見出し画像

【友情婚活】ファーストコンタクト

ひととおり個人の紹介を終えたところで、ここからは出会い以降を主にメイコ視点で時系列に沿って残していきます。(カイト氏サイドの心情などはQ&A形式で随時さしこんでいきます)

先に友情結婚掲示板に書き込んでいたのはカイト氏で、かなりの古参だったようです。気になったので色々聞いてみました。笑


Q.掲示板を利用しはじめたのはいつから?
2016年の夏頃からですね。
当時の選択肢として掲示板、相談所(カラーズ)、Twitterがありましたが、相談所はお金がかかる、Twitterで検索してもさほど手ごたえがないなどの点から、掲示板に書き込みつつ気になる相手にメッセージを送る方法から始めました。
Q.掲示板以外で婚活のために使ったツールは?
使ってないです。掲示板であまりにも収穫がなければ相談所も考えていました。


私は友情結婚という言葉を知ってすぐ検索したなかで見つけたサイトをクリックしてみたのですが、そもそもこの現代で掲示板っていうシステムがいまだ現役だったことにまず驚き、意外と新しい書き込みも日々いくつかずつ増えてるんだ!とさらに驚きました。


中には冷やかしっぽい記事や明らかに性的な目的の書き込み、意味不明な文章(何故か喧嘩腰)などなど…、真剣に利用している方にはかなり失礼ですが、例えるなら「魑魅魍魎」が巣食った状態に見えました。特に関東地方以外はあまり利用者数が多くないのか、近場に住んでいる人を探すのも割と大変でした。


過去のログをいくつか見たところ、同県内住みらしき人の書き込みを見つけました。割と文章もマトモだし(失礼)、どうせ返事はこないだろうけど悪用されなければいいや、ぐらいの気持ちでメールしてみました。送信フォルダを見てみると、書き込みから1ヶ月以上経ったあたりで連絡してたようです。


Q.メールが届いた時の心境は?
それ以前に何人かとやりとりしていたので、「おー新しい人から来た〜」と単純に喜んだと思います(昔のことであまり記憶が…)。
ただこちらの性的指向について「失礼ですが興味本位でもあります」と正直な文章があったことに好感を持ったことを覚えています。人間なんでも誠実が一番。

確かに↑みたいな文面だった気がします。いかに思い立った勢いで送ったかがわかりますね…。


数日経って、予想外に早く返信がありメールでのやりとりが始まりました。ネット上の出会いあるあるで、本名は勿論明かさず住んでいるエリアも濁した状態でした。


ただ、婚活を始めた目的が親絡みで似ていること、学生時代の友人関係を今も大事にしていること、地元同士の距離がそこまで遠くないことなど、メールのやりとりでいくつか「これはもしかしてなかなかラッキーなのでは?」と思いはじめました。


Q.掲示板で知り合った人と会うのは抵抗なかった?
基本的に楽天的で、初対面の人と会うことに抵抗はなかったですね。
ただ相手も同じということはないだろうと思い、店でごはんを食べる、買い物に行くなど常に他人の目に触れるようにはしていました。
Q.「会おう」「会わないでおこう」の線引きはある?
同じ地方であることが大前提ではありました(親が近県のため離れにくかった)。ぼくはあくまでも友達程度としての結婚相手しか想定できなかったので、「性的接触以外は普通のあたたかい家庭を〜」といった方とは合わないなと思い、「それぞれの時間や空間を大切に」といった考えの方と会おうとは思っていました。


メールの頻度も1日おきぐらいでしたが、半月ほどで直接会ってみようか、という話が出ていたようです。ちなみにここまで通話や写真などは一切ナシでした。


ネット上の出会いで難しいのは、例え顔が見たい!となっても画像なんかいくらでも加工できてしまうし、素性がバレなければ嘘もつき放題なんですよね。そう考えるとかなりの賭けだったなと思います。


やりとりが始まるとつい最初は質問攻めにしたりされたりするのがお決まりですが、メールのほうがひとつひとつの文章を推敲しながら時間をかけて返信できる分、即既読即返信イコール熱量と捉えられるトークアプリよりもマイペースに相手を探れたかなという印象ではあります。


ここまでは私もすぐ結婚したい!という気は更々なく、ひとまず会ってみて騙されたらその時考えようとかなり楽観的でいました。今思えば、世の中性善説で回っていると信じているあたりが似ていたのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?