見出し画像

ガザのアル・シファ病院の医師が、イスラエル軍に占領された病院の状況を語る/The Cradle

【ガザのアル・シファ病院で起きている大惨事】

- ムハンマド・アブ・サルミヤ医師が、イスラエル軍に占領された病院の状況を語る。-

2023.11.16

ガザ市のダール・アル・シファ病院の死体安置所の前で、イスラエル軍の空爆で死亡した犠牲者の遺体を抱えながら涙を流すパレスチナ人男性。
(写真クレジット:Mohammed Talatene / picture-alliance / dpa / AP Images)


11月16日、ムハンマド・アブ・サルミヤ医師は、#イスラエル 軍に占領された #ガザ#アル・シファ病院 で大惨事が起きていると警告した。

『電子インティファーダ』紙のジャーナリスト、アリ・アブニマは、アルジャジーラ・アラビア語の取材に応じた同医師のコメントを要約し、病院の状況について語った。

アブ・サルミヤ医師は、アル・シファの敷地内には、負傷者650人、透析患者45人、未熟児36人を含む約7000人が包囲されていると説明した。

数時間前、透析患者1人が死亡し、透析装置の電源がないため、4人が死の危険にさらされている。

3人の未熟児がここ数日で死亡し、2人の負傷者が治療不足のためここ数時間で死亡した。

水も燃料も電気もない。イスラエルは病院への主要な水道管を壊した。赤ちゃんに特別な粉ミルクを作るための精製水もないため、普通の水を使っており、下痢や感染症、発熱で体調を崩す人もいる。

食べ物がない。子供たちは飢えて苦しんでいる。薬もなく、負傷者の傷口は膿み、中にはウジが湧くものもいる。

病院の管理者たちはイスラエル軍に代表団を送り、食料、燃料、医薬品、病人や負傷者の安全な避難を求めようとしたが、イスラエル軍は彼らとの対話を拒否した。

病院は四方から戦車とブルドーザーに包囲されている。ブルドーザーは病院周辺を破壊しているが、彼らが何をしているのかは誰にもわからない。スナイパーやドローンは、病院の建物の間を移動しようとする者を撃つ。病院の敷地内には数百人の兵士がおり、あちこちを捜索し、病院の敷地や設備に深刻な損害を与えている。

イスラエル軍が病院とその敷地に入ってから48時間、一発も発砲されていない。

アブ・サルミヤ医師は最後に、彼が #ジェノサイド#大量虐殺 )と呼んでいることについて、「われわれは世界に責任を負っています。」と述べた。

「私たちは緩慢な死を待っているのです。」

同時に、ガザ北部にある #アル・アフリ・バプテスト病院 も悲惨な状況にあると、ガッサン・アブ・シッタ医師は警告した。

彼はソーシャルメディアサイト『X』に、同病院の医師たちはもはや手術ができないと書き込んだ。

同病院は現在、事実上の救護所となっており、何百人もの負傷者が手術が受けられないまま病院におり、これから傷のために死んでいくだろう。

10月17日、イスラエルはアル・アフリ・バプテスト病院の中庭を誘導ミサイルで爆撃し、イスラエルの爆撃から逃れるためにそこに避難していた471人のパレスチナ人を殺害した。

イスラエル政府は病院への爆撃を否定し、失敗したパレスチナのロケット弾が混雑した病院に落下して爆発したと主張した。しかし、これは独立系アナリストやニューヨーク・タイムズによって虚偽であることが証明された。

(了)

引用元

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?