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挑戦と失敗から得られる、5つの価値

失敗した人しか知りえない、失敗することで得られる価値は確かにあります。これらは、失敗を恐れてばかりで挑戦できなかった人にとっては、一生得られない価値です。

失敗には、後悔や苦しみも多いものですが、それ以上に得られるものも大きいといわれています。
でも、得られる価値っていったいなんでしょうか?
本当に苦しんだ分だけ、得られるものって大きいのでしょうか?
そんな保証はどこにもないはずだけど・・・?

そう。失敗で得られる価値が苦しみに値するだけの値打ちがあるかなんて、どこにも保証なんてありませんよね。もし保証されるのであれば、そもそも「失敗」とは言わないはずです。

挑戦に値するかどうかは、結局、挑戦する本人の価値観次第だと思います。でも、私にとって「失敗」には、少なくとも次の5つの価値があると思います。みなさんは、どう思いますか?

1.失敗すると、挑戦することに慣れていく

誰だって、経験したことがないことい対しては、なかなか挑戦する勇気はもてないものです。
とくに安定した地位にいる場合は、その地位を捨ててまで新しいことに挑戦する勇気は持てないものですよね。
でも、誰だって、どうしても挑戦せずにはいられないときがあるのも確かです。そんなときには、挑戦する勇気があればどんなにいいか、自分の臆病さに情けなくなってしまうことがあるものです。

逆説的ですが、挑戦することに慣れるためには、一度失敗を経験して、失敗を受け入れることがいちばん良い方法だと思います。そもそも、やってみないと、どの程度難しいのか、大変なのかわかりません。でも、一度失敗してみることで、少しずつコツがつかめてくるようになってくるはずです。
自転車だって、はじめから乗れる人なんていません。自転車に乗れるようになるには、何度も転がってひざをすりむいたりしてきたはずです。これはビジネスでも同じです。失敗を繰り返すことで、「挑戦する勇気がない」なんて悩みはいつの間にかどこかに吹き飛んでいっているはずです。むしろ、挑戦することのワクワク感を経験すると、何度でも挑戦したくなるはずよ。

Practice makes perfect!

2.失敗することで、飛躍的に成長できる

はじめから失敗しようと思って、挑戦する人なんていません。

成功しようと思ってがんばっていても、勝負は時の運。努力の甲斐なく、失敗してしまうことだってあるでしょう。
でも、失敗そのものに対して、あまり否定的になる必要はありません。なぜなら、失敗は挑戦の結果。ただの「現象」に過ぎないのだから。

大切なのは、失敗に至った過程です。過程には成功に向けて頑張った、創意工夫があるはずです。創意工夫こそが、失敗で得られた価値ではありませんか。
簡単に成功できるものには、創意工夫の機会が多くありません。苦しんで、苦しんで失敗したからこそ、考え抜いた経験、知識、スキルが大幅に伸びたはずです。それこそが自分の成長であり、挑戦しなかった人には永久に得られない価値なのです。

成功して自惚れる人はいるかもしれませんが、失敗して自惚れる人はいません。
そして成功は人を増長させるかもしれませんが、失敗は人を成長させるのです。

Failure is a stepping-stone to success

3.失敗したことが、新たな挑戦へとつながる

たとえ失敗であっても、挑戦したことはすべて次の挑戦につながります。

失敗の過程で得られた経験、知識、アイデアは、かならず次の行動に生かされるのです。
失敗の苦しみや悔しさだって、次の挑戦のエネルギーになってくれるはずです。失敗したときには、誰とも顔を合わせたくないほどの思いをしても、自己嫌悪で食事ものどを通らないほどの落胆を経験しても、いつの日か、リベンジへむかって突き進む燃料になっているはずです。

一度失敗を経験したら、次の失敗だって受け入れやすくなります。そして失敗を受け入れやすくなると、挑戦をしやすくなります。すると、ますます経験を積むことができて、好循環がうまれます。この好循環を生み出すことができるかどうか、それがうまく回りだすまでガマンできるかどうかが成功の鍵なのです。
これは、シリコンバレーでも言われていることです。
できるだけ早く、多く、賢く失敗することが、結局成功の近道なのです。

Fail fast!

4.失敗したからこそ、成功したときの価値が大きくなる

人間、焦らされると、焦らされた分だけ、手に入れたとき価値が高くなるものですよね。これは恋愛でも同じではないでしょうか?
ビジネスも、それと同じように、失敗の数が多ければ多いだけ、成功したときの喜びは大きくなるはずです。

挑戦した時間、苦労、失敗の数、大きさとか。あなたが投資したものは、かけがえのない人生の一部であるはずです。しかも、当初想定していなかったことが起きることもあるのが現実です。あまりに突然、これまで考えもしなかった予想外の出来事が、あなたの理想やあらかじめ考えていたシナリオを打ち砕くのです。
そんなときには、挑戦したことを悔やむ事だってあるかも知れません。どうしようもない運命を恨むことだってあるでしょう。

それでも、私は思うのです。簡単に手に入れた成功は、簡単に手から離れてしまうものだと。
きっと手に入れるために苦しんだ時間の分だけ、手に入れた後は簡単には裏切ることなどありえません。
きっとどん底まで苦しんでしまえば、苦しんだ分だけ、成功したときには自分をほめてあげることだってできるはずです。
私は、そういった確かなものがほしいと思うのです。
失敗したからこそ得られる、確かな価値を得たいと思うのだと思うのです。

easy come,easy go

5.「失敗」を、自分自身を生きている証にできる

私は、生きている実感は、自分で考えること、自分で決断すること、自分で行動することだと言い換えることができると思っています。
いや。もうひとつ付け加えることがあります。それは、「結果」を自分で確認することです。

自分の人生を生きている実感を得られるのは、自分で自分の人生をコントロールできている実感にほかなりません。逆に言えば、これが自律的な生き方ともいえるでしょう。どれだけ高学歴で、どれだけ収入が良くて、どれだけ容姿がよくて、みんなからうらやましがられるような存在ても、自分の人生を自分で決断できないと自律的な生き方はできないと思います。

大切なことは結果を出したこと。それがたとえ失敗であっても、成功であっても…。
挑戦しない人は、失敗という結果すら見ることができません。
自分の人生を生きるいちばん簡単で確実な方法は、自分で決断した行動の結果を自分の目で確認することです。
失敗であろうと成功であろうと、何らかの自分で決断を下し、行動した「結果」を出しつづけていくことで、かならず自分の人生を生きていくことができるはずです。

I think, therefore I am.


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