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キャバクラで見つけた起業が楽しく続く秘訣

楓コンサルティング代表の小暮貴恵です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。

本音で生きる存在美学コンサルタントとして、幸せな起業と幸せな人生をテーマにコンテンツを提供中。プロフィール:https://profiee.com/i/Kiechan 


20代の8年間キャバクラで働いていた時のことです。仕事をする心構えを店長がうまい具合に教えてくれました。プライドを必要以上に壊すことなく、上手にコミュニケーションをとってくれたんですよね。ツイッターにこんなことをつぶやいてみたので、ランク外だった地味キャバ嬢からNO3までになれた道のりをお話してみようと思います。


店長のすごいところは、売上のことは一切、口にしなかったということです。ここ私にとっては大切なポイントで、当時の私は売り上げといわれると変なエンジンがかかってしまい空回りをする傾向がありました。なぜ、店長が売り上げについては指摘しなかったのか不思議ですが、キャバクラの店長でここまで売上についてチクチク言わない人は初めてでした。5店舗で働きましたが、この売上を生み出せた店舗では、8年のうち5年間もいましたね。


さらにすごいのは、キャバクラってふつうお酒を飲みながら会話をすることが接客のルールですよね。客席で寝るなんて論外。疑似恋愛を楽しむ空間がゆえに仕事の話もタブーだったりします。こちらからは、相手が勝手に話すまで、仕事は何ですか?とは聞けないルールがありました。疑似恋愛が超下手ですし、お酒飲んだらすぐに熟睡モードに入るかアレルギー発作を起こすかのどちらかだった私は、この性質を逆にとることになったのです。


✔お酒飲めないなら、ジュースをオーダーする。
✔万が一、飲まされたら客席で寝る。
※お店はボーイさんが監視してくれますので寝てても守られています(笑)
✔お客さまをコンサルする


これを許してくれる店長だったのです。不思議なことに一番びっくりしたのは、客席で寝るということが非常に好評だったこと。そして、いつも寝てるもんだから、会ったことがないお客様にも、寝てた子だよねとプチ有名人に(笑)お店には常に、私の掛布団がおいてありましたね。論外だという人もいましたが、私にとってはこれが“私を選んでくれるお客様には好評だった”というのがポイントです。業界のルールを超えて、自分のルールで当時は接客に挑んでいました。かと思えばお客様の悩みを聞いてカウンセリングやコーチング、コンサルをするときはキレッキレの対話になります。お酒が飲めそうなのに飲めないというギャップが『じゃあ、ジュース飲みなよ!寝たらコンサルしてもらえないし』という転換にもできたのです。


こんなキャバ嬢みたことないよ!と笑いの取れない私が、自然と笑いのある空間を醸し出せていたのです。店長とお客様が客席で寝ていいよ。ちゃんと時給つけおくからさ。と言ってくれたのも安心でしたね。本当に素晴らしい店長とお客様でした。私はほんとにこのお店で働けたことが幸せです。今はもうないのが悲しいけど、たまに夜の業界が懐かしくなりますね!


お酒飲めないのはアレルギーでどうしようもないからあきらめて、徹底的に飲まない代わりに、ジュースでもいいか交渉する方法を考えました。さらに、笑いをとることもセンスを磨くのに時間がかかると思いあきらめて、相手の呼吸に合わせてうなずくことに徹してみました。可愛くないけど、メイクや服装で“ふつう”に見せることはできたのです。ぽっちゃりなのはご愛敬(笑)最後の締めは知性と品格のあるギャップをお客様のコンサルをして活かせ!ということで、こうやって弱みを逆手に強みを見だしてくれた店長に感謝しています。


売上の出し方よりも、私の魅せ方と私のお客様の好みを掛け合わせてくれたことによって売上は必然とついてきました。何がスゴイって、売上については直接触れずに、売上につながる行動を促そうと、私に安心感と自信を与え続けてくれたことです。キャバクラで働いて本当に良かったと思います。最初はとても怖くて、ビビりながら、おびえながらやっていたのでいつもお客様に怒られていました。これは起業してからも同じだったんです。こんなにたくさんあります。楽しく起業が続く秘訣です。


✔弱みと強みは紙一重
✔業界のルールを知り、破るのではなく“超える”
全員に気にいられるのではなく、相性のいいお客様と信頼関係を築く
✔外見は内面の一番外側である
※華美=美人/可愛いではなく、自分に似合うものを知っているかどうか?
✔お客様の話を8割聞く
※呼吸に合わせた頷きで、阿吽の呼吸を意識する
良いところをただ褒めるだけではなく、だめなところも“好き”と褒める
✔笑いは楽しいけど、ときには微笑みで安心感と癒しを+する
✔たまには反論する(私の意見を主張して対話をする)
売上も大切だけど、見るべきところは相手と自分の本質
✔会話は中身だけではなく、テンポとリズム
生き様を自分の言葉で語れ!!!!
※自分を売る=自分の物語を売るということ。そのために自分を知ること。
とにかく楽しく愛と感謝をもって接客
✔自分が指名したいと思う人になれ
✔お客様は神様ではなく、人生のバディ
✔間(無言)も大切にする余裕を持つ


これはまとめてみて、自分で感動しています。これだけのことを教えてくださったことに本当に感謝しかありません。働きながら知識やスキル以上に素晴らしい“経験財産”を得られたと思います。無名の下町キャバクラではありましたが、だからこそ学べたが盛りだくさんです。


キャバクラというとあまり良いイメージがないかもしれません。テレビやドラマで見る世界とは雲泥の差がありました。特に私が働いていたお店は、独立志向の高い女性が多くいて、みんな友達のように仲良くて、人懐こくて温かいお店だったと思います。私にとっては、会社の飲み会とあまり変わりませんでした(笑)きっかけは海外留学のための資金繰りでした。見事に資金調達できて、オーストラリアに留学に行かせてもらうことができました。起業の資金繰りもキャバクラでしました。キャバクラは私にとってのパワースポットです。賛否両論ありますが、私はこのキャバ嬢というお仕事が大好きです。もう、戻ることはありませんが、20代、大人の青春を過ごさせてもらいました。時にはお客様の家族とも仲良くさせていただき、よく家族でのディナーに行き、ごちそうになっていました。隠れていく場所というイメージから、家族ぐるみでの付き合いができるご縁が広がる場所というイメージに。


何事も百聞は一見に如かずですね。体験していないことには、何もいえないなと痛感しています。起業もそうです。まずは、体験することで、どういうものかがわかります。やってみないうちは、わからないということですね。自分が得た情報が正しいかどうか、合うかどうか、望んでいるものなのかどうか、すべては経験してみたらわかることです。キャバクラでの経験も、早くやめた方がいいとか、楽に稼ぐのではなく苦労をして稼げとか、散々言われました。ですが、私は経験したことで、テレビやネットの情報がすべてではないということがわかり、おまけに友達までできて、こんなに素敵なことを学べるなんて、体験しないほうがもったいない!と思っています。生まれ変わってもやりたい仕事のうちの一つです。


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