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枯れた母性の泉

確かに自分は、愛着形成には失敗しているケースだと思う

緊急帝王切開だし、母子別室だし、NICUに長期入院で離れ離れだし、直母は飲まないし、ベビーと完全に心が通っている気はしない、それでも可愛くない訳でも大切じゃない訳でもない

ただ、今日は妹がLINEで
「(子どもを産めて)人生史上最高の一年だった」と話していて、心底羨ましくなった

私は今、人生史上一番辛いよ
14で鬱を発症した時も
16で自殺未遂した時も
18で自殺寸前まで自分を追い込んだ浪人生活も
大切な人が亡くなってしまった時も
毎日自殺する事しか考えられなかった激務時代も
最近だと、1ヶ月ほぼ寝たきりになった愛犬の死も
肉体的には今のようにここまで辛くはなかった

人生史上最高の瞬間は海外を飛び回っていた時だから、あの時に養子にしたい子を見つけて、準備が整った時に迎えたら良かったんだ

ベビーを
「目の中に入れても痛くない」
「可愛すぎて泣けてくる」
「可愛くて可愛くてどうしましょう」
「オキシトシンが大爆発」
「母性の泉が湧き出てくる」
とは決してならず、非常に残念ではあるが(生まれれば夢中になれると思っていた)

私の人との付き合いも元来こんな感じで、人をそこまで愛したこともないから、ベビーとの距離感は妥当なのかも知れない
(夫とは、単純に人として好きなのと、人生が楽しくなりそうだからと言う理由で結婚した)

人も自分も
思いきり愛してみたい人生だった

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↑Twitterで見かけたツイート、まるで自分の言葉のように感じてしまった。

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