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西側の兵器供与が「核の黙示録」へ/PressTV

【西側のウクライナ向け兵器が世界を「核の黙示録」に近づけている:メドベージェフ】

2023.05.25

2023年5月23日、ラオスのビエンチャンで
記者会見するロシアのドミトリー・メドベージェフ
安保理副議長。(Photo by Sputnik)

#ロシア は、米国とその同盟国によるより破壊的で高度な兵器をウクライナに供給することは、「核の黙示録」の確率を高めると警告している。

ロシアの通信社によると、現在ロシア安全保障会議の副議長を務めるロシアのドミトリー・ #メドベージェフ 前大統領は、火曜日に「より多くの武器が供給されればされるほど、世界はより危険になる」と述べたという。

「そして、これらの兵器がより破壊的であればあるほど、一般に #核の黙示録 と呼ばれるシナリオの可能性が高くなる」と、ベトナム訪問中に警告した。

ロシアは2022年2月24日、米国主導のNATO軍事同盟の持続的な東方進出に対する国家安全保障措置の一環として、また、キエフによる敵対的攻撃からウクライナ東部のロシア語を話す住民を守るために、ウクライナで「特別軍事作戦」と称する活動を始めた。

それ以来、米国とほとんどの欧州連合加盟国は、ロケットシステム、ドローン、装甲車、戦車、通信システムなど、数百億ドル相当の武器をウクライナに供給してきた。

米国は、開戦以来、 #ウクライナ への #軍事援助 やその他の支援として、これまでに480億ドルを拠出している。ワシントンは、ウクライナ軍への最大の武器供給国である。

モスクワは、キエフに対する西側の軍事援助は戦争を長引かせるだけであり、西側はウクライナをめぐるロシアとの代理戦争に従事しており、より大きな紛争に発展しかねないと繰り返し警告している。

また、クレムリンは、米国が支援するNATOとロシアとの間の直接的な軍事衝突を引き起こしたくないと主張している。

メドベージェフ大統領が火曜日に警告を発したのは、アメリカのジョー・バイデン大統領が広島で開かれたG7の首脳会議で、ウクライナのパイロットをF16戦闘機で訓練する同盟国との共同作業を支持すると述べた4日後のことである。

今月初め、アイスランドのレイキャビクで開催された欧州首脳会議において、英国はオランダと協力して、ウクライナが主に欧米の同盟国からF16戦闘機を入手できるよう支援する、いわゆる国際「ジェット連合」を構築していると発表した。

フランスとベルギーも、ウクライナのパイロットがこの最新戦闘機で訓練を受けるのを支援すると申し出ている。

一方、イギリス、ドイツ、アメリカは今のところ、自国の戦闘機をキエフに供給することを拒否している。

水曜日、ドイツのボリス・ピストリウス国防相は、ウクライナのために先進的な戦闘機を確保するいわゆる西側の努力に加わるための訓練能力も適切な軍備も自国にはないことを認めた。

これとは別に火曜日には、クレムリンも、西側諸国がウクライナへの軍事援助をさらに約束しても、戦線の状況は変わらないとし、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ウクライナに最新のF16戦闘機を供給することは「明らかなリスク」を伴うと警告した。

その前日、ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務副大臣も、米国のジェット機をウクライナに譲渡することは「絶対に無意味で愚かなことだ」と強調した。

火曜日には別の展開として、EUのジョゼップ・ボレル外交政策部長が、F-16ジェット機を操縦するウクライナ人パイロットの訓練がポーランドで始まっていると述べた。

「ようやく、いくつかの国でF-16のパイロットの訓練が始まったことをうれしく思う。時間はかかるだろうが、早ければ早いほどいい」と、ブリュッセルで開かれたEUの国防相会合で述べた。

ウクライナの隣国であり、最大の支援国の一つであるポーランドは、数カ月前から、ウクライナのパイロットに戦闘機の訓練を行う用意があると述べてきた。

ソ連時代の古い戦闘機を主に使用しているウクライナは、先進的なジェット戦闘機へのアクセスを得るために、米国製の戦闘機を希望リストの最上位に置いている。

(了)

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