ビジネス成功の鍵は「依存」にあり!?

楓コンサルティング代表の小暮貴恵です。しなやかなビジネス創るをテーマに、フリーランス専門のビジネスプロデューサーをしています。新サービスはただいま、熟成中です。公開まであとちょっとかも。

依存しちゃいけないって一生懸命、自立しようって頑張るのってちょっと疲れませんか?依存はダメだ!自立が大事!という社会的風潮がある中で、実はこれ、矛盾しているんですね。私たちは、本当の意味で「自立」だけでは生きていけません。必ず「依存」が必要なのです。

1:依存の3つのパターン

依存には大きく分けて3つのパターンがあります。下記の図の通りです。

依存の3つのパターン

この①〜③のステップを成長するに時にしていき、「社会に出て働く」ということができれば、①法律的自立は自動的に、②物質的自立は、基本的には、自然に生きることで学ぶことができるかと思います。そこまで難しいことではないですよね。ですが、社会に出てから気づくことや違和感を持つこと、たくさんの壁や経験を通して③の精神的依存から精神的自立の間で葛藤することが増えていくと思います。この精神的依存をした状態が続くと②物質的依存にまで影響が出たりします。衣食住のバランスが崩れたり、借金をしたり、生活が苦しくなったりなど人それぞれですね。つまり、②の物質的自立を整えた上で③精神的自立を目指すことがビジネスで成功する「鍵」になるのです。

2:精神的自立の仕組み

こちらも図にしてみました。ちょっと小さいので拡大してみてくださいね!ご自身の講座などで使いたい人はご自由に使ってください。

依存の3つのパターン (1)

依存はダメだ!と一概に言えないのがこの図でわかるかと思います。私たちにとって「相互依存」は必要だからです。つまり、自分一人の力だけではなく他力も借りていきましょう!ってことなのです。いわゆる社会、世間で言われる「依存がダメ」「自立しよう」っていうのは、「共依存」のことだと私は思います。共依存とは依存している人同士が寄り添い合うことです。ゆえに、お互いの負担が大きくエネルギーのロスがはんぱないでしょう。私も20代はこの共依存にどっぷり浸かっちゃってました。仕事でも恋愛でも全部悪いのは相手と思って自分のことは棚にあげていましたね笑。

\大切なポイント/
「相互依存」はお互い自立したもの同士が手を取り合ってより豊かな世界を生きることであり、「共依存」とは、他力本願な生き方であることです。

A:精神的依存

精神的依存とは、「自分で決めることができない」「言われたことしかできない」「引き寄せを待っている」「いつも誰かに決めてもらう」「常に構って欲しい」「チヤホヤしてほしい」といった状態です。つまり、白馬の王子様を待っているような状態でしょうか。例えると、自分磨きを全くせずに、愛されたいと言っているようなものです。主語が常に自分以外の誰かや何かになっており、ことあるごとに他人のせいにしてしまったり、常に、誰かの許可をとってから行動しようとします。起業当初私はこれがめちゃめちゃ得意でした笑。だから、当てはまっていたとしても落ち込む必要はありません。

B:精神的自立

これは簡単ですね。先ほどのA:精神的依存の反対になります。自分の価値観や判断基準にそって「自分で決められる」状態が精神的自立です。引き寄せを待つ、白馬の王子様を待つ様なスタンスではなく、「自分から歩み寄ることができる」主体的な性質が精神的自立にはあります。なにごとも、自分を軸としているので、誰かや何かのせいにせず「自分ごと」として捉えることができるため、知恵を絞ることができるようになりますね。簡単に言うと、自分で自分を満たせる状態になっています。右脳と左脳のバランスが整っているという捉え方もできます。自分の意見を主張しつつも、相手の話も聞くことができます。

ステップ1:精神的自立のためにできることは何?

これは私が日々発信してきた内観です。自分の内側を観察しながら「頭と心と体の反応」をみて自分のことに気づいていくささやかなトレーニングです。これを続けていくと自分から出てくる反応(本心)や言葉(本音)にショックを受けたり、怖かったり、ドキッとしたり、しながら「絶望」「失望」して「降参」「諦め」がつくんですよね。そうなって初めて、依存から自立に移ることができると思います。例外としてそうでなくとも自立されている方もいますが、基本的はこの強い挫折のような感覚を味わうことは8割の人が必要だと感じています。ここで、現実をしっかりみて受け止めて「明らめる」ことができるとなぜかスッキリ爽快!自分でやれるところまで楽しくやろう!という気分になっちゃたりするものです。そうならないってことはもしからしたらまだ、降参して絶望を味わいきっていないのかもしれないですね。

C:相互依存

こちらは、図にも書いてあるように相互依存とは、他力も借りながら「結果」「豊かさ」が自然と生まれる調和的な関係性や繋がりのことです。つまり、何かをするにはひとりの限界があるということなんですよね。相互依存は、「距離感」が適度なので自分でやることは自分でやるという境界線が明確でありながら、補い合えるところは、お互いに補い合うことができます。

ステップ2:相互依存に進むためにできることは?

