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ひどく臆病だから、あたしはこの先一生ひとりのままで過ごすのかも知れない……。 ゆき子は内向的で、ずっとこんなふうに思いながら過ごしていた。 そんな彼女の気持ちが揺れているのは、この間行われた高校での学園祭の時からだった。ゆき子はため息をついてベッドに転がる。枕をぎゅっと抱きしめて目を瞑った。とあることを迷っていた。 迷いは学園祭のその日、無事終えた打ち上げのダンスパーティーが行われたことがきっかけだった。学園祭とは別なので参加は自由だったが、活発なゆき子の友人に誘