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塾内でも授業内容に違いがあるという事実 〜これではクラスが上がらない〜

フォロワーさんが5600名のブログを書いていることもあって、ご相談を頂くこともあります。
大手集団塾に通いながらも、うちの子は勉強ができるようになっていないという相談がたまにあります。

入塾時の成績はその後の成績に対する影響度は低いという話をブログに書いたのですが、大きな声では言えませんが、塾のシステムによっては成績を上げることが難しい塾もあります。

わが子が通っている塾では影響度が低く、4年生の成績入塾時の優秀者で6年生まで生き残れている率は2割から3割ではないかと推測されます。
それは、同じテキストを全クラスで使用していること、クラス替えはその時のテストの点数でのみ、分けられているということにあります。

実は、子どもが成績を上げるためには、授業を聞くだけではダメみたいなのです。
演習が絶対的に必要であるということです。
具体的に私の体験を書いてみます。

同じ塾でもクラスによって違いがあった

低学年で通っていた塾での話です。
元々その授業は選抜試験がある算数クラスでした。
誰でも入れるというものではありませんでしたが、規定に達した生徒が増えたので、クラスを分けるというお話でした。
同じ講師が同じテキスト使い授業をするということでした。
この塾は授業の見学可の塾でしたので、見学させていただきました。
1組での授業の流れは、問題の演習とその解説をテンポよく繰り返していきました。
一問あたりの演習の時間は、20人のお子さんの中で、3〜4人解けたタイミングで、打ち切られます。
演習の間は講師が机の間を廻り、ノートをチェックしていきます。
これがひたすら繰り返されどんどん授業が進んでいきます。
解説はポイントが押さえられていて、わかりやすく感じました。
子どもから質問も適度に出て、解ききれなかった子も途中でわかったという表情になっていくのが見て取れました。
一方、2組の授業ですが、問題演習をする時間がなく、講師の解説のみでした。
しかし、1組の解説よりは丁寧に詳しくしているという印象を受けました。
必死になって板書を書き取り説明を理解しようとしている様子で質問が出るということはありませんでした。
同じテキスト、同じ講師でも在籍している生徒によってやり方を変えるということがあるということに気づきました。
取り扱う問題数も同じでしたのが、どちらの授業が効率的で理解が進むかと言われれば、1組の授業の進め方だったと思います。
この講座では、ほとんどクラスの入れ替えは起きませんでした。
小学生ですのでミスが重なり落ちるお子さんはいましたが、次はしっかり元のクラスに戻ります。
その逆によくできて上がってくる子もいましたが、なかなか定着はしませんでした。

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