精神的自立の領域で、自分で意思決定をしつつ内観を繰り返していると、どこまでが自分でできて、どこから自分ではできないのか?という区切りが見えています。いわゆる、一人では限界でキャパオーバーになってしまうという状態です。自力でやりきったからこそ見える「他力」を借りるチャンスです。共依存との明確な違いとして、相互依存だった場合は、「結果」がついてきます。共依存だった場合は、疲れてしまったり、滞ったり、循環が止まってしまいますね。なので、相互依存の領域では「他人を頼ることができる器を育てること」が必要になります。

D:スピリチュアル依存

スピリチュアル依存とは、見える世界だけに固執することなく、「見えない世界」に対して疑念なく敬意を払える繋がりのことです。見えることだけに固執すると幸福度が下がるし、視野も狭くなります。見えないことも受け入れられるようになると、使える能力の幅が広がるんですよね。例えば、見えるものだけに固執すると直感を信じられないけど、見えない世界に対しても理解をしていれば直感だって見極めることができます。幸福度の基準が良い意味で低くなるので、パフォーマンスも出しやすいですね。

ステップ3:相互依存からスピリチュアル依存への移行

これは日々、瞑想だったり、運動をしたり「身体と生活を整えること」で移行できるかと思います。簡単にいうと「意識とエネルギーの使い方」です。日常生活を疎かにしていては、移行はむずかしいですね。まずは、バタバタするライフスタイルから「ゆっくり丁寧に味わう」ライフスタイルに変えることが移行の第一歩になります。

E:ワンネス

全ては一つであるという状態です。これは説明して理解してもらうよりも体感してもらった方が早いですね!存在も仕組みもあらゆる世の中も法則も全部「ひとつ」に繋がっているよということです。空があるから、雨が降り、雨が降るから川ができ、川があるから海になるのと同じようなものです。と説明しすぎてしまいそうなのでここまでで笑。ワンネスは体感が大切です。

ステップ4:ワンネスへの道のり

まずはワンネスに行こうと思わないことです。そういう世界があるんだなあと想いを馳せるような感覚でステップ3で大切にしている日常と意識とエネルギーを内観し続けてくださいね。そして、いいものを食べて、心地よく過ごし、身体を動かしてください。太陽の光を浴びて散歩なんかもいいですね!風に当たるだけで心地よいですし、大切なことは全て自然が教えてくれます。

NGルート

精神的に依存した状態のままで、スピリチュアル依存にいくと血に足がつかなくなり、説得力にかけて他力本願になります。自分の能力や魅力を活かすことができずに、苦しい思いをして負のループに入ってしまうのでできる限り避けたいですよね。避けるコツは、プロのコーチやコンサルをつけることです。もしくは、はっきりとあなたのことを怒ってくれたり、現実をみさせてくれる相手を大切にすること。人のアドバイスや声に、少しでも耳を傾けることがヒントになると思います。万が一、NGルートに入ってしまった場合はきっとそれは必要な体験なのでそれも楽しんじゃってください。

ビジネスの鍵は「相互依存」

A〜Eの解説とステップ1〜4までの流れを通して、「どこにどういうスタンスでどんな依存をするのか?」という相互依存が鍵になるよ!というお話でした。なぜビジネスに相互依存が必要な理由は、お客さまとの相互依存、一緒にビジネスをする仲間との相互依存の関係性が必要だからです。もし、依存の状態で進めてしまっていたらお互いに苦しむことになりますよね。だからこそ日々、少しずつ自分と向き合いながら自立の道を歩む必要があるのです。いらない依存を手放し、必要な依存に移行していくこと。たったこれだけでビジネスの流れがスムーズになります。私自身、メンターと上手くいかないことが多かったのですが、それは私が共依存をしていたからでした。そのことに気づいて、「相互依存」という関係性を知ってから、メンターや仲間、お客さまとの関係がとても楽しいものに変化していきました。ぜひ、皆様もこの依存の仕組みをビジネスに活かされてみてください。心から応援しています。


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