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PA(パレスチナ自治政府)秘密情報部隊、イスラエルの航空援護を利用してガザ制圧を狙う

【PA(パレスチナ自治政府)秘密情報部隊、イスラエルの航空援護を利用してガザ制圧を狙う】

- PA秘密情報部隊は1週間も前にガザに入ろうとしたが、ガザ当局に阻止された。-

2024.04.04

(Photo credit: Nasser Ishtayeh/Flash90)

ガザ地区内務省の治安当局者が3月4日、#パレスチナ自治政府(PA)主導による同地区への最近の侵攻について詳細を明らかにした。

先月末のガザ前線からの声明によると、この侵攻は1週間も前に行われ、ガザ地区当局によって阻止された。

#ガザ 治安当局は木曜日、アルジャジーラに次のように語った。

「マジド・ファラジ少将が結成し、ガザ地区で逮捕された治安部隊のリーダーたちとの調査結果、」

そして次のように付け加えた。

「ファラジは、3つの段階に基づいて、ガザの状況を管理するための安全保障計画を策定した。」

「第一段階はパレスチナ赤新月社の支援の下での食糧安全保障、第二段階は部族を対象とした安全保障、第三段階は包括的な安全保障である。

この計画では、アルクッズ病院の赤新月社本部を治安部隊の本部とし、イスラエル軍の航空保護を受けることにした。

マジド・ファラジは、計画の実行をフォローアップするために、パレスチナ情報局員のチームを任命した。」

と関係者は付け加えた。

ファラジが配置した将校は、ナセル・アダウィ、サミ・ナスマン、シャバン・アル=ガラバウィ、ファエズ・アブ・アル=ヒンドゥドである。

「部隊のメンバーは、最後の襲撃の2週間前に、マジド・ファラジのためにアル・シファから情報を収集するよう命じられた。」

ヘブライ語新聞『Israel Hayom』の報道によると、この襲撃は、ガザへの援助物資の入国を確保し、#ハマス による『横流し』を防ぐために、イスラエルがガザの #ファタハ 関連組織に対して承認した計画の一部であった。

ハマス : ガザを統括している党派
ファタハ : ヨルダン川西岸地区を統括している党派

月30日(土)、ファタハ関連組織はガザへの援助トラックの進入を確保した、と同紙は書いている。

「隊員は警棒のみで武装しており、銃器は持っていなかった。そのうちの何人かはハマスによって殺害された。」

ガザのホームフロントは当時、ラマッラーに本部を置くPA情報局(General Intelligence Service)のメンバーによるガザ地区への侵入を阻止したと声明で述べた。

この計画は、テルアビブとラマッラの間で「アラブの首都のひとつで行われた会談で」合意されたもので、「(ガザ)内戦線の隊列の間に混乱と混沌状態を作り出す」ことを目的としていたと報じられている。

最近、ホームフロントは、ガザ治安部隊は、10人の諜報員を拘束することに成功し、捕縛を逃れた未知数の諜報員を追っている、と言った。

また当局者によると、カイロは国境通過当局に、秘密部隊の存在に「気づいていない」と伝えたという。

この侵攻は、アメリカが支援する、戦後のガザを支配するための地元統治当局設立の取り組みに関連している。

#イスラエル のベンヤミン・ #ネタニヤフ 首相は2月下旬、ガザの「戦後」計画を発表した。

これは、PAを改革・強化し、戦後ガザの統治権をPAに握らせるという、米国が支援する構想に多かれ少なかれ沿ったものだった。

首相は以前から、PAやそのファタハ党が将来ガザを統治するという考えを否定する発言をしていたにもかかわらず、である。

「ネタニヤフ首相はファタハの参戦に反対しているが、自衛隊がガザ地区内にいる今は反対だ。

輸送隊を確保するためには、地元勢力を最前線に配置するのが望ましい」

と、ある治安当局者はイスラエル・ハヨムに語った。

PA情報部の侵入は、3月20日付のウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)が報じたように、ガザでの援助物資配布活動からハマスの「切り離し」を目的とした疑惑の計画とも関連している可能性がある。

(了)

引用元

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