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みかもの課外活動 お散歩会 深川編(2023/07/01)

お天気には恵まれなかった7月のお散歩。
暑いだろうから、とにかく建物の中で過ごす時間を増やそうという計画でした。
時折どしゃ降りになる中での移動はしんどかったなあと思ったのですが、今の酷暑から考えると、まだまだでした……!!


お散歩ルート

集合:地下鉄 清澄白河駅
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採荼庵 さいとあん(松尾芭蕉が奥の細道の旅路に出発した場所)
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小名木川沿い
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485 TOKINI CASTELLA
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芭蕉稲荷神社
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芭蕉庵史跡展望庭園
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隅田川沿い
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江東区芭蕉記念館
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深川宿本店(深川めし)
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深川江戸資料館
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衣更木橋を渡って
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富岡八幡宮
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深川不動堂
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門前仲町 解散

お散歩概要

梅雨ど真ん中のどしゃ降りの中で始まりました、今回のお散歩。
計画時は、昼過ぎに集合して深川江戸資料館へ行こうかと言っていたのですが、集合前に近くの芭蕉関連地を歩くという話が出てきて、有志(というか、時間を早めて参加ができなかった1人(記録作成担当のやまね洞です……💧)を除いて)のお散歩スタートとなりました。

少し早く清澄白河駅に集合した有志は、採荼庵さいとあんへ。
芭蕉のパトロンでもあり、門人でもあった杉山杉風すぎやまさんぷうの庵で、奥の細道の旅路に出る前に自身の庵を畳んだ芭蕉に提供した場所だったとか。

小名木川に沿って遊歩道があったので、そこを閘門まで進み、隅田川の方向へ歩いていたら、ちょっと不思議な雰囲気の建物に気づいて、何だろうとしばらく見ていたら、中から人が出てきて誘われて。

アンティーク好きな店主さんが週末のみ開くカステラ屋さんでした。
カフェはやっていないそうで、カップケーキやカステラをお土産に。

小名木川の閘門

松尾芭蕉が江戸府中から深川に招かれて過ごした芭蕉庵は、万年橋の北詰にあったといいますが、何回か移動したこともあってか、幕末から明治の混乱の中で場所はわからなくなってしまったらしいです。

芭蕉稲荷神社

切絵図では場所が書かれているので、まあ、おおよその場所は地元の方々も認識されていたのでしょう。大正期になって、芭蕉遺愛の石の蛙が見つかったこの場所に芭蕉稲荷神社が建てられたそうです。

このあたりは、江戸期の掘割ほりわりがしのべるエリア。
小名木川や仙台掘川には、「芭蕉俳句の散歩道」として、一定距離で芭蕉の俳句のプレートが設置されています。

隅田川。新大橋が見える。

隅田川は広いなあと改めて思いました。

その先の芭蕉庵史跡展望庭園に上がったところで、先ほど買ったカップケーキをいただきました。
小腹をふさいで、江東区芭蕉記念館へ。
隅田川を離れ、裏木戸から入ります。
江東区芭蕉記念館と深川江戸資料館、中川船番所資料館の3館共通券を購入。
企画展の芭蕉の肖像画いろいろを見比べたり、映像を見たりしました。

そこから万年橋を渡り、清澄庭園の脇を通り、深川江戸資料館通りに入りました。
そこで昼食。やっぱり深川飯かなぁということで、深川宿本店に入りました。
ぶっかけと炊き込みの両方を食べられます。

深川宿本店の辰巳好み

これに食後のくずきりがついて、おなか満杯状態。
重たいおなかを抱えて、お向かいの深川江戸資料館に入りました。

深川江戸資料館は、江戸期の深川の街並みの一部をぎゅっと詰め込んだ再現展示の代表例です。
展示エリアに入るといきなりネコが泣いている!

展示エリアを上から。屋根の上にいるネコは見えない

ちょうど七夕の飾りをしている江戸の町を実見できました。
屋根よりも高く竹を立て、そこにさまざまな飾り付け、短冊をつけて、子どもの手習いの上達、商売繁盛、家内安全などを願いました。

長屋の入り口。住人の名札がかかる
お休み処のセット。茶屋の仕立てが再現されています

外国の方々と日本人と、半々くらいか、若干外国の方が多かったかも。
江戸の町に没入した後は、南下して仙台掘川を渡り、富岡八幡宮へ。

富岡八幡宮の西の鳥居

前日の夏越の祓のために設置された茅の輪ちのわがまだありました。せっかくなので茅の輪をくぐり、お参りして、おみくじ引いたら大吉でした。

深川不動堂入り口

深川不動堂、中はめくるめく真言宗ワールド満開でした。
初めて入ったという散歩人はちょっとびっくりしたみたいです。

次回は明日!

8月のみかもの課外活動、お散歩会は、明日、6日に催行です。
今回は川越に向かいます。
現在、川越市立美術館で開催中の
 杉浦非水の大切なもの 初公開・知られざる戦争疎開資料
がメイン訪問先です。
いってきますー