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スーダン、続く地獄の内戦/African Stream

2024.01.18

【スーダンの母親、9ヶ月の戦争で絶望】

内戦が激化する #スーダン で、何百万人もの #避難民 の一人であるバトゥールの声から絶望が伝わってくる。

しかし、この母親はスーダンを愛しており、自分の子どもたちが、自分たちの世代を見限った現実よりも良い未来を歩むことを願っているという。

現在バトゥールがいるワド・メダニは、スーダン軍と準軍事組織「迅速支援部隊(RSF)」との間で戦闘が勃発した4月、重要な人道支援拠点として浮上した。

首都ハルツームの紛争から逃れてきた数十万人の国内避難民を受け入れている。

戦争が始まって9カ月目に入り、スーダンの4800万人のうち半数が援助を必要としている。国連によると、730万人以上が家を離れている。

スーダンは最近、コンゴ民主共和国を抜き、世界最大の国内避難民の危機という不運な栄誉に輝いた。一方、飢餓は増加の一途をたどっている。

そして、13,000人以上が殺されている。

さらに、Armed Conflict Location & Event Data Projectによれば、11月25日から1月5日までの数週間で、ハルツームでの爆発や遠隔地での暴力が、その前の6週間と比べて56%増加したという。

少年たちは子ども兵士として徴兵され、少女たちは売春を強要されていると、現地のモニターは報告している。

これまでの戦闘終結交渉の試みは失敗に終わっている。

最近では、スーダン政府は東アフリカの地域ブロックである政府間開発機構との関係を停止した、

その理由は、1月18日にウガンダで開かれた会議に、RSFのモハメド・ハムダン・ダガロ司令官(通称「ヘメディティ」)を招待したからである。

両陣営が争う中、バトゥールのような罪のない一般市民が真ん中に挟まれ、最も高い代償を払うことになる。

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