人を動かす天才 / 嫌われる天才
ぷれぜん仙人です、
緊急事態宣言が再度
延長されましたね。
ワクチンの動きも非常に遅く
しばらくは我慢を強いられる
巣ごもりの日々が続きそうです。
というわけで、、、
今日は持て余した時間を
"大量消費”するおすすめドラマ
をご紹介したいと思います!
昨年、私がNetflixで観て一瞬でハマり
中毒状態で観てしまったものなのですが、
『梨泰院クラス』
『ブレイキング・バッド』
の2作品です。
なぜ、この2つを取り上げたか?
というと、
単純に、「めちゃくちゃ面白い」
ということに加えて、
============================
人間関係をうまく(破壊)する最強の秘訣
============================
を教えてくれるからです。
この2つは「人間学の教科書」
としても素晴らしいです。
ビジネス、プライベートを問わず、
人間の心理に関係するような仕事
をする際の学びが溢れています。
一粒で二度美味しい!
ドラマだと思います。
観ていない方のために、
超簡単にご紹介すると
『梨泰院クラス』は、
自分の父親を、韓国・居酒屋業界の重鎮
の息子に車で轢き殺され、そいつを半殺し
にして少年院に入ることになった主人公が、
後に、居酒屋チェーンを仲間と創り上げ
トップに登りつめるまでの復讐&サクセス
ストーリーを描いた物語です。
『ブレイキング・バッド』は、
高校の化学教師であった主人公が、
肺ガンにかかり余命宣告をされたことを
キッカケに、「家族に財産を残したい」
と決意し、
化学の知識で麻薬を作って裏社会の
支配者にのし上がるまでのサクセス
ストーリーを描いた物語です。
一見、何の関連もないこの2つの
ドラマなのですが、
梨泰院クラスの主人公
(パク・セロイ)
と、
ブレイキング・バッドの主人公
(ウォルター)
正反対の意味で、
「お手本」になります。
人間関係の"不朽の名著"である
デール・カーネギーの
『人を動かす』
には、人を動かす上で最重要の
教えが書かれてあります。
それは、
============================
人に「自己重要感」を与えなさい
(逆に、絶対に傷つけてはいけません!)
============================
という教えです。
人間はとにかく、
自己重要感に飢えています。
自分は価値ある人間だ!
自分は優秀な人間だ!
自分は素晴らしい人間だ!
と自分で思いたいし、
人から思われたいのです。
(威張っている人、マウンティングしてくる人、
他人を誹謗中傷や分析・評論している人は、
この欠如の裏返しだったりします!)
話をNetflixに戻しますと、
梨泰院クラスの主人公は、
"人に自己重要感を与える天才”です。
こんなリーダーに人はついていく!
というモデルのような、ある意味、
「人たらしの天才」です。
例えば、
経営している居酒屋の料理が不味い!
ということでお客さんの評判が悪く、
客足が伸びずに、
料理長の女性が責められるシーンです。
マネージャーは、料理長が悪い!
クビにしよう!という感じで責めます。
一般社会でも、普通のリーダーなら、
「なんだこの料理は!もっと頑張れ!」
みたいなアプローチにいきがちです。
しかし、
人たらしの天才、
パク・セロイは違います。
「大事な話がある。」という感じで、
女性を呼び寄せます。
クビにするとか、責めるとか、
するのかと思いきや、、、
「今月の給料。2倍、入れておいた。
俺はお前を信じている。できるな?」
みたいな、男気溢れるリーダーシップ!
を発揮して、一気に料理長の女性の
心を鷲掴みにし、奮い立たせます。
この女性が後に、料理の腕をめきめきと
上げていき、テレビ番組の酒屋屋選手権
で優勝することになります。
足を引っ張っていた女性が、この店の
「最強の武器」に生まれ変わったのです。
このパク・セロイは自分の能力は普通
だったりするのですが、とにかく人を
動かすのがうまい。
全編を通してこの手のエピソードが
溢れており、「なるほどな〜」と
唸ってしまうシーンのオンパレードです。
一方で、、、
ブレイキング・バッドのウォルターは
とにかく人間のクズです。笑
24時間、365日、
「自分の利益」のみを考えています。
他人はどうなろうが知らん!
という極端な利己主義者です。
(人殺しもなんとも思いません)
「人を導く立場の高校教師」
だったとは思えない
サイコパス野郎です。
タチの悪いことに、
「俺は常に家族のことを優先している」
という妄想にも取り憑かれています。
嘘に嘘を塗り重ねては、
どんどん人の信頼を失っていきます。
さらに、
============================
人の自己重要感を傷つける天才
============================
です。
とにかくクソ野郎で、敵を作りまくります。
(相棒からも妻からも嫌われてます!)
それでも、持ち前の「戦略思考」
で難局を乗り切っていくのですが、
最終的には自滅して、
死んでしまいます。
まあ、こういう風に書くと、
「何が面白いのか!?」
と自分でも思ってしまいましたが。笑
いや、これが、面白いんですよ!
要素はいっぱいあると思いますが、
ブレイキング・バッドはおそらく
誰しもが心の中に持っている
「シャドー」
の部分をうまく描いているのも
ひとつの要因なのかなと思います。
善良で気弱で真面目だった
ごく平凡な化学教師が、
修羅場を乗り越えるたびに
どんどん悪の権化に化けていく
感じには中毒性のある面白さがあります。
話をまとめますと、
この、全くもって相反する
二人のドラマを通して
こうやったら人を動かせる!
or
こうやったら人から嫌われる!
というのが学べるのが、
ご紹介の2つのドラマになります。
私は、残念ながら「ウォルター寄り」
なので、見ていて心が痛かったです・・・。
(客観的に気づき、反省もしました!)
やはり、
人に自己重要感を与えられる人は
素晴らしいですね。
(そして、人が寄ってきます!)
逆に、
人の自己重要感を傷つけることだけは
絶対にしてはいけないですね。
(恨みを買う最速の方法です!)
世の中には、
「論破したぜ!」とか言って
喜んでる謎の人達もいますが、
相手は論破されたと
思ってませんからね・・・。
やらないほうが身のためですね!
というわけで、
おすすめドラマのご紹介でした。
面白いドラマないかな!?
とお探しの方には、
『梨泰院クラス』
『ブレイキング・バッド』
どちらも自信を持って
オススメします!
ぷれぜん仙人
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