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【友情結婚】妊活編①思案期

私は子どもが苦手です。


正確に言うと、意思疎通が図れるまでの乳児を生かしておく自信がない。かつ、自分の体力と精神力で妊娠中のマイナートラブルや出産の痛み、産後ボロボロ状態な上での子育てを耐えられる気がしない。


カイト氏によく伝えていたのは、上記をまとめて「私には生かすフェーズが難しい!」という話。(それを越えられても様々な理由で意思疎通がきちんと出来ない、出来なくなる可能性があるのはまた別の話…結局考えるほど不安は尽きませんが)

元々性行為したくないのも「人生でリスクをとる意味が分からなかったから」という私が、人を産み落とすという先の見通せない、言ってしまえば大博打に挑戦する気にはなかなかならない訳で…。


一方のカイト氏は子どもと関わる仕事を選ぶほどなので勿論子ども好き、素人からすれば知識と経験も申し分ないレベル。
仕事上できるから私生活でもできるのかと言われれば全てがそうではないでしょうが、子どもは欲しい!でも育児のことはさっぱり!な人とであれば、妊娠出産にはもっと尻込みしていたと思います。最悪こちらの身になにかあってもやっていけそうだし(個人的にかなり重要)。

これについてはお互いにそうで、より具体的に言うならば「どちらかが死んだ時、もう片方がやっていけるか」ということですね。
メイコさんに何かあった時は上記の通り、「ぼくに何かあった時は住宅ローンが0になる保険に加入している」という点で、お互い保険をかけているという状況です。

カイト談

いつ何があるかなんて予測はできないので、まずはお互い心身共に健康でいるのは大前提に。この考えは今も変わらず、自分のキャパオーバーになることは一旦レベルを落としたり人に任せたり、はたまた辞めてみたりしています。詳しくは追々。


初対面で結婚に対する条件を話していた頃から、子どもはいたらいいねという結論にはなっていました。私がどうしても産みたいというタイプではないので、遺伝子を残すかは問わない(いざとなったら養子や里子等の制度も考える)ということまで。

お互いの両親が健在で、結婚して立場上は独立したといっても今後様々な面での付き合いは一生続くわけです。
私とカイト氏では実家に対する感情のベクトルが少々違いますが、それぞれ友情結婚という形をとってまで「もう人生に口出しされたくない(メイコ)」「心配をかけさせたくない(カイト)」という人間が、「子どもを育ててこそ一人前!孫を見ることこそ老後最上の幸せ!」と思い込む田舎の高齢者たちと対峙するためにも、「子どもは前向きに考えてるよ〜」と言えたほうがいいなというある意味不純といえる理由もありました。

※というかぶっちゃけるとメイコは、毒母に今後なにかあったとしてこっちも子どものこととか手一杯だからそっちでなんとかしてね、と言いたかった。人によっては家族なのに冷たい信じられんと思われるでしょうが超ヒス母&無関心父と捻くれひとりっ子が22年同居するとこうなります。

ドライな言い方になりますが、
結婚→「早く結婚しなさい」の圧を避けるため
子ども→「早く子どもを作れ」の圧を避けるため
こういった側面があることは否定しません。
もちろん子どもができれば愛情を注ぎ、責任を持って育てますが、単純に子どもが好きだから・子どもが欲しいからという理由のみではないことも伝えておく必要があるかと思います。
なぜなら、同じような理由で子どもをもうけることに悩む友情結婚関係の方もいらっしゃるでしょうから。
何が正解・不正解ということではなく、こういった考えもあるということを知っていただければ嬉しいです。

カイト談


カイト氏との同居スタートから結婚生活を経て、心身の不調をきたすほどのストレスは感じませんでした。また、それぞれの性格もあってあんまりお互いに強く出ない(言い争いにならない=落とし所を譲れる)こと、あらゆるこだわりが少なくスムーズに生活を整えることができた経験から、ある程度環境が変わってもなんとか大丈夫だろうと思えました。

また、結婚後に再会した大学時代の友人と家族ぐるみ(2人の小さい子持ち)で遊ぶ機会があり、カイト氏の子育てモードが多少分かったことでなんとなくイメージが湧き、前向きになってもいいのかなと。これはただただ感謝。私ひとりなら子連れで遊びにおいで!とは簡単に言えない…。



なにより自然に欲しくなるまで何年か夫婦でやってみようかと思えるほど若くもない。最終的に後押しになったのはここでした。勿論、授かることがあるのなら生かすこと・生きることに全力を注ぐと腹を据えました。



とはいえ、さすがにすぐ妊活!数打ちゃ当たる!というのもなかなか無謀な気がしたので、まずはブライダルチェックなるものを受けてみようということにしました。続く。


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