補える利点があります。

お料理上手な妊婦さんには、ぜひチャレンジしてもらいたいですね。

【妊婦がカレーを食べる注意点】激辛・爆盛スパイスは避ける
いくらスパイスを利かしたインドカレーがオススメと言っても、大盛り香辛料に、爆盛りスパイスのカレーは、妊婦でなくても身体に良いとは言えない食事になってしまいますよね。

特に妊娠初期は、胃の調子が悪かったり体調を崩しやすい時。つわりの有り無しに関わりなく、大辛のカレーやスパイスてんこ盛りの食べ物を控えた方が無難でしょう。

いままでつわりが無かったのに、辛い食べ物をたくさん食べてしまい胃腸が荒れて、つわりの症状がでてしまうことも考えられますよ。

妊娠初期でなくてもお腹が大きくなってくる妊娠中期には、子宮に胃が圧迫されて胃酸の逆流や胃痛が起こってしまうことも。

こんな時には、刺激の多い食事を避けて、胃腸に優しい食べ物を選ぶようにしたいですね。

妊娠初期にはカレーは控えるべき?

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妊娠時に食べるカレーのメリットデメリット、さらに注意点でも何度も触れてはきましたが、もう一度妊娠初期のカレーを食べることについて、まとめておきましょう。

妊娠初期は、流産の可能性が高くなる時でもありますから、細心の注意を払う気持ちが強いですよね。

でもみなさんもご存知の通り、妊娠初期の流産の理由や原因は、妊婦にあるよりも赤ちゃん自身に問題があるケースがほとんどです。

悲しいことではありますが、赤ちゃんの運命を受け止めてあげなければなりませんよね。

妊娠初期のカレーはほぼ大丈夫!
ハッキリと言えることは、妊娠初期は無理をしないということ。

(1)体調が優れない時は十分に休む。
(2)つわりがひどく食べられない時は無理して食べなくても良い。
(3)同じくつわり時は、食べたいものを口にする。
(4)身体に良いものだとしても過剰摂取しない。
(5)激しい運動をしたり、刺激物を多量摂取しない。

つまり、妊娠初期にカレーを食べても大丈夫。ただし、身体に優しいカレーを選ぶとより安心。

と言うことになりますね。

妊婦にインドカレーって平気だよね?
妊娠中にカレーを食べることについてあれこれ調べていると、意外に多かったのが「インドカレーって食べても平気なの?」と言った疑問でした。

日本人がよく食べるカレーってほとんど日本人好みに作られているものが多いですよね。

その点、インドカレーと言えば、日本人が馴染みのないスパイスが含まれていたり、スパイスの中には科学的根拠はないものの、妊娠時には摂取しない方が良いといわれるものもあったりします。

これらを踏まえて、インドカレーって妊婦さんにとってはどうなのかと言いますと、

「基本的に、食べ過ぎなければ大丈夫」とのこと。

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