米国務省が報告書を改ざん、イスラエルは「ガザ支援を妨害していない」と主張
【米国務省が報告書を改ざん、イスラエルは「ガザ支援を妨害していない」と主張】
- 「アメリカの法律では、人道支援を妨害する政府にはアメリカは武器を提供してはならないとされている。-
News Desk
2024.05.31
米国務省が、#イスラエル によるガザへの #人道支援 阻止を免責するため、内部の専門家の判断を無視して報告書を改ざんしたと、5月31日付の『ガーディアン』紙が報じた。
今週辞任した元米高官ステイシー・ギルバート氏によると、報告書は当初、報告書草案のために協議した国務省専門家の総意に基づき、イスラエルがアメリカ提供の人道援助を #ガザ に到達するのを妨害していることを明らかにしていた。
ギルバート氏は、国家安全保障覚書20号(NSM-20)に基づき、5月10日に公表された報告書を起草した国務省の専門家の一人である。
しかし、国務省の高官は報告書の草稿を編集し、イスラエルは援助を妨害していないとする結論に変更した。
ギルバート氏は今週初め、国務省人口・難民・移民局の上級民間軍事顧問を辞任した。
NSM-20報告書の最終版では、国務省はガザにおいて「イスラエル政府がアメリカの人道支援の輸送や配達を禁止したり、制限したりしているとは現在評価していない」としている。
報告書の結論が変更されたことで、35,000人以上の死者を出しているガザへの攻撃が続く中、アメリカはイスラエルへの武器輸出を継続できることになった。 何十万人もの人々が飢餓の危険にさらされている。
対外援助法の条項により、アメリカはアメリカからの援助を妨害した国への武器販売や安全保障援助を削減する義務がある。
10月7日以来、イスラエルの指導者たちは、食糧やその他の援助がガザに入るのを阻止したいと公然と表明しており、イスラエル軍は援助隊員や援助隊を警備する警察官、食糧援助を集めようとするパレスチナ市民を殺害している。
国務省に20年間勤務し、いくつかの紛争地域にも駐在したギルバート氏は、報告書の結論は、この報告書について相談を受けた国務省の専門家の圧倒的なコンセンサスと矛盾すると述べた。
彼女は、イスラエルがガザへの国境を越える食料や医療品の量を制限する役割を担っていることについては、一般的な合意があると述べた。
「このことに関しては、人道主義者の間でコンセンサスが得られています。
これは、国務省の人道問題専門家の意見であり、私の所属する部局だけでなく、情報機関や他の部局の専門家の意見でもあります。
(イスラエルによる妨害が)問題でないと言った人を思い浮かべるのは難しいでしょう」
とギルバート氏は言う。
「だから、イスラエルは人道支援を妨害していない、という報告書には反対なのです。 それは明らかに誤りです。」
「4月末のある日、専門家たちは報告書から外され、より高いレベルで編集されることになりました。ですから、私は報告書が発表されるまで、その中身を知りませんでした。」
と彼女は言った。
「(5月10日の)金曜日の午後遅くに報告書が出たとき、私はそれを読み、さらにその部分をプリントアウトして読み直さなければならなりませんでした。
イスラエルが人道支援を妨害していないと評価することが、これほどはっきりと書かれていることが信じられなかったからです。」
「それが公表された2時間後、私はフロントオフィスとこれに取り組んでいるチームにメールを送り、この結果辞任すると言った」
とギルバート氏は語った。
民主党のクリス・ヴァン・ホーレン上院議員によれば、「ステイシー・ギルバートの発言は、援助の分配や国際法の遵守に最も関与している局や専門家の調査結果が、政治的な便宜のために迂回されたという、私が表明した懸念をさらに裏付けるものです。」
ジェフ・ジエンツ首席補佐官率いる #ジョー・バイデン ・ホワイトハウスと #アントニー・ブリンケン 国務長官率いるアメリカ国務省は、イスラエルによるガザでの #大量虐殺 の強力な支援者であり、#パレスチナ人の虐殺 を続けるために必要な武器と資金の両方を提供してきた。
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