見出し画像

アメリカ、イスラエルによるガザでの6歳少女殺害を調査すると発表

【アメリカ、イスラエルによるガザでの6歳少女殺害を調査すると発表】

- 『ワシントン・ポスト』紙の調査は、ガザ市での6歳のヒンド・ラジャブちゃん殺害におけるイスラエルの役割について、詳細な証拠を示した。-

2024.04.17

(Photo credit: X)

#アメリカ 国務省はイスラエルに対し、ガザで1月下旬にイスラエル軍によって殺害された6歳のヒンド・ラジャブちゃんの死について、より詳細な情報を求める予定である。

国務省報道官マシュー・ミラーは4月17日の会見で、「我々はイスラエル政府に戻ってさらなる情報を求めるつもりだ」と述べ、6歳の女の子の死を「言葉では言い表せない悲劇であり、決して起きてはならないし、起きてはならないことだ。」と述べた。

このコメントは、少女がすでに死亡していた家族とともに車に閉じ込められた地域にイスラエル軍が駐留していたという調査結果を発表した『ワシントン・ポスト』紙の報道と同じ日に発表された。

この調査結果は、ラジャブちゃんが乗っていた車の射程圏内に部隊はいなかったとするイスラエル軍の予備調査と矛盾する。

少女は閉じ込められていた車から携帯電話を使って救助隊に連絡した。

しかし、パレスチナ赤新月社のメンバーは、彼女を救出に向かう途中で殺害された。

12日後、救急隊員がようやくガザ市地域に到着し、銃弾を浴びせられた車両の中で彼女が家族とともに死亡しているのを発見した。

『ワシントン・ポスト』紙の調査によると、イスラエル軍がこの地域に駐留しており、彼女が赤新月社に電話した音声から銃声が聞こえたという。


同紙は軍需専門家の話として、ラジャブちゃんと家族が乗っていた車から約50メートル離れたところで発見された救急車がイスラエル軍の戦車火災で完全に破壊されたと付け加えた。

『#ワシントン・ポスト』紙の調査は、衛星画像、記録、写真、ビデオ、そして派遣隊員、救助隊員、親族を含む十数人へのインタビューに基づいている。

「救急車は、医療車両の安全な通行をIDFと調整するイスラエル国防省の一部門であるCOGATが提供したルート上で発見された」とワシントン・ポスト紙は書いた。 車からラジャブを救出する途中だ。

3月中旬、COGATの調整連絡局責任者エラッド・ゴレン氏はワシントン・ポストに対し、同局が「ハインドさんを探しに行こうとした救急車も含め、すべてを調整した」と述べ、詳細については「承知していない」と付け加えた 。

しかし、イスラエル軍はいかなる調整も行われたことを否定し、報告書に詳述された調査結果についてはコメントしなかった。

#国際司法裁判所 (ICJ)の判決がイスラエルによるガザ地区での大量虐殺の可能性を示しているという判決にもかかわらず、アメリカ政府は、ガザ地区でイスラエルが組織的に民間人を標的にしていない、と結論づけた。

10月に戦争が始まって以来、アメリカは特定の戦争犯罪や民間人の殺害に関してイスラエルに回答を求めると繰り返し述べてきたが、いかなる種類の調査でも正式な手続きを開始したことはない。

2月下旬には、ガザ北部で飢えた援助を求めていた数十人がイスラエル軍に銃殺され、以来「#小麦粉虐殺」と呼ばれている。アメリカはこの事件を調査すると述べたが、殺害を非難することは拒否した。

#イスラエル 軍の調査では、軍隊は援助を求める人々に向けて発砲していないと主張したが、それ以来、援助を求める人々は繰り返しイスラエル軍の標的となっている。

(了)


引用元

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?