中国人民元がユーロを抜いて第2位の使用通貨に
【中国人民元がユーロを抜いて第2位の使用通貨に】
- 中国人民元が貿易決済で急伸し、ユーロを抑えて2番目に使用されている通貨になった。
BRICSのメンバーである中国がユーロの打倒を進めており、人民元が米ドルの次に位置することになった。
習近平政権は自国通貨を世界的な舞台に押し上げることに積極的で、いくつかの発展途上国は貿易決済を人民元で行っている。-
by Vinod Dsouza
2024.09.01
ブルームバーグの最新データによると、中国元は2024年4月にユーロを上回ったが、6月に再びシェアを取り戻した。
決済メッセージング・システムSWIFTの最新データでは、中国人民元が2024年4月に6％近くに近づいたことが強調されている。
中国人民元による貿易決済は6月に13.37％増加し、米ドルに次ぐ第2位を維持した。
この動きは、BRICSが米ドルとユーロの灯を暗くし、中国元と他の現地通貨を優位にしようとしている時期にこのような展開となった。
< ユーロを圧倒する中国元 >
中国人民元の国際化は、米国が2022年2月にウクライナ侵攻を理由にロシアに制裁を科した後のことだ。
BRICSの中国はこの状況を利用し、脱ドル政策と中国人民元を世界中に押し広げた。
脱ドル化とは、ユーロやポンドなど欧米の主要通貨も対象とする、より広範な網の目のことである。
ジャネット・イエレン米財務長官でさえ、制裁措置がBRICSの脱ドル開始につながったと認めている。
中国は、いくつかの発展途上国に米ドルとのつながりを断ち切り、現地通貨で貿易を決済するよう説得している。
この共産主義国はまた、BRICS諸国との第一の支払い方法として中国人民元を推進している。
中国人民元がトップの座を狙う一方で、BRICS加盟国の中国による米ドルとユーロへの脅威が迫っている。
（了）
引用元
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